トップ選手があまり出場しない、あるいは出場しても調子が上がっていないタイミングを狙ってタイトルをかき集める選手を、vulture(ハゲタカ)と呼ぶことがある。それでグランドスラムも優勝すれば文句もないが、たいてい本番のグランドスラムでは早期敗退なので、しばしば軽蔑の対象とされる。
だいたいこの手のことをやるのは、守備力が高く安定して成績を上げられる選手で、昨年・一昨年のウォズニアッキ、今年ならラドワンスカがその代表格である。
ところがこの夏それをやったのはまさかのクビトバ。これまでの印象から言えば最もそのようなことをやりそうにない選手だ。
ラドワンスカは肩の故障の影響もあるのだが、攻略法を各選手に見切られている印象だ。下位選手でも、ラドワンスカをオーバーパワーしようとしてミス連発して自滅、という展開はほとんど見なくなった。ラリーをある程度続けてチャンスをうかがってから攻める。また、ラドワンスカに守備で粘られたらいったん真ん中のラリーに戻してしまう。ラドワンスカに先に手を出させる展開にする。そうすれば意外とミスも出るし、それほどすごい何かを仕掛けてくるわけでもない。落ち着けばほとんどの場合は対処できる。
昨年から一昨年のウォズニアッキと今年のラドワンスカは全く二重写しのようだ。去年夏以降、ウォズニアッキも、やはり同じように攻略法を見抜かれ、トップ選手としての命脈を絶たれつつある。(ウォズニアッキの場合、色恋沙汰などほかの理由はあるにせよ)
だいたいこの手のことをやるのは、守備力が高く安定して成績を上げられる選手で、昨年・一昨年のウォズニアッキ、今年ならラドワンスカがその代表格である。
ところがこの夏それをやったのはまさかのクビトバ。これまでの印象から言えば最もそのようなことをやりそうにない選手だ。
ラドワンスカは肩の故障の影響もあるのだが、攻略法を各選手に見切られている印象だ。下位選手でも、ラドワンスカをオーバーパワーしようとしてミス連発して自滅、という展開はほとんど見なくなった。ラリーをある程度続けてチャンスをうかがってから攻める。また、ラドワンスカに守備で粘られたらいったん真ん中のラリーに戻してしまう。ラドワンスカに先に手を出させる展開にする。そうすれば意外とミスも出るし、それほどすごい何かを仕掛けてくるわけでもない。落ち着けばほとんどの場合は対処できる。
昨年から一昨年のウォズニアッキと今年のラドワンスカは全く二重写しのようだ。去年夏以降、ウォズニアッキも、やはり同じように攻略法を見抜かれ、トップ選手としての命脈を絶たれつつある。(ウォズニアッキの場合、色恋沙汰などほかの理由はあるにせよ)