『お時間のないお客さまはご遠慮ください』
これ、アウラのランチメニューに書いている文句です。
「馬鹿じゃないの?ビジネス街のランチでそんなの書いて…」
…と、思う人は多いですよね。
そうなんです。
僕はお馬鹿さんなんです。
ビートルズの『フール オン ザ ヒル "Fool on the hill"』
…という曲が好きです。
来る日も来る日もお馬鹿さんが丘の上にひとり…
お馬鹿さんは、オーダーを頂いてからランチを作り始めます。
世間のお昼時は慌しく忙しいのに…
それにあわせることなく…。
雨の日もあれば、風が強い日もあります。
外を歩きたくなくなるほど暑い日もあれば、寒い日もあります。
実は、この立地のランチの客数は不安定。
安定させるには、多くの経費と力が必要です。
すぐにお客さまにお出しできるよう
魚やお肉を作っておけば良いのに…作りません。
「15分を過ぎたら味が劣化するから焼かない…」
…とお馬鹿さんは言います。
ランチなんだからいいじゃない?
早くお出しすることが肝心なんじゃないの?
お利口さんたちは、口々にこう言いますが…
「ランチタイムにゆっくりしたい人だっているんじゃない?ここは西新宿で昼間はもの凄い人口がいるでしょ? ランチタイムにゆっくりしたい人がいても不思議ではないと思う」
お馬鹿さんはこう言います。
ランチなんだから…
宴会なんだから…
このフレーズは誰もが言って、誰もが聞いているセリフ。
ランチなんだから…
宴会なんだから…
安い料理なんだから…
「だから…って、なに???」
…お馬鹿さんは、そう感じています。
だから…って、なんなのよ???
「外食産業の常識だよ!」
…とも受け取れそうな「~だから…」
僕は、この言葉が好きではありません。
アウラのランチは、プレゼンテーションだと考えています。
それはメニューにもどこにも書いておりません。
僕が勝手にそう思い、割り切って、そうしていることなので…。
食材の値上がりが続く中…
税込1000円で出来ることは限られています。
サラダ、ライス(セルフでお替り自由)又はパン、コーヒーをお付けして…。
有機&無農薬野菜を極力使い…
お魚やお肉も冷凍のものは、極力つかわずに…。
実は、ランチや宴会の為だけの食材の仕入れは一切していません。
ディナーになんらかのかたちでお出ししているものを使ってすべてを賄っています。
ボリュームもそれなりにつけているつもりです。
以前のアウラのランチは、和定食でした。
これをイタリアンにリニューアルした時に僕は皆に言いました。
『ランチのお客さまはディナーにはつながらない』
…という定説は、本当にそうなのか?
「つながらない理由は、つながるようなやり方をしていないから…。…だと俺は思う」
ランチはランチ。
ディナーはディナー。
宴会は宴会。
店側が作った仕切りの中でしかお客さまは楽しむことができない。
その窮屈な仕切りを取り外してしまえば良い。
同じ店なのだから、時間帯やシチュエーションにとらわれすぎず、同じ方針で営業すればよいのではないか…。
そうすれば筋の通った一本の芯ができあがる。
それが本当の意味でのコンセプトだと思う。
コストの調整は、原価でするのではなく、他の経費で調整していくこと。
その時、必ずそれぞれで利益はでてくると思う。
世の中というものは、本当に不思議なもので…
こんなお馬鹿さんのやっていることに共感をおぼえてくれる数少ない本当のご常連さまができました。
オフィス街の超繁忙時間のランチタイム
『お時間のないお客さまはご遠慮ください…』
世の中の常識というものに疑問をもっていたお馬鹿さんのお馬鹿なお店のお馬鹿なランチタイム。
経営という決定権をもったお馬鹿さん。
またもや何かを考えている様子…。
なにが本当に正しいのか…わからなくなる時代。
今度はなにをしでかすのか…?
ちょっと楽しみにしている人もいるかもしれませんね。
Fool On The Hill
(The Beatles)
Day after day, alone on the hill,
The man with the foolish grin is keeping perfectly still.
But nobody wants to know him,
They can see that he's just a fool.
And he never gives an answer .....
But the fool on the hill,
Sees the sun going down.
And the eyes in his head,
See the world spinning around.
Well on his way, his head in a cloud,
The man of a thousand voices, talking perfectly loud.
But nobody ever hears him,
Or the sound he appears to make.
And he never seems to notice .....
But the fool on the hill,
Sees the sun going down.
And the eyes in his head,
See the world spinning around.
And nobody seems to like him,
They can tell what he wants to do.
And he never shows his feelings,
But the fool on the hill,
Sees the sun going down.
And the eyes in his head,
See the world spinning around.
これ、アウラのランチメニューに書いている文句です。
「馬鹿じゃないの?ビジネス街のランチでそんなの書いて…」
…と、思う人は多いですよね。
そうなんです。
僕はお馬鹿さんなんです。
ビートルズの『フール オン ザ ヒル "Fool on the hill"』
…という曲が好きです。
来る日も来る日もお馬鹿さんが丘の上にひとり…
お馬鹿さんは、オーダーを頂いてからランチを作り始めます。
世間のお昼時は慌しく忙しいのに…
それにあわせることなく…。
雨の日もあれば、風が強い日もあります。
外を歩きたくなくなるほど暑い日もあれば、寒い日もあります。
実は、この立地のランチの客数は不安定。
安定させるには、多くの経費と力が必要です。
すぐにお客さまにお出しできるよう
魚やお肉を作っておけば良いのに…作りません。
「15分を過ぎたら味が劣化するから焼かない…」
…とお馬鹿さんは言います。
ランチなんだからいいじゃない?
早くお出しすることが肝心なんじゃないの?
お利口さんたちは、口々にこう言いますが…
「ランチタイムにゆっくりしたい人だっているんじゃない?ここは西新宿で昼間はもの凄い人口がいるでしょ? ランチタイムにゆっくりしたい人がいても不思議ではないと思う」
お馬鹿さんはこう言います。
ランチなんだから…
宴会なんだから…
このフレーズは誰もが言って、誰もが聞いているセリフ。
ランチなんだから…
宴会なんだから…
安い料理なんだから…
「だから…って、なに???」
…お馬鹿さんは、そう感じています。
だから…って、なんなのよ???
「外食産業の常識だよ!」
…とも受け取れそうな「~だから…」
僕は、この言葉が好きではありません。
アウラのランチは、プレゼンテーションだと考えています。
それはメニューにもどこにも書いておりません。
僕が勝手にそう思い、割り切って、そうしていることなので…。
食材の値上がりが続く中…
税込1000円で出来ることは限られています。
サラダ、ライス(セルフでお替り自由)又はパン、コーヒーをお付けして…。
有機&無農薬野菜を極力使い…
お魚やお肉も冷凍のものは、極力つかわずに…。
実は、ランチや宴会の為だけの食材の仕入れは一切していません。
ディナーになんらかのかたちでお出ししているものを使ってすべてを賄っています。
ボリュームもそれなりにつけているつもりです。
以前のアウラのランチは、和定食でした。
これをイタリアンにリニューアルした時に僕は皆に言いました。
『ランチのお客さまはディナーにはつながらない』
…という定説は、本当にそうなのか?
「つながらない理由は、つながるようなやり方をしていないから…。…だと俺は思う」
ランチはランチ。
ディナーはディナー。
宴会は宴会。
店側が作った仕切りの中でしかお客さまは楽しむことができない。
その窮屈な仕切りを取り外してしまえば良い。
同じ店なのだから、時間帯やシチュエーションにとらわれすぎず、同じ方針で営業すればよいのではないか…。
そうすれば筋の通った一本の芯ができあがる。
それが本当の意味でのコンセプトだと思う。
コストの調整は、原価でするのではなく、他の経費で調整していくこと。
その時、必ずそれぞれで利益はでてくると思う。
世の中というものは、本当に不思議なもので…
こんなお馬鹿さんのやっていることに共感をおぼえてくれる数少ない本当のご常連さまができました。
オフィス街の超繁忙時間のランチタイム
『お時間のないお客さまはご遠慮ください…』
世の中の常識というものに疑問をもっていたお馬鹿さんのお馬鹿なお店のお馬鹿なランチタイム。
経営という決定権をもったお馬鹿さん。
またもや何かを考えている様子…。
なにが本当に正しいのか…わからなくなる時代。
今度はなにをしでかすのか…?
ちょっと楽しみにしている人もいるかもしれませんね。
Fool On The Hill
(The Beatles)
Day after day, alone on the hill,
The man with the foolish grin is keeping perfectly still.
But nobody wants to know him,
They can see that he's just a fool.
And he never gives an answer .....
But the fool on the hill,
Sees the sun going down.
And the eyes in his head,
See the world spinning around.
Well on his way, his head in a cloud,
The man of a thousand voices, talking perfectly loud.
But nobody ever hears him,
Or the sound he appears to make.
And he never seems to notice .....
But the fool on the hill,
Sees the sun going down.
And the eyes in his head,
See the world spinning around.
And nobody seems to like him,
They can tell what he wants to do.
And he never shows his feelings,
But the fool on the hill,
Sees the sun going down.
And the eyes in his head,
See the world spinning around.