大好きな女優さんシン・セギョンの出演作ということで、
これは観たい!と思っていた映画です。
そして相手役はソン・ガンホ。
大好き映画「グッドバッドウィアード」で素晴らしかった俳優さんです。
「グエムル」も良かったよん。
このタッグは観ねば!
「イル・マーレ」の監督さん?それはよく知らんけど!
そういう意気込みで、夜中、なんの邪魔も入らないよう、
準備万端で視聴いたしました。
2時間弱よ。
〈あらすじ〉
引退した大物やくざドゥホンは、料理教室に通っている。
足を洗ったこの後の人生は、のんびり店をやりながら暮らすつもりだ。
教室で同じテーブルになったのは、ちょっとパンクなうら若い女性セビン。
すこしづつ言葉を交わすようになったふたり。
実はセビンは、彼の動向を監視するよう頼まれた便利屋だった……。
ネタバレなしでお話させていただきますと、
そこまでせんでええ!
わたし、いろいろやってて真夜中すぎちゃったんだけど
やっぱり観たくて睡眠時間削って観たわけですよ!
そーゆー努力はですね、しなくてよかった!
これからどうしようかと悩んでいるみなさん、そんな無理しないで!
そもそも勝手に無理して観たくせに文句言っててすまんが。
もちろん、シン・セギョンめっちゃくちゃ可愛い!
そしてなぜかソン・ガンホにものっすごい惚れる!
脇役のたたずまいもイイ!
そんなびっくりマーク連発の感想なのに、
けして鑑賞のために無理はしないでください、という……。
ハードめなお話を期待したけど、
やっぱりふわっふわな恋愛映画だったです。
恋愛映画としては全然オッケー!
ほどほどの暴力と、切なさと、お洒落映像にハッピーエンド。
シン・セギョンの可愛さを堪能してください。
こんな悪口言うのは本当にスタッフや俳優に申し訳ないが……。
なんだこの雰囲気映画!
ちょっと声小さめで言ってみました。
だって雰囲気は楽しかったんだもん……。
はい、では以下ネタバレ全開でお送りします。
未視聴の方はご遠慮くださいね。
ちょっとね、
ゆるふわすぎ!
もー、なんだよもー、ゆるふわすぎだよ、全体にさー。
だいたい情報がまちがってるじゃん。
「料理教室で知り合った少女は、男を狙う暗殺者だった」ってあらすじあったけど、
ちがうじゃん。注※たまたま私が読んだのがそういう文章のやつだったんです。
最初は、ただ動向を探るだけの仕事だったんだけど、殺さなきゃダメ、って話になっちゃったんだよね。
セビンはオリンピック級の元射撃選手。
コーチの飲酒運転のせいで大事故に合い、一命を取りとめた。
借金を抱えた友人と同居して、やくざに使われてる。
このままでは売られかねないと、友人が組織の麻薬をかすめとるが、即発覚。
始末される直前、射撃の腕を買われ、スナイパーにされる。
ターゲットは心惹かれるようになったおじさん。
どうしても殺せなくてまよまよしているうちに、
友人がおじさんを車ではね、失敗。
報復で殺された友人の仇を討つため、少女は怒りのまま、おじさんを殺すことに。
コーチの友人がやっている闇の暗殺組織に加わり、おじさんを狙う。
ところがどうやっても殺せない。
引き金が引けない。
業を煮やした先輩スナイパーが、実は生きてた友人を助け出して少女を脅迫。
やらなきゃやられるぞ、と。
少女は手作りの岩塩弾でおじさんをヒット。
生還率は5分5分でしたが、おじさんは生き延びて、
少女と友人と自分の舎弟と一緒に南の島でレストランを開き、繁盛しましたとさ。
めでたしめでたし。
なんでこのセビンちゃん、そんな大事にされるわけ?
オリンピック金メダル級の射撃の腕は大事かもしんないけどさー。
スナイパーにとって必要なのは射撃センスのみ?
違うでしょ。
他の男性スナイパーは、組織の仲間にちゃっちゃと殺されていくのに、
大事に大事にされちゃうんだよねぇ。
この暗殺組織のナンバーワンヒットマンがまたツボでさ~。
鬼太郎ばりの片目かくしたおもながなご面相がイケてるメンズなんですよ。
オダジョーか奥田栄治か、って雰囲気。
こいつがなぜか、セビンをかばうんですよ。
挙句の果てには、わざわざ友人を奪還してやるんですよ?
そんなめんどくさいことしないで、自分でおじさんやっちゃってセビンの手柄にしたらいいじゃん!
てか、そもそもセビンがやらなきゃいけないわけってなんなの?
組織なんだし、結局誰がやったって一緒でしょ?
失敗したら元締めのおばさんに殺されんの?
いざとなったらおばさん殺しちゃえばいいでしょ?
だいたい、塩の弾で完全犯罪っておかしくね?
そら体の中で塩は溶けちゃうだろうけどさー。
一応体に穴があくでしょ?
弾自体が証拠としては残らなくてもさー。
なんか撃ち込まれて死んだ、ってことはわかるでしょ。
これで完全犯罪なら世界中でスナイパーが使用しとるわ!
あ、ごめん。もしかしたら使用してるのかもしれないよね。
わたし、暗殺業界詳しくないしー。
殺されたと偽装された友人はどんな恐ろしい魔窟に幽閉されてるのかと思ったら、
塩田で塩を作って塩袋に麻薬を潜ませるという労働をさせられていた。
塩田重労働に女ども使役する意味あんのか。
即性産業に売られてると思ってたわ。
もうなんかもう、それもこれもラストのきゃっきゃうふふのためなんだよねぇ~。
南の島でしあわせになるには、
あんまり凄絶な過去があったりすると邪魔なんだよね~。
後ろ暗いしあわせなんか描くのやだもんねぇ~。
みんなほんとはしあわせに暮らしたかったんだし、
巻き込まれてちょっと危ない目にあっただけ、人もちょっぴし殺しちゃったけど、テヘペロ!
みたいな。
おどれら喧嘩うっとんのか、コラ。
うっうっうっ……毎週末忍び込んでもばれないビルの警備システムってなんなの?
ソウルの大物やくざが突然引退なんつっても許されるくらい闇社会って平和なの?
いまどき、あんな純情可憐なやくざの舎弟っているの?
どうやって高跳びしたんだよ、みんな~!
全体的に優しいつくりなので、
ラストは夢オチ?みたいな憶測も持てず。
ほら、よくあるじゃん。
すっごい悲惨な状況の中でみじめに死んでいったはずなのに、
その後にとても幸福な結末が描かれてるやつ。
あれ?これって夢?こうだといいな、って世界?的な。
ラストまでの状況がそんなに悲惨でもないので、そういう感じにもならず。
おまえら本気で新しい人生歩んでんね。
兄さんお金持っててよかったね、とちょっと白々しい気分になりましたよ。
ただ!言わせてもらえば!
ああん、ソン・ガンホがなんでこんなセクシーなの!と
わりと本気で思う映画ですんで、恋愛映画としては大成功なんじゃね?
ああん、シン・セギョンを塩漬けにしてちょっとずつ舐めて暮らしたい!と
わりと本気で思う映像なんで、よかったんじゃないでしょうか?
彼女の演技力に関して文句言ってる人もいたけど、十分でしょ。
すっごいきれいでかわいかったよー。
おじさんも惚れるよー。
てかわたしはおじさんに惚れたよー。
ソン・ガンホのお顔はさ、ちょっと小太りのくたびれた中年の体にくっついていたほうが
似合う作りなんだけど、
それがやたらすっきりした猫背気味の体にのっかってて、正直ビミョー。
だが、なぜかイイ!
なんでもかんでもイケメンだったらいいってもんじゃないんだ!
ガツガツしてない大人の色気みたいなのが漂ってていいんだよね~。
わたしが20そこそこの小娘だったら、今すぐ押しかけて愛人にしてもらうね。
爪切り係でもいいよ。
なんでガンホ兄さんにここまでハマるか自分でもびっくりなんだけど。
これは映画ぜんたいに漂う雰囲気の魔力に呑まれてる証拠なんでしょうか。
おじさんの舎弟はエックという人なんですけど、
お約束どおり顔面にキズがあるやくざにしては真面目な二枚目。
「援助交際は……いけません」とマジで言っちゃう純情可憐なやくざ。
苦界に沈めた女は数知れず……じゃないのか。
お前らはすでに企業やくざなのか?なんのしのぎで食ってたんだよ?
そんな風にいじめてやりたくなるかわゆさです。
セビンの射撃コーチもよかったですね~。
「なんだこの変な顔のやつは」とおじさんに言われてしまうという不憫さ。
変な顔だけど、やさしい人でした。
暗殺集団の女ボスとか、セビンたちを見張りながらも気にしてる下っ端やくざとか、
端役にいたるまでけっこう気に入っちゃって、キャラ的にはうれしい映画だったんですけど
いかんせん恋愛映画なんでねぇ……。
まぁもったいなかったですな。
役所広司が失楽園に出ちゃうもったいなさ、みたいなものに通じるというか。
あれみたいに、いっぺんおじさんとセジンが刹那的に濃く交わってみたりするシーンがあると、
また違った結末に持って行けたかもしれないのだが……。
なんか南の島までいってんのに、いまだ寝てなさそうなふたり、というのがこわい。
そんなに生々しさを排除したかったのか?
タイトルの「青い塩」
あの塩田のシーンのイメージからついてんだと思うんだ。
あんまり深読みしないでいいタイトルだと思うよ。雰囲気雰囲気。
セクシーなソン・ガンホを観たい!という少数派の諸氏と、
セクシーなシン・セギョンを観たい!という一般市民のみなさまにはおすすめします。
このキャスト使って同じ設定で違う脚本の話も観てみたい気がする。
とまぁ、ここまでが1ヶ月前の初見の感想なんですけど、
今になって思うにですね、
過剰に韓国映画を期待しすぎたのがよくなかったのかも。
だって時間を置いた今、「またちょっと観たいかも」って思ってるもん。
甘ったるくてふわーとしてて映像は美しい。ちょこっとバイオレンスもあるし。
もしかしたら、フランス映画っぽいテンポ感なのかもね。
これは観たい!と思っていた映画です。
そして相手役はソン・ガンホ。
大好き映画「グッドバッドウィアード」で素晴らしかった俳優さんです。
「グエムル」も良かったよん。
このタッグは観ねば!
「イル・マーレ」の監督さん?それはよく知らんけど!
そういう意気込みで、夜中、なんの邪魔も入らないよう、
準備万端で視聴いたしました。
2時間弱よ。
〈あらすじ〉
引退した大物やくざドゥホンは、料理教室に通っている。
足を洗ったこの後の人生は、のんびり店をやりながら暮らすつもりだ。
教室で同じテーブルになったのは、ちょっとパンクなうら若い女性セビン。
すこしづつ言葉を交わすようになったふたり。
実はセビンは、彼の動向を監視するよう頼まれた便利屋だった……。
ネタバレなしでお話させていただきますと、
そこまでせんでええ!
わたし、いろいろやってて真夜中すぎちゃったんだけど
やっぱり観たくて睡眠時間削って観たわけですよ!
そーゆー努力はですね、しなくてよかった!
これからどうしようかと悩んでいるみなさん、そんな無理しないで!
そもそも勝手に無理して観たくせに文句言っててすまんが。
もちろん、シン・セギョンめっちゃくちゃ可愛い!
そしてなぜかソン・ガンホにものっすごい惚れる!
脇役のたたずまいもイイ!
そんなびっくりマーク連発の感想なのに、
けして鑑賞のために無理はしないでください、という……。
ハードめなお話を期待したけど、
やっぱりふわっふわな恋愛映画だったです。
恋愛映画としては全然オッケー!
ほどほどの暴力と、切なさと、お洒落映像にハッピーエンド。
シン・セギョンの可愛さを堪能してください。
こんな悪口言うのは本当にスタッフや俳優に申し訳ないが……。
なんだこの雰囲気映画!
ちょっと声小さめで言ってみました。
だって雰囲気は楽しかったんだもん……。
はい、では以下ネタバレ全開でお送りします。
未視聴の方はご遠慮くださいね。
ちょっとね、
ゆるふわすぎ!
もー、なんだよもー、ゆるふわすぎだよ、全体にさー。
だいたい情報がまちがってるじゃん。
「料理教室で知り合った少女は、男を狙う暗殺者だった」ってあらすじあったけど、
ちがうじゃん。注※たまたま私が読んだのがそういう文章のやつだったんです。
最初は、ただ動向を探るだけの仕事だったんだけど、殺さなきゃダメ、って話になっちゃったんだよね。
セビンはオリンピック級の元射撃選手。
コーチの飲酒運転のせいで大事故に合い、一命を取りとめた。
借金を抱えた友人と同居して、やくざに使われてる。
このままでは売られかねないと、友人が組織の麻薬をかすめとるが、即発覚。
始末される直前、射撃の腕を買われ、スナイパーにされる。
ターゲットは心惹かれるようになったおじさん。
どうしても殺せなくてまよまよしているうちに、
友人がおじさんを車ではね、失敗。
報復で殺された友人の仇を討つため、少女は怒りのまま、おじさんを殺すことに。
コーチの友人がやっている闇の暗殺組織に加わり、おじさんを狙う。
ところがどうやっても殺せない。
引き金が引けない。
業を煮やした先輩スナイパーが、実は生きてた友人を助け出して少女を脅迫。
やらなきゃやられるぞ、と。
少女は手作りの岩塩弾でおじさんをヒット。
生還率は5分5分でしたが、おじさんは生き延びて、
少女と友人と自分の舎弟と一緒に南の島でレストランを開き、繁盛しましたとさ。
めでたしめでたし。
なんでこのセビンちゃん、そんな大事にされるわけ?
オリンピック金メダル級の射撃の腕は大事かもしんないけどさー。
スナイパーにとって必要なのは射撃センスのみ?
違うでしょ。
他の男性スナイパーは、組織の仲間にちゃっちゃと殺されていくのに、
大事に大事にされちゃうんだよねぇ。
この暗殺組織のナンバーワンヒットマンがまたツボでさ~。
鬼太郎ばりの片目かくしたおもながなご面相がイケてるメンズなんですよ。
オダジョーか奥田栄治か、って雰囲気。
こいつがなぜか、セビンをかばうんですよ。
挙句の果てには、わざわざ友人を奪還してやるんですよ?
そんなめんどくさいことしないで、自分でおじさんやっちゃってセビンの手柄にしたらいいじゃん!
てか、そもそもセビンがやらなきゃいけないわけってなんなの?
組織なんだし、結局誰がやったって一緒でしょ?
失敗したら元締めのおばさんに殺されんの?
いざとなったらおばさん殺しちゃえばいいでしょ?
だいたい、塩の弾で完全犯罪っておかしくね?
そら体の中で塩は溶けちゃうだろうけどさー。
一応体に穴があくでしょ?
弾自体が証拠としては残らなくてもさー。
なんか撃ち込まれて死んだ、ってことはわかるでしょ。
これで完全犯罪なら世界中でスナイパーが使用しとるわ!
あ、ごめん。もしかしたら使用してるのかもしれないよね。
わたし、暗殺業界詳しくないしー。
殺されたと偽装された友人はどんな恐ろしい魔窟に幽閉されてるのかと思ったら、
塩田で塩を作って塩袋に麻薬を潜ませるという労働をさせられていた。
塩田重労働に女ども使役する意味あんのか。
即性産業に売られてると思ってたわ。
もうなんかもう、それもこれもラストのきゃっきゃうふふのためなんだよねぇ~。
南の島でしあわせになるには、
あんまり凄絶な過去があったりすると邪魔なんだよね~。
後ろ暗いしあわせなんか描くのやだもんねぇ~。
みんなほんとはしあわせに暮らしたかったんだし、
巻き込まれてちょっと危ない目にあっただけ、人もちょっぴし殺しちゃったけど、テヘペロ!
みたいな。
おどれら喧嘩うっとんのか、コラ。
うっうっうっ……毎週末忍び込んでもばれないビルの警備システムってなんなの?
ソウルの大物やくざが突然引退なんつっても許されるくらい闇社会って平和なの?
いまどき、あんな純情可憐なやくざの舎弟っているの?
どうやって高跳びしたんだよ、みんな~!
全体的に優しいつくりなので、
ラストは夢オチ?みたいな憶測も持てず。
ほら、よくあるじゃん。
すっごい悲惨な状況の中でみじめに死んでいったはずなのに、
その後にとても幸福な結末が描かれてるやつ。
あれ?これって夢?こうだといいな、って世界?的な。
ラストまでの状況がそんなに悲惨でもないので、そういう感じにもならず。
おまえら本気で新しい人生歩んでんね。
兄さんお金持っててよかったね、とちょっと白々しい気分になりましたよ。
ただ!言わせてもらえば!
ああん、ソン・ガンホがなんでこんなセクシーなの!と
わりと本気で思う映画ですんで、恋愛映画としては大成功なんじゃね?
ああん、シン・セギョンを塩漬けにしてちょっとずつ舐めて暮らしたい!と
わりと本気で思う映像なんで、よかったんじゃないでしょうか?
彼女の演技力に関して文句言ってる人もいたけど、十分でしょ。
すっごいきれいでかわいかったよー。
おじさんも惚れるよー。
てかわたしはおじさんに惚れたよー。
ソン・ガンホのお顔はさ、ちょっと小太りのくたびれた中年の体にくっついていたほうが
似合う作りなんだけど、
それがやたらすっきりした猫背気味の体にのっかってて、正直ビミョー。
だが、なぜかイイ!
なんでもかんでもイケメンだったらいいってもんじゃないんだ!
ガツガツしてない大人の色気みたいなのが漂ってていいんだよね~。
わたしが20そこそこの小娘だったら、今すぐ押しかけて愛人にしてもらうね。
爪切り係でもいいよ。
なんでガンホ兄さんにここまでハマるか自分でもびっくりなんだけど。
これは映画ぜんたいに漂う雰囲気の魔力に呑まれてる証拠なんでしょうか。
おじさんの舎弟はエックという人なんですけど、
お約束どおり顔面にキズがあるやくざにしては真面目な二枚目。
「援助交際は……いけません」とマジで言っちゃう純情可憐なやくざ。
苦界に沈めた女は数知れず……じゃないのか。
お前らはすでに企業やくざなのか?なんのしのぎで食ってたんだよ?
そんな風にいじめてやりたくなるかわゆさです。
セビンの射撃コーチもよかったですね~。
「なんだこの変な顔のやつは」とおじさんに言われてしまうという不憫さ。
変な顔だけど、やさしい人でした。
暗殺集団の女ボスとか、セビンたちを見張りながらも気にしてる下っ端やくざとか、
端役にいたるまでけっこう気に入っちゃって、キャラ的にはうれしい映画だったんですけど
いかんせん恋愛映画なんでねぇ……。
まぁもったいなかったですな。
役所広司が失楽園に出ちゃうもったいなさ、みたいなものに通じるというか。
あれみたいに、いっぺんおじさんとセジンが刹那的に濃く交わってみたりするシーンがあると、
また違った結末に持って行けたかもしれないのだが……。
なんか南の島までいってんのに、いまだ寝てなさそうなふたり、というのがこわい。
そんなに生々しさを排除したかったのか?
タイトルの「青い塩」
あの塩田のシーンのイメージからついてんだと思うんだ。
あんまり深読みしないでいいタイトルだと思うよ。雰囲気雰囲気。
セクシーなソン・ガンホを観たい!という少数派の諸氏と、
セクシーなシン・セギョンを観たい!という一般市民のみなさまにはおすすめします。
このキャスト使って同じ設定で違う脚本の話も観てみたい気がする。
とまぁ、ここまでが1ヶ月前の初見の感想なんですけど、
今になって思うにですね、
過剰に韓国映画を期待しすぎたのがよくなかったのかも。
だって時間を置いた今、「またちょっと観たいかも」って思ってるもん。
甘ったるくてふわーとしてて映像は美しい。ちょこっとバイオレンスもあるし。
もしかしたら、フランス映画っぽいテンポ感なのかもね。
全然気付かなかった!!
そしてソン・ガンホ!!汚ならしい太ったおじさんのイメージが強かったから、ほんの少しだけ痩せてて、伝説のヤクザなのに笑顔が可愛くてやたらフレンドリーで、こんなソン・ガンホを観れて幸せだった😃
これは好きになっちゃうわ❤️
いいでしょう~、ソン・ガンホ。
パラサイトでは相変わらず太った汚いおじさん(しかも臭いって言われる……)でしたが、この映画ではいい男です。
また観たくなっちゃったなぁ。タイトルもいいですよね、この映画。