Ryzen5000番台(5800X)を入手した。Ryzen5000番台は長い間極端な品薄で入手困難だったものの、5800Xと5600Xについては21年4月になって入荷状況が改善されたようだ。
とにかく、この部隊で最も急務なのは録画サーバの更新である。PT2によるts録画環境を2台構築しているが、2台ともすでに稼働10年を超えている。どちらも今日に天に召されてもおかしくない。
PT2によるts録画環境というレガシー環境を引き継ぐことが大前提なので、マザーボードはPCIスロットのあるBiostar B550GTA一択。
本来の目的の録画環境構築は、基本的にはドライバインストール後、構築済みの環境からそのままファイルコピーしてくる手順であるため、そこまで時間はかからずに終わる。
録画目的なのでとにかく安定稼働が絶対要件であり、処理速度は二の次なのだが、この部隊の最新であり、シングルスレッド性能は断然の最速である。ひとまずベンチマークを動かしてみる。組み合わせるGPUはGeForce 1080Ti。
FF14ベンチマークで、フルHDの最高画質19000台にスコア到達したのは、もう5年近く前である。しかしそこから上がるのが実に遠く、スコア20000は長い間夢の大台だった。(この間、ベンチマーク自体のバージョンも何回か更新されているので、まったく単純には比較できないが)GPUのPascal世代の上位あたりから、FF14のフルHDでは描画が軽すぎてGPUというよりCPUベンチマークみたくなってくる。そのCPUがSandy Bridgeのままだったのだから頭打ちになる。Ryzen3000番台でようやく20000の大台に到達した。
しかし、Ryzen 5800Xでは、世代の古い1080Tiを使っているにもかかわらず、20000どころか25000まで到達した。ベンチマークスコアの記事は検索すればあふれているが、手元で動かしてみるとやはり驚きだ。
ベンチマークの間は定格で3200MHzのメモリを3600MHzまで上げて(もちろんCLなどのタイミングは相応に緩める)完走できたものの、録画用に使い始めてみると、やはり不安定な挙動をするようになり、結局メモリは3200MHzに戻した。