knock knock

押し出されてイギリス生活開始。外人の旦那と娘と戦いながら、、、独り言発していhます。。。BGMは!CNBLUE。

彼女は一人で、、、

2012-02-26 11:58:08 | 生活独り言
亡くなっていた所を発見されたお兄さんの49日ということで、御実家、岩手からいらっしゃったK君の妹さん。
K君に妹さんがいるのは知っていたのだが、お会いするのは初めて。
亡くなったK君にそっくり。


30年近く前のバイトで知り合ったご縁。当時を知る数名の仲間と集まる。
娘をメタボに預けたあたしは遅刻で参加。すでに話は涙の場面をを越えて昔の楽しい思い出を語るところにきていたようで、妹さんにも笑顔が。。。。


バイトというのは、夜6時から開店のお店であった。K君は当時、キッチン内を担当。几帳面な彼は、当時の料理レシピを綺麗なイラスト付きでノートに記録していた。細かいレシピとともに、この料理にはこのお皿を使う。。。。この飲み物にはこのグラスを使う。。。。。まで。。。このノートをバイトが終わってから30年近くたっても持っていた彼。


年末にご実家に戻り、、、、、ご両親のお墓参りを妹さんとして、仕事があるからと、ほとんどとんぼ返り状態で岩手を後にした彼。地震の後、初めて東北に戻った彼は復興の早さに感動し、復興に手を延ばしてくれた人に感謝すると年始には珍しくメールをくれた。実家に残した妹さんには、新幹線から、何度もメールをいれ途中経過を連絡したらしい。


本当にいい人だった彼だが、、、、、、、
弱点もあった。




かなりの量のお酒を飲み。
タバコも吸っていた。。。。。。






肝臓機能低下で健康診断では、いろいろ指摘があったらしいのだが。。。。。
お酒のストックはかなりしっかりあったらしい。


吐血は今回が初めてではなかったようで。
吐血後、ちゃんと掃除洗濯をしょた形跡があったと。
その後に再び襲われた吐血発作でそのまま、別の世界に行ってしまったらしい。


6年前にマンション購入。
その過程は誰がみてもよくわかるようにファイルされ彼の思い入れを思うと、このマンション、、、、どうしていいのか、わからないと語る妹さん。。。。。。
部屋はとても綺麗で、家電の取説も完璧にファイルされ、彼のマンションに初めて訪れた妹さんではあるのだが、どこに何があるのかさっぱり、、、、、なんてことは全然ないと。。。。




「ただ、、、、、、ドライヤーがないんですよね。。。。。。」






30年前にはふさふさしていたK君だったのだが、、、、、、確かにね~

彼にはドライヤーは必要ではなかったな。。。。。。




「どうしていいのか、、、、、さっぱりわからなくて。。。。。。 」





妹さんは42歳。独身。岩手に仕事を持っている。
お母さんはかなり早くに亡くされ、、、、、、
お父さんもすでに他界されている。
そして、お兄ちゃんも。。。。。。。今回、お墓に入ることになり。。。。。。。。


「早く結婚してね。まだ、大丈夫だから、子供を産んでね。」


西武池袋線の中、彼女の手を握り、私は泣いていた。
彼女は、お兄さんが発見されたマンションに一人戻って行った。。。。。。




震災で全てがおかしくなってしまった人たち。。。。。
こんな風に家族を無くしてしまった彼女。。。。。。。







あーーーーーーーーー頭がおかしくなりそうである。