knock knock

押し出されてイギリス生活開始。外人の旦那と娘と戦いながら、、、独り言発していhます。。。BGMは!CNBLUE。

透明の壁あり

2016-03-09 16:04:09 | 生活独り言
ベトナム人経営のネイルサロンの面接にて、作業が遅すぎでお話にならないと切り捨てられたのが、去年の事だ、、、、
わかってはいたものの、現実の厳しさを思いっきり受け止めた、、、、、すぐさま、白人経営のサロンにだめもとで自分の履歴書を落としに寄って見た、、、、
それが今、見習いとして通い出したネイルサロンとの出会いである、、、、7月に数回顔をだし、そのまま夏休みで日本に戻り、8月、再びサロンに顔を出した。
歩合制のために、サロンに長く居座ろうとも給料につながることはなく、、、、ハーフターム(学校が休みの1週間)や土曜日はまるまる娘を一人にし、以前は学校まで迎えに行っていた事も少なくなった。
この生活も夏が来たら1年となる。。。。


こんな自分を拾ってくれたサロンオーナー、ルーシーに感謝しつつ。
いろいろわかってきたことが、、、、、


35歳ぐらいの、、、アイルランド人、、、サロンオーナー、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 ルーシー。
38歳ぐらいの、、、イギリス人、、、、、ネイリスト6年 本職はメイクアップアーティスト 、、、 リー。
23歳、、、、、、、イギリス人、、、、、受付/ネイリスト/まつげエクステ、、、、、、、、、、、 ガビー。
27歳ぐらいの、、、イギリス人、、、、、まつげパーマ専門、、、、、、、、、、、、、、、、、、、 ベサン。


ルーシーがネイリストとしてトレーニングしたのが、、、、リー。
しかし、ルーシーの2度による妊娠出産休暇により、現在、一番忙しくお客さんを扱っているのはリー。


リーの態度はどんどん大きくなり、、、、ルーシーは面白くない。
仕切りたいルーシーに、ルーシーのやり方に納得いかないリー。
間に入っているのは、上手に切り盛りしているガビー。
ベサンはどちらかというと、、、リー寄り。



” ルーシーには言わないで欲しいんだけど、、、、実は他の仕事に履歴書を送ってたのよ、、、、でも結果が来て、、、、だめだったーーーーーーー ”


一瞬、同じ部屋になったと思ったら、、、、リーのおしゃべりが炸裂、、、、

リーはもともと、TVドラマのメイクを担当していたのだが、単発すぎる仕事、先の計画ができない仕事、、、という状態を不安に思っていた所、ルーシーと知り合ったと、、、、
最初は、リーにもサロンを持たせてもらうという共同経営という話しがでていたというのだ、、、、


” 本当はわたしにはメイキャップ、ヘアーなんかをやるサロンを別に作るという話しだったのよ、、、、、、でも6年たった今、、、、そんな話しどこへやら、、、、 給料アップも話しをしていたのに、約束してくれていたのに、経営困難のために話しで終わっているだけだし、、、、今回、知り合いからの情報で、TVドラマのメイクの仕事が上がって来てね、、、、ほら、人気の連続ドラマ! だから契約も6ヶ月だったの。とにかくヘアメイク業界に戻って6ヶ月の仕事さえゲットできたら、その6ヶ月のうちに次の6ヶ月の仕事を探せるでしょ、、、、そういう仕事に戻りたかったのよね、、、、今回のこの仕事は知り合いが回してくれたからさ、、、、脈あり!!!と思っていたのだけど、、、、わたし、、、、もう、、、ルーシーと仕事するのが本当に嫌なのよね。疲れちゃって、、、、、 やっぱりネイルの仕事より、業界のメイクアップのほうがやりたいのよねえ、、、、”


最初はまったくわからなかった、、、、、、、
個性の違う二人の女性に若いガビーがはいって上手に三角形を作って仕事をしているなあという印象であった、
しかし、、、、、最近は、、、、英語がわからなくとも、、、、



ルーシーはリーが嫌い。
リーはルーシーが嫌い。

リーはガビーにルーシーの事を愚痴り。
ルーシーはガビーにリーの事を愚痴る。


本当に小さなサロンなのだが、、、、、透明な壁できっちり区切られている状態。。。。。その壁は氷のように冷たい。。。。。。。


” メイクアップの方がやりたいのなら、サロンの仕事は減らして、業界の仕事探しに力を入れてみたら? ”

” あ、、、でもさあ、、、、落ちちゃったTV連続ドラマの仕事みたいに6ヶ月というくくりならいいんだけど、、、、業界のメイクとかの仕事って通常は、本当に単発でね、、、、急に明日から2週間束縛されたり、、、、ほんの数時間の仕事だったりで、、、サロンの仕事を減らすと、メイクの仕事はいつ廻ってくるかは全くわからない状態なのよね、、、、あたしは独身だし、、、、、家賃を捻出するにはやはりレギュラーな収入が必要でしょ、、、、、今がとても忙しいから、この仕事を切ることは難しいのよね、、、、あーーーー でもあたし、、、ルーシーが本当に嫌なのよーーーーーー 給料明細だって出してくれない、、、、なんだか経営がとてもやくざなのよ。 わたしはそういうのが大嫌いなの。 ”






リーとルーシーのどろどろ関係は、常連客にはあからさま。。。。

” ルーシーはどこにホリデーに出かけているの? ”

” まったーーーーーーーーーーーーーーく、知らない。 ”









ひーーーーーーーーーーー
以前、、、わたしはルーシーからリーの態度に頭に来ると愚痴られた事がある、、、、、

” 自分のお客さんのお茶は自分で出すべきなのよ。あきこを使ってばかりで、注意しているんだけど、、、、、そして、その後のカップとか洗わないし、、、、トイレの手ふきタオルも全部、あきこやガビーに投げているでしょ? ”







ほーーーーーーーーーーーー
サロンは本当に小さい空間なのに、、、、、こんな透明な壁に囲まれているだなんて、、、、、、
わたしの唯一の逃げ場書は、、、ガビー。。。。23歳だけとめちゃくちゃ頼りになる。



” ガビー、、、、リーがルーシーのこと、すごく怒っているよ。 ”

” そーーーーーなのよ! あの二人は本当に馬が合わない!!!! 双方から双方の愚痴をわたしに言ってくるから、まいっちゃうわよ。 あきこも、、、、お客さんの指名が無い限り、どれだけ手伝ってもお金にならないんだから、火曜日とか来なくてもいいんじゃない? ルーシーはずるいわよ。そんな風にあなたを使うのは、、、、 ルーシーはお金に関して、がめついところがあるからね、、、、、あ、、、、今度の土曜日のお客さん、、、、、ほら、、、最近旦那さんを亡くしたというお客さんがいたじゃない?その人のお友達がその人からアキコを勧めてもらって予約いれてきたんだよ! ”





お! 初の指名!!!!!!










小さな空間を一緒に過ごしているんだもの、、、、仲良くやろうよーーーーーーーーーー
楽しくしてないないと、、、お金の神様は廻って来てくれないよーーーーーーーーーーー






透明の壁、、、、気がつかない振りが一番なのか、、、、
透明の壁が溶けてなくなるように勤める方がいいのか、、、、、

もう少ししたらホリデーからルーシーが戻る。。。。。。。。