自分達のサッカーが出来ません。
スペインらしいサッカーが出来ません。
何回言うんだ、フジのアナウンサー。酷い実況と、藤田俊哉の酷い解説、そして酷いスペインが相成って今日は最悪の朝でした。
自分達のサッカー。長谷部も本田も岡崎も、宗教みたいに言います。日本代表でも、今、流行りのフレーズです。
でも、これ、気持ち悪くないですか?
私は、凄い気持ち悪い。
簡単です。
サッカーには相手がいるから。
サッカーは勝敗を競うスポーツだから。
自分達のサッカーを貫いたって、負けてしまえば意味がないでしょ。
W杯の舞台まで行って、こんな言葉をいってるようじゃ、レベルが低いと言わざるを得ません。
必要なのは、自分達のサッカーではなくて、自分達の組織であり、積み上げた経験に自信を持つべきことなのだと思います。
スペインは、それを捨ててしまったから負けたのです。
シャビを外し、ピケを外し、セスクも使わずに大会を去る。
はっきり言いましょう。
スペインはバルサスタイルだったから優勝できていたのです。
でも、デルボスケはそれを信じられなくなってしまった。
クラブレベルでの失敗を必要以上に、悪く受け止め、ジエゴコスタに全てをかけた。
私は代表レベルなら、まだまだスペインは、通用したと今も信じています。
さらに言えば、予選で、そんなオープンなサッカーを目指していましたか、と言いたい。
何十年と積み上げて来た経験を捨てたギャンブル。
それは愚行と切り捨てていいでしょう。
さて、日本代表。
こちらも嫌な感じがします。
ボランチは遠藤と長谷部。
センターバックは今野と吉田。
それでいいんです。
蛍や森重が悪い選手とは言いません。
でもヒリヒリした予選で培った4年間の経験や組織のバランスを、直前の親善試合のどうでもいい結果で壊さないで欲しい。
ギリシャに勝てるのか。
先発が全てを握っています。
原点回帰。
これがキーワードです。
ザックよ目覚めろ!