Jelena Jankovic edges Elena Dementieva 7-6(2) 0-6 7-6(6)
ディメンティエワ、ここまできてベスト4の壁を破れないものか。
正直ヤンコビッチとの対戦でいい予感は全くしないのけれども、今回の負け方はショックが大きすぎる。ダブルベーグル食らうのとどちらが深刻かというくらい深刻だ。
タイブレークでマッチポイントを握ってからのプレーはあまりにも消極的すぎた。明らかにメンタルの問題だと思う。ここまでくると。
さて、今回の準決勝は、内容もそうだし、最も負けてはならない相手に負けたという意味でも最悪の結果である。それは、ここでヤンコビッチに負ければ全米のシード順で第5シードに落ちることがほぼ確実になるからだ。もちろんそれは本人も十分にわかっていたのだろうし、それがさらに大きなプレッシャーになったのかもしれない。
このあたりでさんざん書いたのだが、上位4シードなら準々決勝で5~8位との対戦になる。現状、準々決勝で(順当に進んだ場合)ベラ子ならチャンスドローだし、クズネツォワも今ひとつ安定感がない。アザレンカは正直よくわからないが、サフィナや姉妹との対戦に比べればはるかにチャンスは大きいはずだ。それに対し、5位に落ちたら準々決勝で1~4位との対戦だ。サフィナ、姉妹、ヤンコビッチのうちの誰かとの対戦で、このうちの誰と当たっても準々決勝でほぼ確実に終了である。
この世界はいったん落ちるとそこから上がるのは実に至難だ。
それにしても、デメとヤンコビッチは並び立つことが絶対にできない位置関係になってしまっているようだ。
さて今大会の前半のトピックは、
キム・クライシュテルスの復帰である。復帰最初の大会で、バルトリとクズネツォワを倒し準々決勝まで進出した。(準々決勝でサフィナに敗れた。)バルトリも2週間前のスタンフォードでヴィーナスを倒して優勝しているし、クズネツォワは言うまでもなく全仏の覇者。それが、いったん引退して2年以上のブランクから復帰した直後の選手に敗れるとは。いくらかつてのクライシュテルスが強かったといっても。(それでも、グランドスラムでなかなか優勝できないのでさんざんへたれと揶揄されていたのだが。ティア1の女王などとも言われた。)
ことあるごとにエナン・キムクリ・ヒンギスあたりの懐古ネタで無限ループに陥るけれども、この結果を見ると、それもむべなるかなである。全くもって、今の選手は何をやっているのか。
もう一つの話題として、ペネッタがイタリア悲願のランキングトップ10入りを達成した。イタリアの女子では、過去に最高11位に到達した選手が3人いながら、トップ10には一人も到達できていなかった。ファリーナ、スキアボーネと、そして今回のペネッタである。
ペネッタは昨年の夏のロサンゼルス大会で準優勝、全米でベスト8と好成績だったが、すなわち今年の夏に守るポイントが多く、今回夏のハードコートシーズンの前でトップ10に入れなかった時点でチャンスは潰えたかと思われた。しかし、パレルモの優勝に続き、昨年準優勝だったロスで何と優勝。続く今大会でベスト4に進出したことでついにランキング10位に上昇、イタリア女子テニスの新たな歴史を作った。
ディメンティエワ、ここまできてベスト4の壁を破れないものか。
正直ヤンコビッチとの対戦でいい予感は全くしないのけれども、今回の負け方はショックが大きすぎる。ダブルベーグル食らうのとどちらが深刻かというくらい深刻だ。
タイブレークでマッチポイントを握ってからのプレーはあまりにも消極的すぎた。明らかにメンタルの問題だと思う。ここまでくると。
さて、今回の準決勝は、内容もそうだし、最も負けてはならない相手に負けたという意味でも最悪の結果である。それは、ここでヤンコビッチに負ければ全米のシード順で第5シードに落ちることがほぼ確実になるからだ。もちろんそれは本人も十分にわかっていたのだろうし、それがさらに大きなプレッシャーになったのかもしれない。
このあたりでさんざん書いたのだが、上位4シードなら準々決勝で5~8位との対戦になる。現状、準々決勝で(順当に進んだ場合)ベラ子ならチャンスドローだし、クズネツォワも今ひとつ安定感がない。アザレンカは正直よくわからないが、サフィナや姉妹との対戦に比べればはるかにチャンスは大きいはずだ。それに対し、5位に落ちたら準々決勝で1~4位との対戦だ。サフィナ、姉妹、ヤンコビッチのうちの誰かとの対戦で、このうちの誰と当たっても準々決勝でほぼ確実に終了である。
この世界はいったん落ちるとそこから上がるのは実に至難だ。
それにしても、デメとヤンコビッチは並び立つことが絶対にできない位置関係になってしまっているようだ。
さて今大会の前半のトピックは、
キム・クライシュテルスの復帰である。復帰最初の大会で、バルトリとクズネツォワを倒し準々決勝まで進出した。(準々決勝でサフィナに敗れた。)バルトリも2週間前のスタンフォードでヴィーナスを倒して優勝しているし、クズネツォワは言うまでもなく全仏の覇者。それが、いったん引退して2年以上のブランクから復帰した直後の選手に敗れるとは。いくらかつてのクライシュテルスが強かったといっても。(それでも、グランドスラムでなかなか優勝できないのでさんざんへたれと揶揄されていたのだが。ティア1の女王などとも言われた。)
ことあるごとにエナン・キムクリ・ヒンギスあたりの懐古ネタで無限ループに陥るけれども、この結果を見ると、それもむべなるかなである。全くもって、今の選手は何をやっているのか。
もう一つの話題として、ペネッタがイタリア悲願のランキングトップ10入りを達成した。イタリアの女子では、過去に最高11位に到達した選手が3人いながら、トップ10には一人も到達できていなかった。ファリーナ、スキアボーネと、そして今回のペネッタである。
ペネッタは昨年の夏のロサンゼルス大会で準優勝、全米でベスト8と好成績だったが、すなわち今年の夏に守るポイントが多く、今回夏のハードコートシーズンの前でトップ10に入れなかった時点でチャンスは潰えたかと思われた。しかし、パレルモの優勝に続き、昨年準優勝だったロスで何と優勝。続く今大会でベスト4に進出したことでついにランキング10位に上昇、イタリア女子テニスの新たな歴史を作った。