箴言集 「仕事への言葉」大川隆法著 より
「仕事への言葉」⑪ 新しい部署に移ると、後輩や、格下の者に、教えを乞わなくてはならなくなる。
ある部署で一人前になっても、他の部署に移れば新米なのである。つまり部署ごとに専門の業界語や知らない機械商品ばかりになる、前回いた部署の言葉や知識ではさっぱり通用しないのだ。だから、その部署の人に教えを乞わなければならないが、古参は「新米に教えるのは若いものに任す」で相手にしてもらえないので、年下や後輩に尋ねるしかないのである。
ここで、自分のプライドが邪魔をして知ったかぶりをすると、出世街道からはずれてしまうのである。その会社の上層部になるには全部の部署を知り尽くしていなければならないからである。部下から相談されて、指示できない者は降格の対象になるので、新米の間は年下でも後輩でもプライドを捨てて、教えを乞う姿が、出世する素質を形成するものである。