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【身体の科学】『1:身体中の細胞が疲れきっている』

2012年03月15日 | 【社長体験談☆多機能障害からの復活!】




横浜市関西ローカルの番組ながら、関西テレビの「アンカー」に水曜日の
レギュラーを勤めて居られる青山繁春氏の政治・国際問題の評論を
欠かすことなく拝見している。

青山氏は11年の初めに大腸癌を切除。その直後にも大阪まで出て
きて熱弁を揮われていた。気力の人であると尊敬している。

青山氏のブログを拝見すると、手術に際しての全身麻酔で、身体中
の細胞という細胞がすべて疲れきっている状態だと書いて居られる。

ボクには青山氏の描写が良く分かる。
ボクも09年5月に積年の腰痛の原因であった脊柱管狭窄症を治癒
すべく、インターネットで探しあてた名医による手術を受けた経験が
ある。

麻酔の先生がMRIやCTの映像をご覧になって、その病状の複雑さ
に驚かれ6時間分の麻酔薬を注入された。

名医の腕は僅かの一時間で複雑な箇所の手術を完了されたのだが、
麻酔が効きに効き、延々18時間もボクは昏睡状態に陥った。

青山氏の描写をお借りすれば、ボクの身体中の全細胞は疲労を通り
越して仮死状況になった。相当部分の細胞は死滅したかも知れない。

全身のありとあらゆる障害が次々と発生した。
言語障害・食欲障害・味覚障害・起立障害・思考障害・行動障害など、
全ての脳障害が起きたのだった。
二年半が経過した11年秋の段階でも、まだ歩行や起立に障害が残って
いたし、それ以後も階段の昇降が怖い。

古事記や日本書記を読み直すことで、天つ神や国つ神の御名を再暗記
することで、幸い記憶障害は早く直ったが、他の障害は長びいた。

手術後もっとも気を付けないといけないのが転倒なのだと、病棟の婦長
から何度も念を押されたのに、ボクは初日に二度転倒し、翌日も三度転倒
といった具合に何度も転倒を繰り返した挙句、頭部を強打して硬膜下血腫
まで出来て、その手術も行う破目となった。

食欲障害には驚いた。何を見ても食べたくないのだ。
何より脳障害から来る認知症が怖い。
脳と神経の細胞を守りぬくのだとの意識で、毎朝コーヒーにスプーン一杯の
砂糖を忘れなかった。砂糖は直ちに吸収されてブドウ糖になり、脳と神経の
栄養源になる。



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