いくつか続報が出ていますので、リンクしておきます。
人気本が別の手記に酷似 実話集「最後のパレード」 - 47NEWS(よんななニュース)問題となったのは「大きな白い温かい手」と題した1編。「小さな親切」はがきキャンペーン(「小さな親切」運動本部主催)で2004年に日本郵政公社総裁賞を受けた女性の文章に酷似していた。着ぐるみのキャラクターが車いすの老人の背をなでて励ます内容。
同本部は「女性には出版社からも著者からも使用の連絡はなかったと聞いている。著作権の問題も含め、顧問弁護士と相談したい」としている。
サンクチュアリ出版は「著者はインターネットで女性の手記を見つけ、それを参考にした。誠意を持って対応したい」と話している。 |
あれあれ、あっさり出版社が盗作を認めました。怒りの会見といった著者の中村克さんはどうしたでしょう。
ネットで見たものを載せたのと投稿があったものを載せたのでは全く状況が違います。あたかも、誰かが同一の内容を場所を東京ディズニーランドに変えて投稿したというような言い方もしているわけですが、どちらなのか、これはあいまいにしてはいけません。
昨日の記事 ↓
東京ディズニーランド「最後のパレード」に盗作疑惑 - 未来への便り アドバンス
<追記>
問題の手記は読売新聞夕刊に載ったもののようだったようです。だから読売新聞の記事がかなり突っ込んで書かれています。GJ。
ベストセラー盗用疑惑、TDL逸話集「最後のパレード」(読売新聞) - Yahoo!ニュースほかにも、掲載されている複数のエピソードが、過去にインターネットの掲示板「2ちゃんねる」に投稿された文章と酷似していることも明らかになった。
読売新聞掲載の作品とほぼ同じ内容だったのは「大きな白い温かい手」と題された文章で、脳梗塞(こうそく)で障害が残った車いすの夫とその妻が、「ドナルドダック」に背中や腕をさすられ、感激したという話。社団法人「小さな親切」運動本部が2004年に実施した同キャンペーンで日本郵政公社総裁賞を受けた作品に酷似しており、文末を「です・ます」にしたり、「重度の」を「重い」にしたりするなどの言い換えはしているが、文章の流れや表現はほとんど変わらない。
この作品は同年11月24日の読売新聞夕刊に掲載されているが、執筆した大分県内の女性は、同書で使うことを一切知らされなかったという。女性は「ディズニーランドではなく、地元の遊園地に出かけた時のことを書いた」と話している。
一方、2ちゃんねるには同ランドでの感動した出来事を紹介するコーナーがあり、そこへの書き込みと酷似した文章も、同書には複数収録されている。2ちゃんねるに書き込まれた時期は、同書の出版以前だった。
同書の末尾には参考文献が挙げられ、「関連サイトの情報を参考にさせていただきました」との記載もあるが、外部の文章を引用したなどの記述はなかった。
著者の中村氏は、読売新聞に載った作品がほぼそのまま収録されていることについて、「ネットなどいろいろなところから題材を仕入れたと本にも書いてある」と釈明。「15年間現場にいたから、こういう話はいくらでも聞いている。決してうそではない」とする一方、「全部本当かどうかは分からない」とも話している。 |
2ちゃんねるも巻き込んでますね。大問題になりそうです。amazonのブックレビューも注目です。↓
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読売のだけでなくほとんどのエピソードも引用か?
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志が低すぎる
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ディズニの質を落とす、
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騙された気分です。
上記47NEWSの記事の関連記事としてなぜか神戸新聞のコラム「正平調」がリンクされていました。何かのキーワードでリンクされたのでしょうが、そのコラム、例のスーザン・ボイルのことに触れています。
神戸新聞|正平調|2009/04/21たった十日足らずで大騒ぎとなった。英国のテレビ番組で四十七歳の女性の歌声が称賛された。その後あっという間に、インターネットで評判を呼び、世界中から感嘆の声が上がる◆日本のニュース番組で、その映像に触れた読者もいることだろう。歌ったのはミュージカル「レ・ミゼラブル」の挿入歌である。地味な容姿の女性が静かに歌い始めたとたん、観衆から歓声が巻き起こった |