脱力日記

スポーツ、本、映画ときどき仕事。自分の身の回りにある、ふとしたことを書き留めたいと思います。気軽にコメント下さい。

人間

2014-06-04 01:18:56 | 日記
会社の大先輩が亡くなりました。

その人がいなければ、今の自分はないし、きっと名古屋で生活していることもないでしょう。

数少ない恩師と呼べる人です。

とにかく酒が大好きでした。

私の結婚式でも、昼間だというのに、グデングデンで楽しい挨拶をしてくれました。面白かったなぁ。

空港で、たまたま那覇行きの便に一緒になった時、朝イチだというのに、出来上がっていたことを、昨日のことのように思い出します。

私は、社会人になって大きな挫折をしています。新しい職場に馴染めず、いっそ会社を辞めてしまおう。そんな風に思った時がありました。

でも、父のような、その人が居てくれたおかげで、元のいた職場に戻ることができました。

お前は、他には行かせない。

そう言って、暖かく見守ってくれたからこそ、ゆっくりながら人間として成長することができました。

ただただプライドの高い若者だった私を、しっかりとした社会人に変えてくれた。

最近、色々なことで、こう思う。

自分の理想や考えを、友人や、後輩や、子供に、押し付けてはいないだろうか?

きちんと、彼らの欲求も受け入れるだけの、大きな心、度量を持てているだろうか?

包容力、人間味、そして愛嬌。

教えてもらったことは、本当に身に余る程、大きい。

会社や組織に、そして欲望や理想に、翻弄されることは生きていれば、多々あります。

でも、一番忘れてはいけないことは、人間力。そこを失ってはいけない。

まず、人間であること。
それを授けていただいた。

今日は、一日中、ある歌が頭の中に流れ続けています。森山直太朗。

天国に向かって、ビールを注ぎ足しながら、感謝を思う。

なんて悲しい酒なんだ。

ありがとうございました。



やがて涙は渇くとて
風に吹かれちゃいられない
僕は君が思うような人間じゃない
そうさそんな人間じゃない

どうにかなるさと戯けても
どうにもならないことがある
これじゃまるでピエロか占い師
子等の放った御影石

たかが言葉と嘯けど
されど言葉の摩訶不思議
かつて猿が手にした玉手箱
箱の中には何がある

嘘と真の化かし合い
それを眺める天邪鬼
何処も彼処も言うなれば極楽と
数の足りない七並べ

朝焼けは闇の向こう 真実は悲しいほど勝手なもんさ

生きとし生ける全ての物へ 注ぐ光と影
花は枯れ大地は罅割れる そこに雨は降るのだろう

明日へと さあ進め 運命とは儚きあの旋律のようさ

生きとし生ける全ての物へ 注ぐ光と影
花は枯れ大地は罅割れる そこに雨は降るのだろう

僕は君が思うような人間じゃない
そうさそんな人間じゃない

もはや僕は人間じゃない