Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

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「日韓合併」への詫び?必要無し!

2010-08-10 13:15:45 | 教養・文化・歴史
 径年による制度疲労を来し自滅した自民党政権。不本意にも(吾輩にとって)民主党に移ったのは昨年の今頃だったか。民主党政権でもダメなことは最初からわかっていた。今年になって鳩山から菅に首が替わった。引いて参院選があった。民主党が負けたけれども菅直人は首相は辞めずに続投した。
 これ以上の冗談はもう何処にも無い。国家存亡に関るくらいに我国国家財政は悪化の一路を辿るも現政権は危機感一切なく、これを取り囲む野党に追及の元気なく責任感なく、風雲急を遂げる日本国百年の大改革を検討すべく八月国会は、これまたぼんやりと終わった。この一年間、我国政治を例えれば『三流大学の生徒会』的?はたまた大人の学芸会的な今日の我国政治の体たらくさ加減に辟易しつつ、我慢に我慢を重ねて今日まで来た。
 が、この一両日、遂に我が堪忍袋の緒が切れた。
 な、なんと!『日韓合併百年』を機に韓国に対し「痛切な反省と心からのお詫び」を表明する、
 We would say that ”We are very very sorry”,,,?
(Veryが2つ続くのは文法的な誤りだけれども会話では成り立つ)つまり、強烈に 謝る!というのだから吾輩は仰天した。今、怒り心頭に達し、暫く更新していないブログ記事にしたためた。
 何もしない何も出来ない、リーダーシップの取れない我国の首相が菅直人。その存在だけでも恥ずかしいが、ま、大失政をおこなう前に、他の政治家と取っ替えればそれでよい。だから、国会答弁での失言も許そうと思ったが、どっこい八月国会は菅直人に於いてして失言が無い。むしろ失言する位に熱く本気になってほしかった。が、去勢馬の如く?シナ大陸国家歴代王朝の宦官の如くにおとなしいから気味悪く思った。失言も嘘も嘘の上塗りも許そうと思ったが、最大の神経を張り巡らし失言の放言を意識しすぎ、国家元首として本来言わねばならぬ答弁すら言わないものだから、一体全体何のための国会開催だか訳の解らぬまま終わってしまった。政治家が、否、政府が、今、やらねばならぬ事をやらずに放置したまま「民主党内部の政局」に奔走する四流政治家のテレビ画面より遠のいていく醜き後ろ姿を観ながらも吾輩は、ひと言の苦言を呈することなく敢えて菅直人を始めとする民主党政治家共を見逃してきた。
 しかししかし、今日ばかりは見逃すわけにはいかない。
 歴史に残る愚宰村山首相に続き、事もあろうに今度は菅直人が「韓国に詫びを入れる……」と言うから吾輩は怒った。
 今年で日韓併合して百年が経つだけの『歴史の一頁』なのに、何故、韓国に詫びを入れるのか!
日韓併合時代の韓国に、一体どのような迷惑をかけたのか?明治大正を通し、日本国が国家を挙げて面倒みた歴史あれども迷惑をかけた歴史は後付け的挿話だと、吾輩は認識する。
 日韓合併のその時代の時の流れに於いて、地球規模的なレベルの世界国家間の政的駆引きに於いて、たまたま日本国が朝鮮半島を併合しただけのことであり、いわゆる植民地として占領したわけではなく当時のヨーロッパ諸国及び米国並びにロシアの了承に基づき朝鮮半島日本併合が成されたこと、その歴史的事実について我々現代の日本人は知らねばならない。我国日本の近代史(現代史)を正確に伝える資料あれども一般的日本人にとって触れる機会は多くない。もちろん我々時代の学校では教わってもいない。菅直人も同じく、普通に我国近代史を知っていなくて首相になったに違いなく、若し、まともに近代史を勉強した正常な日本人ならば、事ここに至って韓国に対し、日韓併合のことでは決して頭を下げる事はしないであろう。
 将来の外交を見据え、それでもって日韓の外交関係をより良いものにする?という、訳の解らぬ理由をおっ立て、且つ閣議決定した上で日韓首脳会談をやるとの事。閣議決定!? おいおい、だれかモノの解った現役大臣はいないのか?誰かこの詫び申し入れ決定会議に「モノ申す!?」まともな神経をもった閣僚はいないか!?皆イエスマンか?それとも歴史認識の足りない知恵遅れ的ヤカラの集団が今の民主党政権閣僚か?
 ともあれ、日本人は安直に詫びを入れ過ぎる。とりあえず詫びるのが文化人的態度であるからすなわち美徳であり、引いては儀礼である。と、吾輩は判断するけれども、これがイザ、外国(人)との遣り取りになったら「この物差し」を持ちかえなければならない。吾輩の過去の体験によると、めったなことで欧米人は「アイ・アム・ソーリー」と言ってはならない。まして国際的国家間の問題に於いてして、詫びを入れる行為がどれほど重いものか? 太平洋戦争終戦五十年の節目に行ったお詫び談義を例に挙げれば解りやすい。つまり、先の村山談話の重いツケが「我国の戦後史」の汚点は今尚残り、近隣莫迦諸国の政治的駆引きに事ある度に使われている。国と国との間で、一旦詫びを入れ頭を下げると、とんでもないことになることを、よもや忘れたわけではあるまいに。

 喝!菅チョクジン君!

 国家の舵取りすらできない君が、米国との安全保障問題ですらまともな扱いが出来ない君たちに、今何故に朝鮮半島的近隣諸国の外交問題まで足を引っ張るのか。このお詫び外交がカッコいいとでも思っているのか?お詫び外交が、我国日本国民の支持を得る手段と考えているのか?ならば、むやみに隣国に詫びを入れることを良かれと思っている日本国民が存在すること、すなわち一億二千万人総じて平和惚風痴呆症的マジョリティーの存在そのものが馬鹿げている。
 嗚呼、吾輩は怒りを通り越して嘆かわしい……

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以下、本日(平成22年8月10日Yahooより以下転載する)

日韓併合に「反省とおわび」=王朝文書引き渡し―首相談話を閣議決定へ
8月10日4時26分配信 時事通信


 政府は10日午前の閣議で、日韓併合100年に当たっての首相談話を決定する。談話は、アジア諸国への植民地支配と侵略を謝罪した1995年の「村山首相談話」を踏襲し、「痛切な反省と心からのおわび」を表明。未来志向の日韓関係構築に取り組む姿勢を強調し、朝鮮王朝の主要行事を絵や文章で記録した古文書で、日韓併合後に日本に渡ったとされる「朝鮮王室儀軌(ぎき)」を引き渡す方針も明らかにする。
 菅直人首相は日韓併合100年の節目に、首相談話という形で謝罪の意思を改めて明確にすることで、菅内閣のアジア重視の姿勢を示し、日韓関係の進展につなげたい考え。ただ、与野党内には、65年の日韓請求権協定で決着した請求権問題が「再燃しかねない」との慎重論があり、今回の談話には批判も出そうだ。
 談話の発表時期をめぐっては、韓国が植民地支配からの解放を祝う「光復節」の15日や、併合条約が発効した29日に合わせた場合、政治的色彩が強まって反対派を刺激しかねないと懸念、避けたとみられる。