ロシアが北京五輪出場権を獲得。
全体として極めて順当に進んだ大会といえる。予想外の結果はトルコがオランダに勝ったくらいで、それ以外はいずれの試合も結果は順当なものになった。欧州の大会としては意外なくらい、番狂わせは起きなかった。
以下、各チームの印象。まず第一印象として、どのチームもサーブレシーブが悪い。このままでは、たとえロシアでも、イタリア・ブラジル・中国あたりに勝てると思えない。
ロシア
やはりガモワとソコロワにおんぶに抱っこだ。(ゴディナを負傷で欠いたこともその一因だったが。)現時点ではアクロワよりもシェシェニナのほうがまだまし。もう少し控え選手を見たかったのだが、クロアチア戦が初戦だった都合上、それはやりにくかった。ルーマニア戦はスコアからして控えを出せる状況ではなかったし。
ポーランド
この大会、最も勢いが感じられたのはロシアよりもポーランドである。ボニッタ監督の采配も、準決勝セルビア戦まではずばり的中を連発。劣勢の場面で交代出場の選手が活躍して逆転したことが何回もあり、特に、控えセッタースコルパを途中交代で出してそのスコルパにサーブが回ると、毎回サーブで崩し大量の連続得点に成功した。惜しまれたのは、なんでもない場面でミスが続いてセットを落とすことがあったことだ。ロシア戦の第1セットもそうだった。そして、準決勝まで冴え渡っていたボニッタ監督も、決勝のロシア戦だけは後手後手だった。
この大会では話題のバランスカが登場した。しかし高さがないだけに2枚3枚ブロックにつかれると決めるのは難しい。ロスネルと比べて大きな武器は弾丸サーブだが、当然ミスの確率も高い。
セルビア
正直、一番不安を感じたのはセルビア。
全体を通してミスが極端に多くちぐはぐ。大会前半、ルーマニア戦やクロアチア戦の第1,2セットは見るに耐えない状況だった。ニコリッチは疲れもあるのかミスを連発し非常に心配だ。ジェリシロが先発の試合が多かったが、まだ復帰には時期尚早。スパイクやサーブが決まるときは決まるもののミスも極度に多い。
ブラコチェビッチはコンスタントに決めている。モルナルの存在感が攻守ともに増してきた。ただし、モルナルが目立っているときは、セルビア本来のバレーではない。
ドイツ
パハーレが久しぶりに代表復帰した。
これまでのドイツと特に変わった印象はないけれども、以前ほどのしつこさは感じられなかった。オープンに偏重したトルコ・オランダ・ロシアの攻撃に対し、ブロックは十分に機能したとは言えない。サーブレシーブのミスもかなり多い。
全体として極めて順当に進んだ大会といえる。予想外の結果はトルコがオランダに勝ったくらいで、それ以外はいずれの試合も結果は順当なものになった。欧州の大会としては意外なくらい、番狂わせは起きなかった。
以下、各チームの印象。まず第一印象として、どのチームもサーブレシーブが悪い。このままでは、たとえロシアでも、イタリア・ブラジル・中国あたりに勝てると思えない。
ロシア
やはりガモワとソコロワにおんぶに抱っこだ。(ゴディナを負傷で欠いたこともその一因だったが。)現時点ではアクロワよりもシェシェニナのほうがまだまし。もう少し控え選手を見たかったのだが、クロアチア戦が初戦だった都合上、それはやりにくかった。ルーマニア戦はスコアからして控えを出せる状況ではなかったし。
ポーランド
この大会、最も勢いが感じられたのはロシアよりもポーランドである。ボニッタ監督の采配も、準決勝セルビア戦まではずばり的中を連発。劣勢の場面で交代出場の選手が活躍して逆転したことが何回もあり、特に、控えセッタースコルパを途中交代で出してそのスコルパにサーブが回ると、毎回サーブで崩し大量の連続得点に成功した。惜しまれたのは、なんでもない場面でミスが続いてセットを落とすことがあったことだ。ロシア戦の第1セットもそうだった。そして、準決勝まで冴え渡っていたボニッタ監督も、決勝のロシア戦だけは後手後手だった。
この大会では話題のバランスカが登場した。しかし高さがないだけに2枚3枚ブロックにつかれると決めるのは難しい。ロスネルと比べて大きな武器は弾丸サーブだが、当然ミスの確率も高い。
セルビア
正直、一番不安を感じたのはセルビア。
全体を通してミスが極端に多くちぐはぐ。大会前半、ルーマニア戦やクロアチア戦の第1,2セットは見るに耐えない状況だった。ニコリッチは疲れもあるのかミスを連発し非常に心配だ。ジェリシロが先発の試合が多かったが、まだ復帰には時期尚早。スパイクやサーブが決まるときは決まるもののミスも極度に多い。
ブラコチェビッチはコンスタントに決めている。モルナルの存在感が攻守ともに増してきた。ただし、モルナルが目立っているときは、セルビア本来のバレーではない。
ドイツ
パハーレが久しぶりに代表復帰した。
これまでのドイツと特に変わった印象はないけれども、以前ほどのしつこさは感じられなかった。オープンに偏重したトルコ・オランダ・ロシアの攻撃に対し、ブロックは十分に機能したとは言えない。サーブレシーブのミスもかなり多い。
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