営業と経理の二刀流に挑む‼️

硬い話題を柔らかくどうでもいい話を真面目に語ることをモットーに書いています。

営業雑感④

2019-03-31 20:29:56 | ビジネス
前回の3つのキーワードの一つを取り上げてみる。

1)マーチャンダイジング(商品づくり)

 営業は、市場とものづくりをジョイントする役割である。
市場の要求とニーズを商品の開発・生産側に伝え、また
開発・生産側のメッセージを市場および最終消費者に伝達
するのが営業の仕事である。
 この双方向が機能している営業部門があって、はじめて
その企業にマーチャンダイジング(商品づくり)が定着
しているということができる。企業にとって、適正利益の
確保は企業の存続と発展のために必要不可欠であるが、
より重要なことは商品を通しての情報発信力である。
利益はあくまで手段であり、商品とその商品を通しての
サービスこそが社会のために役立つからである。
 従って、企業はそして営業部門はマーチャンダイジング
(商品づくり)に全力を傾注しなければならない。この
商品を通して市場にどんな情報を提案し、買っていただい
た顧客からどのような満足を引き出そうとしているのか、
そのコンセプトを明確にしなければならない。
 市場の反応・顧客の反響を、即座にまた商品の開発と
生産部門へフィードバックしていくこと、この循環こそ
が営業の役割である。もの売りの卑屈になることもあるが
、情報発信力を備えた営業には誇りとロマンこそあれ、
どんな場合にも卑屈になることがない。

(つづく)
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営業雑感③

2019-03-30 18:06:20 | ビジネス
 企業が存続し成長を続けていく上で、
営業力の強化は最も重要である。
しかし、強い営業力はともすれば
強い販売力と理解され、ものづくりを
ハードとすれば、ソフトの領域と誤解
されやすい。
 真の営業力とは、単にものを売り込む
力ではなく、市場に対してその役割は
情報発信する力で決まる。
 営業力の要素としては
1)マーチャンダイジング
2)システム
3)マンパワー

全体を100とすれば50~60は
マーチャンダイジングであり、残る
40~50の半々がシステムとマン
パワーであると思われる。


引用はここで一旦止めてみる。

20年以上前でも営業力は販売力では

ないと明言しているところに注目した。

マーチャンダイジングすなわち商品づくり

で大方決まる。今の時代にも当てはまる

考え方だ。営業力は人脈あるいは提案力

といったオーソドックスなイメージも

根強いがやはり商品の顧客満足度がないと

継続的な販売は難しい。

(つづく)










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営業雑感②

2019-03-29 21:37:02 | ビジネス
(前回のつづき)

(2)デジタル化してものを言う

 米国人と話していると、日本はアナログ社会である
のに対し、アメリカは典型的なデジタル社会だと
痛感する。端的にいえば、日本人は時間でものを
考え、米国人は時刻でものを考える国民だといえる。
 日本人はすぐ「最大限努力するとか、出来るだけ
頑張る。」とか言いやすい。これからのビジネス社会
では数値化する努力、デジタル化する努力が必要で
ある。

(3)この道一筋5~10年は相手の説得力にならない

 中国人は商人社会で、日本人は職人社会であると
よく言われる。職人社会では経験が必要であるから、
この道何年ということを言いやすい。
 このことは相手から見れば「視野が狭いということに
なり、考え方が自説に拘われやすく保守的だ。」という
ように受け取られやすい。この道一筋は決して説得力
にならないことを肝に銘ずべきである。

(4)大切なのはマーケットであり、顧客満足である

 米国人と仕事していて彼等の最大の関心事は、市場
が何を要求し、買った顧客がどのように満足している
かということである。あるいはどのように不満をもって
いるかという事実である。
 いまは統計学の手法を使えば、千件のサンプルでも
あれば十分である。テレビなどでもその程度の
アンケートでどんどん放送に取り入れている。
経験とキャリアは、どのようなアンケート調査を行う
かに活かされるべきである。それが一番相手を説得
する力となる。

つづく


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営業雑感①

2019-03-27 20:39:39 | ビジネス
以前大変お世話になった方で大手自動車メーカー

の物流本部の責任者されていた時のシラバスが

掃除していたときに出てきた。


昨今は日産・ルノーが話題になっているので

何らかの参考になればと思う。

平成9年ごろの内容で少しずつここで紹介して

おきたい。


(最近マツダ販社の経営トップに意識的に
話していること)

マツダ(株)の物流本部を担当していた時、
マツダフォード間で一年に2回、物流責任者会議
を開いていた。
夏はアンカレッジ、冬はホノルルという恵まれた
環境での会議で、内容も充実していた。
今から10年前の話であるが、その時の経験を
話している。


(1)一度確認した話はむしかえさない
会議は毎回3泊4日で開始していた。当日の
会議内容はその日の夜それぞれの通訳が訳し、
翌朝会議がはじまる前に双方の責任者がサインを
かわすことによって、次の日の会議が始まった。
サインを交わした議事録の内容については、話を
むしかえさないというのが暗黙のルールだった。

つづく



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新しいビジネスモデル

2019-03-26 23:20:07 | ビジネス
会社の主力商品の実績をさりげなく

見ていると明らかに売上利益が

伸び悩んでいる商品に気づいた。

やはり商品にも寿命がある。既存の

ビジネスモデルが時代の変化に対応

出来なくなってきたのではなく、

商品が売れている間に次の手を考えて

いなかったと思われる。

売上が数年横ばいになったときが

要注意で抜本的な見直しか、新たな

ビジネスモデルの構築が求められる。

販路の拡大で特売を打ったり、販促を

行ってもその時には効果が薄い。

例えばカールの東日本販売中止は

まだ記憶に新しい。

粗利が低下してきたら更に黄色信号。

営業活動の見直しが必要かもしれない。

ヒントは点在しているが線に結び付け

るのが成否の分かれなのだろう。

自分の頭の固さだけは気づいたのだが。

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