にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

ことばとことばにならないもののあいだ

2008年09月09日 | 日々のこと
先日の月の宴で共演してくださった、栗田洋輔さんが、あたたかい言葉をよせてくださいました
ゆっくりたさんの五線譜

以前にもこのブログで書いたことがありますが、栗田さんは、太陽と月の両方の光を兼ね備えた稀有なアーティストです。

栗田さんと一緒に演奏させていただくことで、自分自身の新しい課題が見えました。

太陽と月、はわたしのなかでは、言葉と、言葉にならないもののイメージでもあります。

感覚を大切にするあまり、言語化(時には、音に、あるいは楽譜に)する努力、音楽に言葉で向きあう努力が、まだまだ足りていないなあと実感しました。

そのことと深くかかわっているのだと思いますが、まだまだ中途半端な自意識、甘えを捨てられていないなあとも感じました。

言葉にならないものに甘えない、とはすなわち言葉に甘えない、ということであり、言葉に甘えなくなれば、言葉にならないものが、もっと深く感じられるようになるのではないかと思っています。

もっともっと素直に、自意識の鎧を溶かして、流れる水のようなうたをうたえるようになっていきたいです。