硬い話題を柔らかくどうでもいい話を真面目に語ることをモットーに書いています。
気温33℃。本来なら事務所に
滞在したいところだが、大阪での
商談があるので混雑する地下鉄に
乗っている。
幸い隅の座席に座れて、サイド
の窓をふと見たら藪蚊が窓ガラス
にひっついていた。
こちらの存在を気にすることなく
堂々とした態度には小さな姿を
超越した貫禄を感じつつ、一方で
頭の中では雌なのか雄なのか
こちらへ襲いかかることはないのか
と小さな心配を考えようとした矢先
に蚊の姿は既に消えていた。
咄嗟に首をすくめて左右を見渡すが
矢張り蚊の姿は見当たらない。
何だ要らぬ心配をしたと思いきや
私の右腕にしっかりと吸血に
取り掛かっている。左手は躊躇なく
蚊を仕留めた事で決着。
電車も目的地の駅に着いたようだ。
結局は雌だったのか…
ワクチン予約から見事に漏れて
列車に乗り遅れたかのような感覚。
次の列車はいつ来るのか、それは
秋なのか冬なのか。それとも…
私の歳の半分にも満たない
取引銀行の担当者が来週2回目
の職域接種があるのでアポ日を
変えてくれという言葉が戯言に
聞こえてくる。
まだまだマスクを頼らざる得ない。
もしもブルース.リーが
CGやワイヤーアクションだったら
彼の作品を見返す事は
決してなかったであろう…
文明の進化は人の個性を
埋没させるのか
最近の映画は俳優の名前さえ
覚えていることがない。
ジャッキーチェンの中国共産党
を絶賛した発言を往年のファン
にはどう映ったのだろうか…。
今日は発見した事がある。
社内の話であるが、ある女性
部下E子の報告内容が雑で不十分
だったので注意したら、
逆に突っかかる態度をとってきた。
最近何度か注意が続いたので
E 子も嫌気がさしたのだろう
かなり感情が高まっていたようだ
(実は電話越しではあるが)。
いつもなら「けしからんなー」と
電話をきるところだが、
その前にふと
気づいたことがあった。
E子と私が一緒の職場になってから
まだ一年も経っていない。つまり
お互い信頼関係が出来ていない
のである。これが原因なんだと。
自問自答ではあるが頭の中は
一足先に梅雨が明けたようだ。
顔上げて狭い事務所内を
見渡すと今日出社しているのは
たまたま女性ばかり。
男性は私ひとりぼっち。
それに気づいた時点から急に
居心地が悪くなってきた。逆に
まわりが男性ばかりも辛いが…。
そういえば最近の私学は共学が
多くなってきた。以前は建学の
理念を掲げて男子校や女子校が
たくさんあったのに少子化が
進むと理念もへったくれもなく
経営を優先としたというところか。
しかし一時的に定員を何とか確保
出来たとしても特色がなくなり
質が(更に)下がる可能性もある。
伝統という笠を被り、古い体質の
ままの組織は学校であろうと
企業であろうと淘汰される…
そんな時代になってきた。