脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

熱病

2012-12-19 02:05:11 | 日記
豊田から横浜へ、コリンチャンスの世界一の道程に、乗っかってしまったおかげで、ここ数日、頭の中はブラジルサッカーで染まってしまっています。

ブラジルではアウェーに乗り込むコリンチャンスサポーターのことを「インヴァゾン・コリンチアーノ(コリンチアーノの侵略)」と呼ぶそうです。

まさに私の心も、地球の裏側にまで来た彼らに侵略されてしまった模様です。そういう、日本人たくさんいるんだろうなぁ。

野太い声、心地良いサンバのリズム、そして何より私の心をつかんだのは、女性サポーターの涙。世界一になった途端、今まで隣の席で静かだった人が、泣きながら絶叫する様に、わたしは、びっくりして、もらい泣きしてしまったのです。ちなみに写真の方は別人…。

サッカーを見て泣けるなんて、羨ましい。

だから、新聞、ネット、ツイッター…。コリンチャンス関連の記事を読み漁りました。でも、食い足りない。サッカーじゃなくて、戦術じゃなくて、今回の主役はコリンチアーノこと、あの病的なサポーター達でしょ。

そこで行き着いたのは、沢田啓明さんというサンパウロ在住の日本人ジャーナリストの方のブログ、そして「情熱のブラジルサッカー」という書籍でした。メキシコワールドカップのセレソンに魅せられブラジルに渡ってしまったという、こちらも病的な方でございます。

今回のコリンチアーノについても、ブログで冷静な分析を披露。

 今度日本へ行ったコリンチアーノ(コリンチャンス・サポ)にしても、確かに車を売ったリ借金をして旅費を捻出した人もいるが、社会の底辺にいる人たちではない。そういう人たちも含めたこちらでの応援は、もっとワイルドで、もっと危なかったりする。 

確かにチェルシーのユニを着た日本人を軽く蹴っ飛ばしたり、タバコを平気でスタジアムで吸ったりする方もいたけど…そりゃご愛嬌。トイレにも、ちゃ~んと並んでた。ふむふむ。やっぱ中流階級の人達だったんだぁ。

書籍の方にも、本物のコリンチアーノの実態がしっかり。

罵しられたサポーターが怒って、発砲したこと。ライバルのパルメイラスのチームカラーが緑だから、野菜は口にしないこと。

こりゃ本物が来てたら、とんでもないことになってたね…。

だから英雄達の帰還の一報が待ち遠しい。本物のサポーターがブラジルで爆発する様が見たい。

沢田さんのブログの締めは

 コリンチャンスの選手たちは、ブラジル時間の18日早朝、凱旋帰国する。
 日本へ向かったときは約2万人が空港へ「見送り」に駆けつけ、空港の機能に一時支障をきたす騒ぎを起こした。今度は、その比ではないだろう。
 空港側はコリンチアーノを一切構内に入れないつもりらしいが、祝勝パレードその他で死者が出るかもしれない。

死者………って。あなた。

まだまだ、コリンチアーノを追っかける私の好奇心はとどまりそうにはありません。