硬い話題を柔らかくどうでもいい話を真面目に語ることをモットーに書いています。
Nさんは大手電機メーカーを
定年退職した後、神戸の
小さな貿易会社で経理仕事を
続けて後任の育成に励んでいた。
後任者に仕事を引き継いで
いる最中に背中に激痛が走り
Aさんは病に伏せてしまった。
気がついた時には末期癌で
あったらしい。
この知らせを聞いて私は
お見舞いに彼の自宅へ
向かった。
冬のどんよりとした空だった。
市街地から離れた山間部の峡谷
のような場所にかつてのニュー
タウンで開発されたマンション
の高層群があり、その一画に
彼の自宅のマンションが建って
いた。
天候や周りの古びてしまった
白亜の高層マンション群の合間
の坂道をトボトボと登ろうと
する私の足どりは重かった。
「今日の再会が最後かもしれ
ない」「一体何を話せばいいの
だろうか」混沌とした頭で
彼の自宅の玄関に立った。
Nさんは温かく出迎えてくれた。
彼の奥さんも穏やかな人柄の
優しい方だった。
何気ない会話が弾んできた時
キュルキュルと音が鳴った。
音の発信は彼の身体の中
であった。
キュルキュルという音の間隔
がだんだん短くなりこれ以上
の滞在は負担になると思い、
会話に区切りをつけた。
マンションのエレベーターまで
Nさんと一緒に歩いた。
私はエレベーターに乗り込み、
深々と頭を下げた。
エレベーターのドアが閉まり
動き出して顔を上げた瞬間に
扉の向こうのNさんの顔が
目に止まった。
その時の表情は先程まで部屋で
彼の姿とは全く異なっていた。
彼の眼差しが何を語っていた
のかはここで言うまでもない。
私はその時の彼の眼差しを
生涯忘れることはないだろう。
出会いと別れは人の世の常。
顔もさながら名前が出てこない
人がほとんど。
それはそれでいいと思っている。
一方で忘れらない人もいる。
Nさんはその一人。
生きていれば八十代前半
であろう。
私がまだひよっこの頃に
Nさんとの出会いがあった。
彼は大学時代に税理士を
目指していた。簿財二科目を
取得した時期に大手総合商社
A社へ就職。営業マンとして
サラリーマン人生を歩んだが
A社が破綻。当時は世間に
大きな衝撃を与えた事件で
あった。その後彼は大手電機
メーカーの貿易部門で経理畑
を歩む事になる。そして定年
手前の時期に私は彼と出会った。
結局一緒に仕事をしたことは
なかったが、かつて一度だけ
グレンモーレンジを片手に
色々な話を聞いた記憶がある。
特に印象的だったのは
小説「空の城」の話だ。
A社がモデルで経営破綻に
至るまで全て実名を把握して
いるので彼から本を借りて
食い入るように読んだ。
この時期に与信管理に
目醒めたのかもしれない。
続く…
頭が焦げそうだ☀️
天気予報では猛暑猛暑と
蝉の鳴き声のように連日
連呼している。
全国晴れマークで35度超え
も珍しくなくなった。
しかし全国どこも猛暑なのか
と思いきや実はそうではない。
北は北海道。
札幌や帯広も日によっては
本州とほとんど変わらない
猛暑日がある。
安定的に涼しい町は何処?
北海道の北東にある根室。
ここは真夏でも最高気温が
何と20度前後。
最低気温は16〜18度くらい。
明け方はひやっとするような
気温であろう。
聞くところによると
冬も道内では過ごしやすい
地域だとか。
テレワークするには
この町が適しているのかな。
大戸屋HDとオイシックスの
業務提携のニュース。
半澤のドラマのような展開に。
前回は応募に至るまで
述べたので、さらに今回は
テクニカル的な話をしてみたい。
経理職を希望して応募するからには
先ず、応募した会社の書類選考
を通過しなければならない。
となると履歴書及び職務経歴書
の書き方が重要になる。
繰り返しになるが
書類通過しなければならない
ことを強調しておく。
これまで見てきた応募者側で
ありがちなミスをいくつか
挙げてみると
①作成日付が古い
意外と多い。書類選考で
何回も使い回しをしたり
中には3ヶ月前の日付で
履歴書に退職予定と書かれて
いるのに予定日をとっくに
過ぎている強者もいた。
こういう方は経理向きではない。
②手書き
時々見かける。こういう人に
限って達筆とはお世辞にも
言えない字だったりする。
一昔前は手書きの会計伝票を
作成していた会社もあるが
今は見かけなくなった。
③メールアドレス
連絡先のメールアドレスも
出来れば注意を払いたい。
本人の性格や興味が表面化
しやすい箇所なので採用側に
よけいな詮索がかからない
アドレスが良い…かな。
後は「簿記三級取得 二級の
勉強中」というのが多い。
事実を記載している訳だが
ほぼインパクトはない。
書類選考を突破するには
もっとオフェンスの表現で
「一級も視野に入れて原価計算
や試算表から決算書作成の
基礎となる二級で工業簿記や
財務諸表作成を目標に現在は
ベースを養っている。」
といったアピールはどうだろう。
要は今は実力は伴って
なくても
いずれ御社に貢献しますよと
いった強いアピールが必要
であると個人的には感じる
次第である。
勿論、面接時には注意は
必要であるが門前払いは
もっと辛いものだ。
兵庫県知事🆚 明石市長
なかなか見応えがあった。
本音の議論もたまには
いいのではないか。
スポーツ刈りを今月も更新。
引き続き3ミリをキープ。
見た目は至ってカッコ悪いが
それよりもメリットが多い。
①涼しい
②洗髪が簡単
③髪のセットに時間かからない
④抜毛少なくて清潔
⑤この頭で眼鏡かけているので
山中教授のような気分になれる
まぁ⑤は除いても多くの利点
があるので頭部の芝生感を
多少我慢すれば後は見慣れて
くるだけだ。
連日の猛暑
コロナの夏は続く。