ベリーズ生活探検 Days in Belize

中米ベリーズで2012年10月~2016年10月暮らした。ベリーズは、自然が豊かでおもしろく、ちょっと不気味な国でした。

2013年1月8日(火)騒動

2013-01-08 | 日々の記録 Diary

10時半ごろ、仕事中の夫から、電話が入った。

「今朝、4人が殺される殺人事件があって、その報復があるかもしれないので、学校も昼で終わることになったし、店も閉めるところがでてきた。今日は外出しないように・・・」

前にも書いたが、私たちは、20年以上、アフリカ、中南米、で暮らしているので、大抵のことは、経験済みです。暴動も・・・外出禁止も・・・だから、そうあわてません。

テレビをつけてみたら、その話ばかりだった。先日の新年会で、こちらに長く暮らす日本人の方に、テレビ、ラジオは、どのチャンネル、どの局を聞けば良いか、教えていただいたばかり・・・よかった!

今朝、8時ごろに ダウンタウン(下町)で 4人の惨殺死体が見つかった。その場の様子を放送していた。死体を警察が、運び出しているところだった。現場は、2階で、外の階段を担架に載せた死体をトラックの荷台に積んで運び出すところだった。死体は、布のようなもので包まれて見えなかったが、足は見えていて、その足は、トラックの荷台からはみ出していた。

その建物の屋根の上には、銃を構えた人がいて(軍関係者と思う)いつでも撃てる態勢で銃を構えていた。

テレビの画面では、アナウンサーかコメンテイターが、落ち着いて、うわさに惑わされないで冷静に行動するように呼びかけていた。

つぎつぎに学校の休校が発表され、親に迎えに来るようという連絡。銀行や事業所や店は、昼で占めるという。

たかが、4人の殺人で、ちょっと反応が大きくて、私も驚く。

3時には、首相の記者会見があると発表される。

 

私は、こちらに来てまだ、日が浅いので、状況がよくわかっていないのだが、ベリーズ・シティのダウンタウン(下町)、特に川より南側は、治安が悪い。その理由が、麻薬がらみのマフィアのグループがいくつかあるのだそうだ。

日本でも暴力団の抗争とかあって、その地域の学校が、休校になることがあるが、あんな感じかなと思う。

しかも、フェイスブックとかで色々なうわさが流れ、パニックに近い状態になったようだ。

私は、何も知らなかったから・・・平静だったけど・・・。

3時からの首相の記者会見は、見なくては・・・と思っていた。3時の予定が、3時半近くになってから始まった。私は、首相の顔さえ知らなかったのだが、スキンヘッドの50歳代ぐらいの・・・たぶん黒人の血の入った真面目そうな感じの人で、好感が持てた。

警察や国防省や、軍の上の人が、それぞれ話した。皆冷静で、ちゃんとコントロールできているので心配しないように・・・という説明だった。

首相もうわさに惑わされないで、冷静な対応を重ね重ね呼びかけていた。首相自身が、ちょこまか動いて、進行役のようなこともやっていて、ちょっと可笑しかった。

私が、受けた印象では、たぶん心配はない。一部の人が、情報が、混乱して、パニックにおちったのではないかと思う。ベリーズの人は、ひょっとするとパニックに陥りやすいのか、昨今のフェイスブックや携帯電話やインターネットの発達でパニックに陥りやすい社会になっているのかもしれない。

それにしても、こういう会見のときの英語は、わかりにくい。前にいたセントルシアでも同じことを思った。カリブの人の英語は、英国の影響を受けているのか、単語がやたらと難しい。特に政治とか、犯罪、法律の話になると、皆目わからない。

 

以前、他の国で、緊急事態で、学校へ子どもを迎えに来いと言われて、タクシーは捕まえられないは、道路は封鎖されるはで、本当に困ったことを思い出した。今は、迎えに行かなければ行けない子どももいないから、私は、ただ家にいれば良いだけだ。

 早く収束することを願って・・・。

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