白髪

メンサの部下が業務報告の最後に

小さな声で最近白髪が目立って

きたと申し訳なさそうに教えて

くれた。

疎な白髪を気にするより年相応に

変化してきたとしみじみ…。

三十代、四十代は自己制御と言う

べきか、それとも自己暗示とでも

言うのが適切な表現なのかは定か

ではないが経理.管理の仕事が己の

宿命のように思いこみ、その範疇の

generalistを目指すことが最も

望ましい選択であるかのように

当然のように考えていた。

実はその選択は狭義な考えで自分の

可能性を自ら制御をかけていたこと

には気づいていなかった。

コンパスで小さな円を描くように。

もっともっと大きな円が描けるのに

それに気付くには時間がかかった。

五十代では自由度が高まり、仕事

の創造ができるようになった。

武道の乱取りのように自分から

仕掛けることが出来る環境は

経理マン時代には味わえなかった。

老いることは決っして悪い事ばかり

ではない。

白髪は歩んできた苦難のストーリー

を物語るのか。

車窓から見る積雪のように…

グローバルなんて口先だけになってないか

ユニクロ柳井氏のインタビューで

「日本人は内向きになっている」旨

の話を聞いてまさにその通りと。

子会社の商社では過去に日本人を

採用してから後悔した事がある。

例えば「語学は試したいが、駐在

は絶対嫌！」とか、「海外出張は

一人では何も出来ないのでついてき

て欲しいとか」

指示されたことは懸命にやろうと

するがその次の展開は指示待ち。

海外商談でも呑まれてしまうケース

が多々ある。出来なかった際の

言い訳を聞くのも内向きの傾向で

あろうか。

これでは海外営業はとても無理❗️

その後は採用時は日本人よりも

外国人を優先するようになった。

あとは彼等をマネジメントする力

で足りるからだ。

自戒もこめた呟きである。

ホーチミン到着

一年ぶりのベトナム出張。

去年と違ってこの一年間に力を

付けてきた証を見せるべく、

サンプル選びに余念がない。

かつて経理畑を歩んできた自分は

既に過去に生きた旅人であり、

今は小さな商社の一営業マンとして

大きなマーケットに挑戦すると

自らを鼓舞する。

新規開拓が目的なので心配よりも

新鮮な気分が遥かに勝る。

用意したサンプルにおいてはほぼ

ストーリーは整えた。

商談中は相手の反応を見るのが

とてもとても興味深い時間なので

ある。

ホーチミンの1日目が始まった…

リーダーの再評価

米不足

水不足

過去には卵不足、

トイレットペーパー騒動、

不安を煽る過剰な報道が更に消費者

心理に不安の拍車をかける。

裏返すと今の時代に強力なリーダー

がいないあらわれなのだろう。

もし中内功が生きていればどんな

行動を取っていただろうか。

敗軍の将のように語られているが、

かつてはメディアを利用として

消費者の不安を払拭したり、その後

神戸、福岡を発展に尽力した功績は

現代ではほとんど知られていない。

リーダーは聖人である必要はない。

リーダーの評価は時代の変遷に

より変わるのである。

連日の兵庫県知事の報道も恐ろしい

。全く関係ない人々が寄って集まっ

て批判の嵐。中にはコメントする事

で売名行為をする輩も。

無料(ただ)の情報にはあまり目を

向かないようにしたい。

台湾雑記

連日続いた会食も無事に終え、

滞在期間中はお守りの下痢止めを

飲まなかったのは幸いだった。

ちなみにトイレも一昔前と違って

紙を流す事が出来るのでストレス

強度も低く安心感さえある。

台北ではネット予約したビジネス

ホテルが知らない間に自動キャンセ

ルされているハプニングがあったが

、フロントスタッフの方が素早く

対応して頂き、ネット予約した同額

で部屋の手配を行ってくれた。

今回台湾で出会った方々にはいずれ

も優しく接して頂き感謝の念に堪え

ない🙇‍♂️

ビジネスは厳しいが人柄は別もの。

謝謝‼️