斑猫。
まだらねこ ... ,ではなく,はんみょう,と読む。
タマムシとともに,日本で最も美しい昆虫,と言われているらしい。
地味なハンミョウとは宮城県内でよく出会っていたが,このようなハンミョウ(※)との出会いは,今まで,あまりなかった。
※ 「ハンミョウ」という名だが,他のハンミョウと区別するため,ナミハンミョウということもある。
しかし,昨年は,神社の境内で,たくさんいた個体と出会い,今年も,河原でたくさんの個体と出会うことができた。
たまたまかもしれないが,前回も,今回も,出会ったのは,宮城県ではなく,山形県。
北海道にはいないようだが,宮城県も少ないのだろうか?
顔を見ると,まず,がっしりした大アゴが,目に入る。
クロスしているのが,獰猛な感じで,かっこいい。
この大アゴで,アリなどの小さな虫を捕らえて押さえ込み,大アゴの下にある口で,むしゃむしゃ食べる。
和名に「猫」が付いているのも,英名が tiger beetle なのも,捕食者のイメージからなのだろう。
大アゴのほとんどの部分が白いのがオスという。
オスには,上翅肩部に白い斑があり,また,前脚跗節(一番前の脚の先っぽの節)に毛が密生している,という。
撮影した中にメスがいないかと探してみたが,見つけられず。
それっぽいのはこれだが,肝心の大アゴが写っていなかった。
それっぽいのはこれだが,肝心の大アゴが写っていなかった。
オス・メスの見分け方がわかったので,今度出会ったときは,メスを探して,もっとじっくりと観察&撮影したい。
ナミハンミョウのほか,ニワハンミョウも別の所にいた。
夏,蔵王に行くと,いつも地味なハンミョウとたくさん出会うが,あそこにいるのもこのハンミョウなのだろうか。・・・ではなく,もしかすると,ミヤマハンミョウ?
今度行ったとき,確かめたい。
今度行ったとき,確かめたい。
こちらも大アゴががっしりしていて,獰猛な顔をしていた。
この記事を書くために,ハンミョウのことを調べていて,わかったことがある。
カワラハンミョウって,普通にいるものだと思っていたが,局地的にしか棲息しておらず,絶滅を心配されている昆虫だった。
そんなこと知らず,普通の昆虫だと思って撮影していた。
これは,2022年7月に宮城県内で撮影したもの。
これは,2022年7月に宮城県内で撮影したもの。
調べていると,ハンミョウは,幼虫時代を含めた捕食行動のことや幼虫釣りのこと,道案内のことなど,面白そうなことが色々あるようだ。
鳥見をしていると,つい,足下をおろそかにしてしまうが,そこにも楽しそうなことがたくさんありそう。
鳥見をしていると,つい,足下をおろそかにしてしまうが,そこにも楽しそうなことがたくさんありそう。
(2024/04/28 ハンミョウ/ニワハンミョウ/カワラハンミョウ)
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