ぶうちん村、風わたる。

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またもや不条理な結果に。 ~溝辺町殺人事件~

2009年10月02日 20時19分35秒 | Weblog
 今年5月に2人の女性が短刀で刺殺された事件について、殺人容疑に問われた男性が犯行時心神喪失状態だったことを理由に、地検が不起訴処分にすることにしたというニュースが伝わってきました。

 またもや・・・です。
 鹿児島県内だけでも、昨年10月、今年2月と同様に不起訴扱いの殺人事件があります。

 以前、この件について、心神喪失状態であったとしても、人を殺した事実に変わりはなく、絶対に許されない行為として、罪を問うべきだと主張しました。

 この対応、全く理解ができません。
 
 家族が不条理な形で命を奪われたのに、被害を被った側は何もできないのです。今回も被害者の夫は「妻が亡くなったのは事実なのに、裁判もできないなんて。動機も分からないまま。本当にこれで終わってしまうのかと思うと悔しい」と語っています。

 直接は関係ないのですが、あえて少年犯罪を引き合いに出せば、当時「おとなでも許されないことは子どもでも許されない」として、少年法の適用範囲が拡大されました。
 この言葉を使えば、心身「正常」者でも許されないことは、心神喪失者でも許されないとなります。
 子どもは社会体験が少なく、判断力の甘さがあったとしても、だめなものはだめなわけです。
 もちろん、子どもと心神喪失者と同様ではないものの、あえて言いたくなります。

 妻が言いました。
 家族が殺されたら私は自分の精神をコントロールできるか分からない。絶対に許さない、その気持ちで復讐する。
 ・・・・・ 自分の精神を理性でコントロールできない状態・・・=心神喪失とまでは言わないまでも、それが遺族の心境でしょう。

 変な例えですが、犯人に対して、裁判の場などで顔を見たとたん、怒りが押さえられなくなって取り乱し、射殺したら、これも「心身喪失」でしょうか。
 (その前に銃刀法違反でしょうけど・・・)


 法が言っているからではなく、遺族の感情に立って考えるべきことだと思います。

 
 私の意見がおかしいという方は、理屈ではなく、自分の身内が殺されたらという仮想体験の中で意見を述べてほしい。感情を納得させられるだけのことが言えなければ、この世の中を作っている理屈は矛盾をきたすことになると思います。
 (難しい言葉は使わずに、分かりやすく)
 併せて、「名無しさん」みたいな無責任な発言ではなく、返事ができるように、きちんとアドレスも公開して正々堂々述べてほしいと思います。
 (無責任な発言は削除します)

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