オーケストラ・キラーの異名を持つ、マエストロ・カン(通称カン・マエ)は、
噂どおりの偏屈で無愛想で超わがままな芸術家だった。
同伴した愛犬トーベンと仕事のクオリティのために、
庭付きシャワールーム2つ付き一戸建ての滞在先を所望するカン・マエ。
ルミはなんとかマンションを探すが、彼はゴヌの借家を気に入ってしまった。
すったもんだの末、1階にマエストロ、2階にゴヌ。
それも3日が限度だぞ!とゴヌに念を押されながらも、なんとか収拾をつけたルミ。
しかし、素人の寄せ集めにすぎないオケの状況を看破され、
優しく問いただされたルミは事の顛末をすべてカン・マエに告白してしまう。
当然契約を破棄し、帰ると言い出すマエストロ。
代わりの指揮者はなかなか見つからず……。
後がなくなったルミは、すべてを市長に話し、楽器も売ってお金を返すよ、と決意。
愛用のヴァイオリンを手に寂しげなルミを見て、
ゴヌは「やろうぜ、公演」と協力を申し出るのだった。
しかしショッピングモールで演奏し、小金を稼いだところで焼け石に水。
せめて安眠妨害にヴァイオリンを弾きに行ってやれ!と
カン・マエのところに乗り込んだふたり。
そこには睡眠薬をあやまって食べてしまった瀕死の愛犬と、涙ぐむマエストロがいた。
愛犬の治療と引き換えに、指揮を強要するゴヌ。
もちろん脅迫ははったりだが、「わかった!指揮する!」と応じるカン・マエ。
冷血漢に見える彼が、愛犬トーベンの無事を喜ぶ姿にルミは複雑な表情。
約束をしたものの、卑怯なやり方におかんむりなカン・マエ。
事情を話し、改めて助けを求めるルミに、
運転・犬の世話・掃除・洗濯、一切を要求するが、
ゴヌはルミの代わりに自分が彼の世話をすると主張。
奇妙な共同生活が始まった。
練習には来てくれる事になったが、
何を教えるわけでもなく、とにかくただそこにいるだけのカン・マエ。
どんどん気持ちがバラバラになっていくメンバー。
「指揮者なんかいらない」と、みんなで練習を始めるゴヌは、
わずかなチューニングの狂いに気がついた。
オケのメンバーを見下し、傲慢な態度を隠さないカン・マエに、
とうとう爆発したトゥ・ルミ。
勧誘電話の相手に怒鳴るフリをしながら、彼に怒りのたけをぶつけてしまう。
怒って帰ってしまうのでは?と思われたカン・マエは、
意外にもルミの態度を褒め、再び練習の場に戻るのだが……。
さっきまでずれていた音がぴったりあっている。
自分にはどの楽器がずれているかまではわからなかったのに。
何をしたのか問いただすカン・マエに、あっさり返事をするゴヌ。
「エアコンをつけました。暑さで管楽器が上ずっていたから。
8分の1音だからこれくらいかな、と」
ゴヌの返事は、カン・マエの苦い思い出を引き出した。
天才と名高い、学友チョン・ミョンファン。
かつて彼もまったく同じ言葉を口にしたことがあった。
自分にははっきりとわからない音のずれを指摘し、
簡単にピアノを調律しなおしてしまう天賦の才。
ピアノコンクールでは、共に大賞を受賞するが、
卒業公演の指揮は、後から勉強を始めたチョン・ミョンファンが抜擢された。
音楽を楽しみ、皆に愛され、軽々と大きな公演を成功させ、
韓国随一の天才指揮者として世界に認められた彼のライバル……。
「天才は嫌いだ!」
ゴヌに八つ当たりするカン・マエ。
市長に挨拶に行ったマエストロは、
この公演にチョン・ミョンファが招待されていることを知る。
彼の前で無様な演奏を聞かせるわけにはいなない。
一転して厳しい指導を始めるカン・マエ。
「糞の塊」と揶揄されても、必死で耐えるアジュンマ。
マエストロの態度に穏やかに意見するルミ。
オケの惨状を我慢できないカン・マエは、
苛立ちを隠さず、「お前のせいだ!」とルミを怒鳴りつけた。
(つづく)
んんんん~、どうなるのかなー?どうするのかなー?
ああ!若いひとたちはまぶしいなぁ!
ゴヌとルミのシーンはどこもお気に入りです。
・ゴヌをベランダに締め出して、お願いするルミ
・指揮者を追い出しちゃって申し訳なさそうなゴヌとさばさばしたルミ
・ショッピングモールで演奏するふたり
・マエストロの前でかばいあうゴヌとルミ
・晴天の芝生でじゃれあうふたり
お互いに意識しあってきらきらしているふたりがまぶしいの!
そしてそれをフンッとか思いながら見てるカン・マエが好きさ。
あそこで優しいフリ?してルミの手を握っちゃうマエストロ。
韓国では男女問わず、スキンシップ有効で、
特に年長者が年下に向かって親愛の情を表すときに発揮されるようですから、
ここではカン・マエが相当やさしい人振りをアピールしたと言えましょう。
何気にルミを自分の付き人みたいに側に置こうとするカン・マエ。
ゴヌの偉そうな態度にムッとくるカン・マエ。
ミョンファのポスターだけ、バリバリはがしちゃうカン・マエ。
こどもか!
アーティストってこんなものでしょうか?
意外に子どもちっくですね。
芝生でゴヌとルミがじゃれてるところなんか、
実は影で見てたんじゃないかと思うくらい、けっこー子どもっぽいです。
ターン!と洗濯物を台ごと倒しちゃう仕草がツボでした。
愛犬トーベンは、自分が愛する人と別れたときに拾った犬なのね。
「音楽はなぜこんなに多くの犠牲を強いるんだ」
と、彼はつぶやいていましたが、
それはあなたが望むものが大きすぎるからではないですか?と
私はいいたいね。
あなたが望むものを、天才と呼ばれる人は、
何をも犠牲にすることなく、手に入れることができるんです。
あなたは天才じゃないから、本当にたくさんのものを犠牲にしなければ、
彼らと同じものを手に入れることはできないんです。
欲張って、彼らと同じものが欲しいと望むから、
多くのものを手放さなければならないんですよ。
こんなこと言ったら目からビームが出て焼き殺されそうですが。
こうした秀才といわれる人々の苦悩は、尽きることがないですね。
かわいそうなのは、彼らはきっぱりあきらめることができないからなんでしょう。
なっんにもない凡人だったら、最初から夢見ないですむ。
でも彼らは、夢に手をかけることができるほどには優れた人々なんです。
ただ、天才と呼ばれる人にはかなわない。
まるきり見えない世界には憧れるだけですみます。
でも手を伸ばせば届きそうな世界を見てしまったら、
すべてを犠牲にして努力すればそこにたどり着けるかもしれない、と思ったら。
そこから苦悩の日々が始まるんですねー。
そこそこの成功で満足しちゃう人ももちろんいると思いますけど。
マエストロ・カンのような人は業が深いとしかいえまへん。
ルミが、彼をサリエリだといいましたが、まさしくそのとおりだったんですね。
彼のモーツァルトは、チョン・ミョンファン。
カン・マエが彼を妬み、憎みつつも愛している、かどうかはまだわかりませんが、
アマデウス症候群には違いなかろうなぁと思います。
余談ですが、私の大好きな漫画で「マドモアゼルモーツァルト」というのがあって、
私なんか音楽の素養はこれっぽっちも無いのですが、
そのおかげか、この破天荒な設定の物語がとても面白く読めます。
モーツァルトが実は女性だった、というお話なのよ。
福山庸治先生サイコーです。興味のある方はぜひ!
って、このドラマは「ベートーベンウィルス」なんだがなー。
8分の1音については、モーツァルトの逸話としてあるらしいね。
ウィキで読みました。
まったくクラシックに無知なのでアレですが、詳しい人だったらもっとドラマが楽しめるのかしら?
しかしルミは怒ったところがいいなぁ。
陰口を言うより気持ちがいいやり方だって本心みたいよね、カン・マエ。
ゴヌとルミのニコニコシーンがとっても好きなんだけど、
やっぱりカン・マエが若い人たちに嫉妬してる感じがするのよねぇ。
まぁここまで男前だと、頭にもくるわな。
1話目で好きだった、人物重ね焦点移動カットですが、
2話目でもカン・マエとゴヌのカットで使用されていますね。
「いいから言ってみなさい」
「そんなやつ信用するな!」みたいなとこで。
ルミの気持ちがふわーといったりきたり、な感じでやっぱり好きでした。
撮る人の好みなのかな。
はー、ゴヌはやっぱりかっこいいですね。
無精ひげも似合ってると思う。
サラッと天才の片鱗を見せてくれましたが、
10年前にマエストロにひどい扱いをされなかったらどんな人になっていたかわからないね。
彼の履歴書にジュリアードとか書いたのはルミの仕業だね。
メンバーがみんなすごい人だと思わせるための工作でしょ。
でももしかしたら、ゴヌはジュリアード行ってたかもなのよねぇ。
噂どおりの偏屈で無愛想で超わがままな芸術家だった。
同伴した愛犬トーベンと仕事のクオリティのために、
庭付きシャワールーム2つ付き一戸建ての滞在先を所望するカン・マエ。
ルミはなんとかマンションを探すが、彼はゴヌの借家を気に入ってしまった。
すったもんだの末、1階にマエストロ、2階にゴヌ。
それも3日が限度だぞ!とゴヌに念を押されながらも、なんとか収拾をつけたルミ。
しかし、素人の寄せ集めにすぎないオケの状況を看破され、
優しく問いただされたルミは事の顛末をすべてカン・マエに告白してしまう。
当然契約を破棄し、帰ると言い出すマエストロ。
代わりの指揮者はなかなか見つからず……。
後がなくなったルミは、すべてを市長に話し、楽器も売ってお金を返すよ、と決意。
愛用のヴァイオリンを手に寂しげなルミを見て、
ゴヌは「やろうぜ、公演」と協力を申し出るのだった。
しかしショッピングモールで演奏し、小金を稼いだところで焼け石に水。
せめて安眠妨害にヴァイオリンを弾きに行ってやれ!と
カン・マエのところに乗り込んだふたり。
そこには睡眠薬をあやまって食べてしまった瀕死の愛犬と、涙ぐむマエストロがいた。
愛犬の治療と引き換えに、指揮を強要するゴヌ。
もちろん脅迫ははったりだが、「わかった!指揮する!」と応じるカン・マエ。
冷血漢に見える彼が、愛犬トーベンの無事を喜ぶ姿にルミは複雑な表情。
約束をしたものの、卑怯なやり方におかんむりなカン・マエ。
事情を話し、改めて助けを求めるルミに、
運転・犬の世話・掃除・洗濯、一切を要求するが、
ゴヌはルミの代わりに自分が彼の世話をすると主張。
奇妙な共同生活が始まった。
練習には来てくれる事になったが、
何を教えるわけでもなく、とにかくただそこにいるだけのカン・マエ。
どんどん気持ちがバラバラになっていくメンバー。
「指揮者なんかいらない」と、みんなで練習を始めるゴヌは、
わずかなチューニングの狂いに気がついた。
オケのメンバーを見下し、傲慢な態度を隠さないカン・マエに、
とうとう爆発したトゥ・ルミ。
勧誘電話の相手に怒鳴るフリをしながら、彼に怒りのたけをぶつけてしまう。
怒って帰ってしまうのでは?と思われたカン・マエは、
意外にもルミの態度を褒め、再び練習の場に戻るのだが……。
さっきまでずれていた音がぴったりあっている。
自分にはどの楽器がずれているかまではわからなかったのに。
何をしたのか問いただすカン・マエに、あっさり返事をするゴヌ。
「エアコンをつけました。暑さで管楽器が上ずっていたから。
8分の1音だからこれくらいかな、と」
ゴヌの返事は、カン・マエの苦い思い出を引き出した。
天才と名高い、学友チョン・ミョンファン。
かつて彼もまったく同じ言葉を口にしたことがあった。
自分にははっきりとわからない音のずれを指摘し、
簡単にピアノを調律しなおしてしまう天賦の才。
ピアノコンクールでは、共に大賞を受賞するが、
卒業公演の指揮は、後から勉強を始めたチョン・ミョンファンが抜擢された。
音楽を楽しみ、皆に愛され、軽々と大きな公演を成功させ、
韓国随一の天才指揮者として世界に認められた彼のライバル……。
「天才は嫌いだ!」
ゴヌに八つ当たりするカン・マエ。
市長に挨拶に行ったマエストロは、
この公演にチョン・ミョンファが招待されていることを知る。
彼の前で無様な演奏を聞かせるわけにはいなない。
一転して厳しい指導を始めるカン・マエ。
「糞の塊」と揶揄されても、必死で耐えるアジュンマ。
マエストロの態度に穏やかに意見するルミ。
オケの惨状を我慢できないカン・マエは、
苛立ちを隠さず、「お前のせいだ!」とルミを怒鳴りつけた。
(つづく)
んんんん~、どうなるのかなー?どうするのかなー?
ああ!若いひとたちはまぶしいなぁ!
ゴヌとルミのシーンはどこもお気に入りです。
・ゴヌをベランダに締め出して、お願いするルミ
・指揮者を追い出しちゃって申し訳なさそうなゴヌとさばさばしたルミ
・ショッピングモールで演奏するふたり
・マエストロの前でかばいあうゴヌとルミ
・晴天の芝生でじゃれあうふたり
お互いに意識しあってきらきらしているふたりがまぶしいの!
そしてそれをフンッとか思いながら見てるカン・マエが好きさ。
あそこで優しいフリ?してルミの手を握っちゃうマエストロ。
韓国では男女問わず、スキンシップ有効で、
特に年長者が年下に向かって親愛の情を表すときに発揮されるようですから、
ここではカン・マエが相当やさしい人振りをアピールしたと言えましょう。
何気にルミを自分の付き人みたいに側に置こうとするカン・マエ。
ゴヌの偉そうな態度にムッとくるカン・マエ。
ミョンファのポスターだけ、バリバリはがしちゃうカン・マエ。
こどもか!
アーティストってこんなものでしょうか?
意外に子どもちっくですね。
芝生でゴヌとルミがじゃれてるところなんか、
実は影で見てたんじゃないかと思うくらい、けっこー子どもっぽいです。
ターン!と洗濯物を台ごと倒しちゃう仕草がツボでした。
愛犬トーベンは、自分が愛する人と別れたときに拾った犬なのね。
「音楽はなぜこんなに多くの犠牲を強いるんだ」
と、彼はつぶやいていましたが、
それはあなたが望むものが大きすぎるからではないですか?と
私はいいたいね。
あなたが望むものを、天才と呼ばれる人は、
何をも犠牲にすることなく、手に入れることができるんです。
あなたは天才じゃないから、本当にたくさんのものを犠牲にしなければ、
彼らと同じものを手に入れることはできないんです。
欲張って、彼らと同じものが欲しいと望むから、
多くのものを手放さなければならないんですよ。
こんなこと言ったら目からビームが出て焼き殺されそうですが。
こうした秀才といわれる人々の苦悩は、尽きることがないですね。
かわいそうなのは、彼らはきっぱりあきらめることができないからなんでしょう。
なっんにもない凡人だったら、最初から夢見ないですむ。
でも彼らは、夢に手をかけることができるほどには優れた人々なんです。
ただ、天才と呼ばれる人にはかなわない。
まるきり見えない世界には憧れるだけですみます。
でも手を伸ばせば届きそうな世界を見てしまったら、
すべてを犠牲にして努力すればそこにたどり着けるかもしれない、と思ったら。
そこから苦悩の日々が始まるんですねー。
そこそこの成功で満足しちゃう人ももちろんいると思いますけど。
マエストロ・カンのような人は業が深いとしかいえまへん。
ルミが、彼をサリエリだといいましたが、まさしくそのとおりだったんですね。
彼のモーツァルトは、チョン・ミョンファン。
カン・マエが彼を妬み、憎みつつも愛している、かどうかはまだわかりませんが、
アマデウス症候群には違いなかろうなぁと思います。
余談ですが、私の大好きな漫画で「マドモアゼルモーツァルト」というのがあって、
私なんか音楽の素養はこれっぽっちも無いのですが、
そのおかげか、この破天荒な設定の物語がとても面白く読めます。
モーツァルトが実は女性だった、というお話なのよ。
福山庸治先生サイコーです。興味のある方はぜひ!
って、このドラマは「ベートーベンウィルス」なんだがなー。
8分の1音については、モーツァルトの逸話としてあるらしいね。
ウィキで読みました。
まったくクラシックに無知なのでアレですが、詳しい人だったらもっとドラマが楽しめるのかしら?
しかしルミは怒ったところがいいなぁ。
陰口を言うより気持ちがいいやり方だって本心みたいよね、カン・マエ。
ゴヌとルミのニコニコシーンがとっても好きなんだけど、
やっぱりカン・マエが若い人たちに嫉妬してる感じがするのよねぇ。
まぁここまで男前だと、頭にもくるわな。
1話目で好きだった、人物重ね焦点移動カットですが、
2話目でもカン・マエとゴヌのカットで使用されていますね。
「いいから言ってみなさい」
「そんなやつ信用するな!」みたいなとこで。
ルミの気持ちがふわーといったりきたり、な感じでやっぱり好きでした。
撮る人の好みなのかな。
はー、ゴヌはやっぱりかっこいいですね。
無精ひげも似合ってると思う。
サラッと天才の片鱗を見せてくれましたが、
10年前にマエストロにひどい扱いをされなかったらどんな人になっていたかわからないね。
彼の履歴書にジュリアードとか書いたのはルミの仕業だね。
メンバーがみんなすごい人だと思わせるための工作でしょ。
でももしかしたら、ゴヌはジュリアード行ってたかもなのよねぇ。
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