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雑記帳(新居)

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女子バレー北京五輪欧州大陸予選(2)

2008-01-23 03:51:39 | バレーボール
この大会あきれたことがもう一つある。審判のレベルが低い。
Vリーグの試合あるいは世界大会は何百試合と見てきたけれども、素人が見ていてはっきりわかるレベルの誤審など滅多にお目にかかったことはない。ところがこの予選では、それが毎試合のように当たり前にあり、1セットに3回くらい立て続けの誤審すらあった。それも、解像度の低いインターネットの動画ではっきりわかるのだ。そのようなミスジャッジの直後は、「何が起こったのかさっぱりわからない」。
明らかにコート内に落ちているスパイクに対してアウトの判定とか、どう見てもブロックにさわっていないスパイクに対してワンタッチありの判定とか。さらに、ルールの解釈を根本的に間違っているものまであった。(双方のチームがネット上のボールを押し合った場面で、最後に押し込んだ方の反則をとった。現行規則では、プレー続行でなければならない場面。誤ってプレーを止めたのならまだわかる、昨シーズンまでの規則ではそうなった。)
サーブレシーブの悪さとあわせて考えるに、この状況でレベルの高い代表チームを作るのは、きわめて困難ではないかと感じた。

残り4チームの印象については→
オランダ
とにかくがっかりしたの一言。
結局グランプリから調子が下る一方できてしまった。
リードしていながらセットの終盤に逆転を許すのは、いったいなぜなのか。今大会だけでそれが何度もあった。(優勝したグランプリですらそのような場面はあった)

トルコ
知らない選手ばかりのチームになってしまった。スタメンで以前に見たことがあったのはEsraくらいである。しかしその割に試合内容は悪くはない。スパイクの力はあるし厄介なサーブを打つ選手が多い、特に#13のサーブに要注意。
結果的に山場となったドイツ戦では、セット終盤になると立て続けにミスが出て落としてしまった。この一番の原因は経験不足だろう。

ルーマニア
欧州ではかなりレアもののチーム。
ものすごく下手で見ていていらいらするが、レシーブがセッターに返ると速攻と移動攻撃をとにかく多用する。サイドの選手も速攻コンビに入りまくる。長いクイックとかダブルクイックとかバリエーションも多い。攻撃の印象は、ヨーロッパよりむしろアジア中堅のチーム、タイあたりと通じるものがある。
今大会最大の収穫で見ていて一番面白かった。セルビア戦の観戦中など、レシーブがセッターに返ると画面の前で「速攻いけ!」と叫んでいた。
これを立て続けにやられると、ヨーロッパの中堅から下位、アジアのチームと対戦したことがないチームでは、対応不可能だと思う。予備予選でスロバキアがフルボッコにされたときはこんな展開だったのだろう。
しかし、守備のしょぼさももちろんだがサイドの非力さもクロアチアよりひどい。オープンをまともに打てる選手は#6のTurleaしかいないようだ。
これ、もっと上位のチームもやれば面白いと思うのだが。でもセッターがいないか。(たとえばポーランドとかオランダとか。特にポーランドのアタッカーにはセンター上がりの選手が多いからあながち荒唐無稽ではない)

クロアチア
知っている選手が一人もいない。顔を見るからに若い選手ばかり。
崩れるとどうしようもないけれども、勢いに乗ったら強打を立て続けに叩き込んでくるしレシーブも突然上がるようになる。
これは誰も書かないだろうから、私が書いておく。ヴィジュアル度は結構高い。可愛い系の選手が多い。これも、若い選手が極端に多いことと関係があるだろう。

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