自民党の加藤紘一元幹事長は7日のテレビ東京の番組で、西松建設の違法献金事件について、「それぞれの政党がどう対応するかによって、一挙に(政治)状況がオセロゲームのように展開していく可能性がある」と述べた。二階経済産業相ら自民党側に東京地検の捜査が波及した場合、政権や自民党に大きな打撃になるとの認識を示した。
加藤氏は「(自民党の)執行部に『反転攻勢だ』と笑っている人も多いが、はしゃいではいけない」とクギを刺し、公設秘書が逮捕された民主党の小沢代表が辞任して同党が新体制になれば、「自民党は前よりきつくなってくる」とも語った。
「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、逮捕された西松建設の前社長、国沢幹雄容疑者(70)が東京地検特捜部の調べに、二階俊博経済産業相側のパーティー券の購入先は、小沢氏側の西松からの献金に対する認識と同様、「二階氏側も実際は西松だと当然知っていた」と供述していることが6日、捜査関係者の話で分かった。特捜部は二階氏側にも違法性の認識があったとみて、小沢、二階両氏側のルートについて、規正法違反容疑で捜査を進めるもようだ。
(以上、gooニュースより引用)
■西松献金はもともと西松建設の裏金作りで逮捕された前社長の供述をもとに東京地検特捜部が捜査して始まったことだ。これで政府与党の現役閣僚まで捜査の手が伸びることになったから大事件に発展する可能性が出てきた。カトちゃんの「オセロゲームのように展開していく」とは言い得て妙だ。うまいこと言うなぁ。小出しにリークされる検察の情報に様々な憶測を呼んで疑心暗鬼、右往左往するってことか。まあ、いずれにしろ二階さんはいつでもひょっとこ顔。
小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、準大手ゼネコン「西松建設」(東京都)がダミーの政治団体を使うなどした一連の献金を始めたのは、逮捕された同会の会計責任者・大久保隆規容疑者(47)の前任者にあたる元秘書から、献金の要求を受けたことがきっかけだったことが、西松建設関係者の話で分かった。
(以上、Yahoo!ニュースより引用)
小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、同会の会計責任者で小沢代表の公設第1秘書・大久保隆規容疑者(47)は、西松建設元取締役総務部長の岡崎彰文容疑者(67)と直接会い、献金額などを記したメモをやりとりしながら、小沢代表側の三つの政治団体への献金の割り振りを決めていたことがわかった。
東京地検特捜部もこうした事実を把握しており、西松建設がダミーに使っていた政治団体からの献金について、大久保容疑者が当初から、同社の企業献金だと認識していたとみている。
(以上、gooニュースより引用)
■タイーホされた小沢さんの秘書を検察が立件するポイントは秘書に西松建設のダミー政治団体であるとの認識があったかどうか。当然秘書は否認しているワケで、ならば前秘書の高橋さんの証言、証拠からということだな。高橋さんは小沢さんに突然反旗翻して秘書を辞め、ナント自民党の刺客として小沢さんの選挙区で立候補予定だ。小沢さんとナニがあったのかは分からないけど、検察に立件できる確たる証拠を提供したのだろう。現秘書が犯意を否認しようが前任の仕事を引き継いでいるワケだから、高橋さんの証言、証拠が小沢ルートのネックとなった。
「東京地検特捜部は21日、政界や電力業界などに幅広い人脈を持ち、フィクサーともいわれる都内の元会社役員が経営に関与していた会社数社を外国為替及び外国貿易法(外為法)違反の疑いで捜索した」
西松建設元役員による業務上横領に絡む裏金疑惑で朝日新聞朝刊がこう伝えたのは11月22日のことだった。匿名ながら「フィクサー」と形容された人物の名は白川司郎。一般にはほとんど知られてはいないが永田町では知らぬ者がいないといわれる人物である。
(以上、日経ビジネスオンラインより引用)
■西松献金の端緒となった裏金事件で東京地検特捜部が最初にタイーホしようと思っていたのが故三塚議員の秘書だった白川さん。調べてみると政界フィクサーというよりはドス黒い利権屋で、二階堂ドットコムがこの人のことをブログに書いたら名誉棄損で訴えらた。記事は削除され、怒濤の更新も止まった。コワイコワイ。あと、サンプロでロッキード事件に例え田中真紀子が出演していた。小沢さんも田中角栄と同じ運命を辿りそうだ。
二階堂ドットコム
P.S.