今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

進撃の巨人2 諫山創 2010年7月16日 講談社

2015-07-16 06:50:41 | 進撃の巨人
巨人が支配する世界。まだ見ぬ壁外の世界に憧れるエレンは訓練兵となり、仲間と共に巨人に対抗する技を磨く。
だが大巨人の出現により、無数の巨人が壁の中に侵入。
親友であるアルミンを助けようとするエレンだったが、代わりに自らが巨人に食われてしまう・・・・・・!!
裏表紙より。
ボクの従兄に2m以上の奴がいましてねってそれシンセキの巨人やないかーい(ちーん)
はい、すみませんでした。
・・・さぁ2巻の感想いってみよー。



第5話 絶望の中で鈍く光る

兵士A「こんなの・・・大した時間稼ぎにもならない!」
兵士B「馬鹿野郎お喋りするヒマがあったら連射力を高めろ!!」
 「お前の女房も娘も壁の中だろ!?」
兵士A「ああ!!これ以上は巨人を街に入れたくねぇ!しかし・・・奴らに大砲は・・・」
言ってる側から吹き飛んだ頭が治ってるんですけどー?
なお近接戦闘を行っていた『先遣班は全滅』した模様・・・\(^o^)/


アルミン もう駄目だ・・・
 僕なんかが耐えられるわけがない・・・
 こんな地獄では・・・
目の前で親友エレンを失ったことで心が折れるアルミン。
ざんねん!!
アルミンの しんげきは これで おわってしま・・・うのか?

その頃、内側の壁の中に入るための門では馬鹿げた騒ぎが起きていました。
街の人々「お・・・おい・・・!!あんた達・・・」
 「今がどんな状況か分かってんのか!?」
ディモ「分かってるからこうなってんだよ!!」
 「てめぇらこそ壁を出たかったら手伝え!!」
街の人々「ふざけんじゃねぇよ!!それ以上押し込んでもその荷台は通れねぇよ!!」
 「何考えてんだ人を通すのが先だろ!!」
( ゜д゜)

ディモ「いいから押せ!!」
 「この積み荷はお前らのチンケな人生じゃ一生かかっても稼げねぇ代物だ!協力すれば礼はする!!」
( ゜д゜ )

街の商会のボスであるディモの暴走は兵士ですら止められない。
これがホントの押し問答なんつtt
街の人々「巨人だ!!」
 「すぐそこまで来てるぞ!!」
\(^o^)/

精鋭兵士A「クソ!!なぜオレ達を無視して住民の所に行くんだ!!」
精鋭兵士B「奇行種だ考えても無駄だ!!」
行動パターンが他と異なる巨人を『奇行種』と呼ぶらしい。
いやー最期にベンキョウニナッタナー

ミカサ「・・・・・・」
エレンの幼馴染かつ超人のミカサのおかげで助かったー。
ここまで存在をスルーしたけど、この先は縦横無尽の活躍をするだけに無理。
もうタイトルを進撃のミカサにすればいいと思う。

さて、そのミカサが門で繰り広げられていた馬鹿騒ぎを視認。
ミカサ「何を・・・しているの?」
 「今仲間が死んでいる・・・」
 「住民の避難が完了しないから・・・巨人と戦って死んでいる・・・」
兵士は立体機動装置で壁を越えられるもんね。
撤退指示さえ出たらスタコラサッサですわ。


ディモ「それは当然だ!住民の命や財産を守るために心臓を捧げるのがお前らの務めだろうが!!」
 「タダメシ食らいが100年ぶりに役立ったからっていい気になるな!」
ダメだこいつ・・・
早くなんとかしないと・・・


ディモ「・・・・・・!!やってみろ!!オレはこの街の商会のボスだぞ!?」
 「お前の雇い主とも長い付き合いだ下っ端の進退なんざ・・・冗談で決めるぞ!?」
ミカサ「?」
 「死体がどうやって喋るの?」
・・・くぁー。
何だここのミカサの表情。
『ボスだぞ!?』と凄むおっさんがゴミのようだ!

これでビビったおっさんが荷台を引いて、街の人々は無事避難できましたとさ。
めでたしめでたし。
女の子「おねぇちゃんありがとう!!」
ミカサ「!」
 「・・・・・・」
母親「おかげでみんな助かりました」
 「感謝いたします」
カシャ
トン
なんというイケメン・・・!


ミカサ どうしてこんな時に思い出す・・・?
こっから次回まで続く回想スタート。



第6話 少女が見た世界

エレン「戦え!!」
ミカサ「・・・・・・!!」
エレン「戦うんだよ!!」
エレン「戦わなければ勝てない・・・」
ミカサ そうだ・・・・・・
 この世界は・・・
 残酷なんだ
うっへー・・・重すぎる過去だな。

エレン「早く帰ろうぜ」
 「オレ達の家に」
これは惚れる。
いや、むしろ崇拝の領域。

そして今。
ミカサ 私には・・・この世界に帰る場所がある
 エレン・・・あなたがいれば私は何でもできる
こんなに嬉しいことはない・・・
でも、そのエレンは・・・で次回。



第7話 小さな刃

ミカサ 一時撤退の鐘は聞こえたはず・・・
 なぜみんな壁を登ろうとしない・・・!?
エレンを探して前線(外側の壁寄り)まで出てきたミカサ(精鋭は内側の壁よりに配置)。
しかしなぜ前線の兵士は撤退しないのか・・・?

ジャン「どうもこうもねぇよ・・・」
 「やっと撤退命令が出たってのに・・・ガス切れでオレ達は壁を登れねぇ・・・・・・」
・・・・え?

ジャン「戦意喪失したんだと・・・」
 「気持ちはわかるけどよ」
 「オレ達への補給任務を放棄して本部に籠城は無ぇだろ・・・」
 「案の定巨人が群がってガスを補給しに行けねぇ・・・・・・」
・・・ksg。
ざんねん!!
ジャンの しんげきは ここで おわってしまっ・・・てたまるかー!
そんなひどい話は認めない、認めないぞ!

前線の兵士(ほとんど訓練兵)が絶望に沈む中、ミカサはアルミンを発見。
ミカサ「エレンはどこ?」




アルミン「僕達・・・・・・訓練兵・・・・・・34班―――」
。゜。゜(ノД`)゜。゜。

ミカサに自分のふがいなさを詫び続けるアルミンだが・・・
ミカサ「落ち着いて」
 「今は感傷的になってる場合じゃない」
おお・・・

ミカサ「私は・・・強い・・・あなた達より強い・・・すごく強い!」
 「・・・ので私は・・・あそこの巨人共を蹴散らせることができる・・・例えば・・・一人でも」
 「・・・・・・」
 「あなた達は・・・腕が立たないばかりか・・・臆病で腰抜けだ・・・」
 「とても・・・残念だ」
 「ここで・・・指をくわえたりしてればいい・・・くわえて見てろ」
なんとも棒読みっぽい煽り。
だがそれがいい。

ミカサ「できなければ・・・・・・死ぬだけ」
 「でも・・・勝てば生きる・・・」
 「戦わなければ」
 「勝てない・・・」
そして1人突撃・・・!


ジャン「残念なのはお前の言語力だ」
 「あれで発破かけたつもりでいやがる・・・」
 「てめぇのせいだぞ・・・エレン・・・」
 「オイ!!オレ達は仲間に一人で戦わせろと学んだか!?」
 「お前ら!!本当に腰抜けになっちまうぞ!!」
ジャンがガーッと煽ってからの~

みんな「うおおおおおおお」
うおおおーーー
巨人共 みんなで攻めれば 怖くない


コニー「しかし・・・すげぇなミカサは・・・」
 「どうやったらあんなに速く動けるんだ・・・・・・」
サクサク巨人を仕留めるミカサ。
訓練兵で上位(8番)のコニーから見てもミカサは圧倒的らしい。
これならなんとかなるかもしれないね!


アルミン イヤ・・・
 ガスを蒸かしすぎだ!あれじゃすぐに無くなる
 いくら腕があっても機動力がなくちゃ僕らは無力だ・・・
 やはり・・・
・・・おい、余計なフラグ立てるのはやめr


アルミン いずれ・・・
プシュ
ガンッ
アルミン「・・・・・・!!」
 「ミカサ・・・!!」
あああああっ!!?


ミカサ この世界は
 残酷だ
 そして・・・
 とても美しい
(迫る巨人)
 いい人生だった・・・
「進撃のミカサ」完!
御愛読ありがとうございました!
諫山先生の次回作に御期待下さい!

回想エレン「戦え!!」
 
 「戦え!!」
ミカサ 何としてでも生きる!!
 「うあああああ」

エレンの言葉を思い出し、エレンを思う気持ちで立ちあがるミカサ。
その時信じられない事態が!で次回



第8話 咆哮

ミカサ 高揚した・・・
 その光景は
 人類の怒りが体現されたように見えたから・・・
巨人を襲う巨人、登場す。

呆然とするミカサの下にアルミンとコニーが合流。
ガス切れのミカサに自分の立体機動装置を渡すアルミン。
そして自分はその場に残るつもりのアルミン、それを拒否するミカサとコニー。
しかし機動力命の戦場で無理だよそれは・・・!

アルミン「聞いてくれ!!」
 「提案があるんだ!!」
コニー「提案?」
アルミン「・・・・・・」
 「やるのは二人だ・・・だから・・・」
 「二人が決めてくれ・・・」
 「・・・・・・」
 「無茶だと思うけど・・・」
土壇場で思いついたアルミンの提案とは・・・?


その頃、他の仲間たちは絶望を見ていました。
ある者はガス切れで、ある者はその仲間を救おうと焦って、ある者は・・・
もうダメじゃー、終わりじゃー・・・
ジャン「今だッ!!!」 
 「巨人が少しでもあそこに集中しているスキに本部に突っ込め!!」
この状況で素早い判断。
そして犠牲を出しつつもとうとう本部突入成功!

やったねジャン!これでガスを補給すれば離脱でk

ジャン 普通だ・・・・・・
 これが現実ってもんだろうな・・・・・・
ジャン 普通に考えれば簡単にわかる
 こんなでけぇヤツには勝てねぇってことぐらい・・・
ざんねん!!
ジャンの しんげきは ここで おわってしm

(吹き飛ぶ巨人)
(咆える巨人を襲う巨人)
ジャン「は・・・!?」
 「ありゃあ・・・・・・何だ・・・・・・?」
これは・・・まさか・・・もしかして・・・!?
そう、そのまさかよ!


コニー「やったぞアルミン!!」
アルミン「痛い!!痛い!!」
コニー「お前の作戦成功だ!!」
 「みんな!!あの巨人は巨人を殺しまくる奇行種だ!!」
 「しかもオレ達には興味がねぇんだってよ!!」
 「アイツの周りの巨人をオレとミカサで排除して補給所に群がる巨人の元まで誘導してきた!!」
やったねコニー!これでみんな脱出できるよ!
簡単に言ってるけど、『オレとミカサで排除して』ってコニーはアルミンを背負ってですよ。
この坊主頭はもっと評価されていい。

果たして訓練兵たちは無事巨人から逃れられるのか・・・?で次回。



第9話 心臓の鼓動が聞こえる


補給所の中に入り込んだ巨人をどうにか倒し、ガスを補給した一同。
いざ脱出と外へ出ると、そこにはボロボロになった「巨人を襲う巨人」。
最期に大暴れし、その場にいた他の巨人を殲滅して力尽きる。
その中から現れたのは・・・!?

アルミン「・・・・・・!!」
 「一体・・・」
 「何が・・・・・・」
絶望の中起きたこの事態、人類の希望と言えるのか・・・?で2巻終了。



ご愛読ありがとうございました
オレ達の戦いはこれからだ!!!
著者の側からやっちゃったwww
これからどころの騒ぎじゃねぇっスよ!

眠れぬ夜に読む本 遠藤周作 1996年9月20日 光文社

2015-07-15 06:47:00 | 108円
◎人間の心の奥底は考えていた以上に深く、底知れず、混沌としていたことがわかり、またこの心の奥底と、いわゆる外見が荒唐無稽、非科学的に見えるものには密接な関係のあることを知った・・・。 <本文「しめくくり」より>
 生命はどこから来たのか、難病に苦しむ人へ、人間は死んだらどうなるか、など人類普遍のテーマに興味深く平易に迫る名エッセイ。
裏表紙より。
元の本は1987年8月。
ここだけ見ると『人類普遍』で「重そう」な話に見えるけど、中身は軽め。



Ⅰ 生と死について考える

馬鹿馬鹿しい昼寝の話

 人間、やろうと思えばやれるのだ。絶望してはいけない。勇猛果敢に難事に挑まねばいけない。諸君、わかったか。
これだけなら人生は挑戦だ的なちょっといい話、だったのに・・・

 私も非常に羨ましくなった。そしてその瞬間、心をかすめたのは、うちの婆さんも、コロリといってくれねえかなあ、という不届ききわまる、善からぬ妄想だった。そうなれば、私だって、頑張って、二十代と・・・・・・。
調子に乗るなぁ!
やってやるぜ!
これでも・・・喰らえぇぇぇ!
・・・TOAの小説版は、大胆アレンジとでもいうのか面白い構成だった。



Ⅱ 東京について考える

人生の楽しみかた

 名所や旧跡とは他人から教えられて行く場所ではない、自分で見つけるものだと私は思っている。誰もが出かけるような名所やみんなが知っているような旧跡はたいてい俗化しきっている。しかし、自分の好奇心が発見した名所や旧跡は、有馬セミナリオや「ランボオ」の跡のように、まだその面影をかすかに残しているものだ。
 そういう場所に行けば、
(ここは俺だけが知っている)
 という悦びが起きる。そして一人でその味をこっそり楽しむことができる。
ううむ、確かに観光名所的なところで石碑を見て楽しかった覚えは無い。
なるほどナー・・・


 楽しいことは、眼を光らせればあちこちに幾つも転がっている。この私の「楽しみかた」を具体的に知りたければ、ぜひ文庫本になった拙著『走馬燈』を読んでくれたまえ。これは私だけの名所旧跡、発見記だから。いい本ですよ。
6ページもかけて回りくどい宣伝してんじゃねぇよwww



Ⅲ 自分と他人と動物について考える

読者からの手紙

「現在、三十八歳になる独身女性です。まことに身勝手ですが、あなたさまはきっと顔がお広いと思いますので、わたくしに良縁と思われる男性を御存知でしたら、お世話いただけませんか」
 こういう手紙を年に二、三度ぐらい、もらうことがある。
( ゜д゜)

( ゜д゜ )


 それにしても、近頃の独身男は昔の我々とちがって、結婚などそれほど欲していないのか、こういう話をもちかけても、ニヤニヤするだけで相手にもしてくれないのだ。
そっかー30年前から既に若者の結婚観は変わってるんだね・・・って、
こんな女に食い付くような男がいてたまるかw



二十一世紀はどうなる

 昔は文庫は古典か、世評がしっかり定まったという名著名作に限定されていた。だから文庫に入れられることは長距離競走に耐える本となったという意味で、執筆者にとっては嬉しいことだったのである。
 しかし今は、文庫に入れられることは昔ほど名誉ではなくなったことは確かだ。世評がこれを認めなくても、あまりに多くの本が次々と文庫にされるからである。昔は文庫は小さいながらもピリリと辛い趣きがあったのだが、今は「安いから」読者が集まるのであろう。
我が家の本棚の中身はここに書いたのもそうでないのもほとんど文庫だけど、確かに「文庫化しているのだから良い本に違いない」という考えは捨てた方がいい・・・と思う。



あるテレビ番組

 あの老詩人が何も語らなかったのは、何も語れなかったからにちがいない。それを体験しなかった者に当時の苦しみを語っても無駄なことを、彼は諦めの気持ちで考えていたのかもしれない。テレビでも、戦後に生まれ育った息子が愚問を出すたびに、母親が絶望した表情をちらと見せたが、それはあの老詩人が私たちに抱いた感情だったのかもしれぬ。
アウシュヴィッツ収容所にいた人」をテレビで見たり、直接話したりした時の話。
・・・結局「知識としての理解」しかできない。

そういう意味で、助言のつもりで「他の人も大変云々」言い出す奴を俺は信じない。
「腕の骨折くらいどうした!腕を切断した人もいるんだぞ!」ってか。
へっ!切断した当人以外が、さも自分が乗り越えたかのごとく語るんじゃねーや!



Ⅳ 趣味と興味について考える

茶席によばれたことがありますか

「茶道はわびだの、さびだの言っているが、そのくせ眼のとび出るような値段の茶器を使ってみたり、高価な花瓶や釜に執着している茶人が多い。これは矛盾してはいないだろうか」
 この質問に――私は保証しておくが――茶を習っている女の子の九十パーセントは答えられないだろう。彼女たちはそれについて考えたことはほとんどないからである。
こういうの、普段から考えておかないとツッコミが入った時答えられないよネ。



眠れぬ夜に読むとたぶん余計に眠れない。
「なるほどなー」から「うるせーよw」まで揃った名エッセイでした。

進撃の巨人1 諫山創 2010年3月17日 講談社

2015-07-14 06:50:41 | 進撃の巨人
※諌山創→諫山創
著者の名前を間違えました。訂正してお詫び申し上げて食われてきます。


人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の戦いが始まってしまう。
裏表紙より。
毎日が変革の現代社会をこの先生きのこるためには、流行に敏感でなければ・・・
買ったの最近だけどネ!



第1話 二千年後の君へ

その日 人類は思い出した
ヤツらに支配されていた恐怖を・・・
鳥籠の中に囚われていた屈辱を・・・・・・



ハンネス「一日中ここにいるわけだからやがて腹が減り喉も渇く」
 「飲み物の中にたまたま酒が混じっていたことは些細な問題にすぎねぇ」
エレン「そんなんでイザッて時に戦えんの!?」
ハンネス「・・・・・・」
 「イザッて時って何だ?」
( ゜д゜)


エレン「ヤツらが壁を壊して!!」
 「街に入って来た時だよ!!」
ハンネス「おいエレン!急に大声出すんじゃねぇよ・・・」
兵士「ハハハ・・・元気がいいな医者のせがれ!!」
 「ヤツらが壁を壊すことがあったらそらしっかりやるさ」
 「しかしな」
 「そんなこと100年間で一度もないんだぜ」
ダメだこいつら・・・
早くなんとかしないと・・・


エレン「一生壁の中から出られなくても・・・・・・」
 「メシ食って寝てりゃ生きていけるよ・・・でも・・・それじゃ・・・」
 「まるで」
 「家畜じゃないか・・・」
この世界において「壁」がどんなものであるかがよくわかる。


カンカンカンカンカンカン(鐘の音)
街の人々「調査兵団が帰ってきたんだ!!」
 「正面の門が開くぞ!」
エレン「・・・英雄の凱旋だ・・・!!」
その「壁」の外に挑む「調査兵団」が帰還。
スゴイナーアコガレチャウナー・・・


エレン「・・・・・・!!」
街の人々「これだけしか帰ってこれなかったのか・・・」
 「今回もひどいな・・・」
 「100人以上で調査に向かったハズなのに・・・」
 「20人もいないぞ・・・・・・みんな・・・食われちまったのか・・・」
うへぇー・・・これが「壁」の外の現実か。

それでもエレンの気持ちは変わらない。
エレン「外の世界がどうなっているのか」
 「何も知らずに一生壁の中で過ごすなんて嫌だ!!」
 「それに・・・」
 「ここで誰も続く人がいなかったら」
 「今までに死んだ人達の命が無駄になる!」
これが10歳の子どもが言うことか。
俺なんか、せいぜい「1回くらい外に出てみたいナー」程度にしか思わないだろうなぁ。
先人の命なんか全く考えないに違いない。
ソースはここまで読んだ今の俺

そんな我が子に対する両親の反応は・・・
カルラ「エレンを説得して!!」
グリシャ「カルラ・・・」
 「人間の探究心とは誰かに言われて抑えられるものではないよ」
エレン「!!」
母・カルラは大反対。
しかし父・グリシャは積極的とは言わないまでも反対せず。

グリシャ「・・・・・・・・・」
 「・・・・・・」
 「・・・エレン」
 「帰ったら・・・ずっと秘密にしていた地下室を・・・」
 「見せてやろう」
エレン「ほ・・・本当に!?」
『秘密にしていた地下室』を「自分なりの考え方を持っていると判断して」見せる・・・
 に違いない!
・・・なお、2015年になってもこれは現実になっていない模様。


グリシャが出かけた後もカルラの説教が続いたため、家を飛び出したエレン。
いじめられっ子な友人・アルミンと壁の外について話す。
アルミン「100年壁が壊されなかったからといって」
 「今日壊されない保証なんかどこにもないのに・・・」
そうだそうだ!
もうちょっと危機管理について真剣にですねー・・・


ドオ ビリビリ
エレン「!!?」
 「は・・・・・・?」
 「な・・・何だ!?」
 「地震ってやつか!?」
壁の中では、地震は滅多にないのかしら。


エレン「・・・・・・・・・・・・・・・!?」
アルミン「そんな・・・!!」
 「あ・・・あの壁は・・・・・・ご・・・50m・・・だぞ・・・・・・」

エレン「・・・あ・・・・・・」
 「・・・・・・・・・・・・ヤツだ・・・・・・」
GYAAAAAA!!!・・・で次回。



第2話 その日

アルミン「あ・・・・・・ありえない」
 「巨人は最大でも15mのはず・・・!50mの壁から頭を出すなんて――」
エレン「!?」
 「動くぞ!!」
「壁」は破壊され、惨劇が始まる・・・!


エレン「壁の破片が飛んでった先に家が!!」
 「母さんが!!」
エレン 家に当たってるわけがない
 とっくに逃げたに決まってる・・・
 あの角を曲がれば・・・・・・
 いつもの家が・・・
 いつもの・・・・・・
あああああ・・・・・・
そこには潰れた我が家と、そのせいで身動きが取れない母・カルラ。
子どもの力でどうにかできるはずもない・・・
そこへ容赦なく迫る巨人・・・

カルラ「!!」
 「ハンネスさん!!」
飲んだくれのオッサンキター。
オッサンが無双して、それに憧れたエレンが兵士になって活躍する物語なんだネ!
そうなんでしょう!?


カルラ「待って!!戦ってはダメ!!」
ハンネス「・・・・・・!?」
カルラ「子供たちを連れて・・・」
 「逃げて!!」
ハンネス「見くびってもらっちゃ困るぜカルラ!!」
 「オレはこの巨人をぶっ殺してきっちり3人とも助ける!」
 「恩人の家族を救ってようやく恩返しを――」
今が駆け抜ける時・・・!


カルラ「ハンネスさん!」
 「お願い!!」
ハンネス カルラの願いに応えるか・・・
 オレの恩返しを通すか・・・!!
 オレは――!!



 オレは・・・
・・・・・・

エレン「!?」
カルラ「ありがとう・・・」
エレン「オ・・・オイ!?」
 「ハンネスさん!?」
 「何やってんだよ!!」オイ・・・母さんがまだっ」
オッサン・・・


ハンネス「お前の母さんを助けられなかったのは・・・」
 「お前に」
 「力がなかったからだ・・・」
 「オレが・・・!」
 「巨人に立ち向かわなかったのは・・・」
 「オレに勇気がなかったからだ・・・」
エレン「・・・・・・!!」
あの状況で突っ込んで巨人を1体倒したところで・・・だしさ。
「火事場の馬鹿力」なんてアテにはならねっス。


エレン どうしてこんな目に・・・
 人間が弱いから?
 弱いヤツは泣き喚くしかないのか!?
 「駆逐してやる!!」



 「この世から・・・」
 「一匹・・・」
 「残らず!!」
繰り返しますが10歳です

そして5年後。
そこには『訓練兵』を優秀な成績で卒業したエレンの姿がありました。

エレン やっとここまで辿り着いた・・・
 今度は人類の番だ
 今度は人類が・・・
 巨人を食い尽してやる!!
・・・今日読み返して初めて気がつく。
こいつら15歳か



第3話 解散式の夜

ジャン「やっとこのクッソ息苦しい最前線の街から脱出できるからだ!!」
 「内地での安全で快適な暮らしがオレ達を待ってっからだろうが!!」
訓練兵の成績上位10名は、「憲兵団」に入って1番内側(今機能してる壁は2つだけど)の壁の中で暮せる・・・らしい。
そりゃ内地で暮らせるならその方がいいよねー。

エレン「内地が快適とか言ったな・・・」
 「この街も5年前までは内地だったんだぞ」
 「ジャン・・・内地に行かなくても」
 「お前の脳内は"快適"だと思うぞ?」
訓練兵団では皮肉やイヤミを教える時間もあるのかしら。


ジャン「それは違うな・・・オレは誰よりも」
 「現実を見てる」
 「4年前――巨人に奪われた領土を奪還するべく・・・人類の人口の2割を投入して」
 「総攻撃を仕掛けた・・・」
 「そしてその殆どがそっくりそのまま巨人の胃袋に直行した」
 「あと何割か足せば領土は奪還できたのか?」
うっへー・・・
これはどうにもならねっスわ・・・

しかしエレンは・・・
「お前は戦術の発達を放棄してまで大人しく巨人の飯になりたいのか?・・・・・・冗談だろ?」
 「オレは・・・」

 「オレには夢がある・・・」
 「巨人を駆逐してこの狭い壁内の世界を出たら・・・外の世界を」
 「探検するんだ」
以下どっちの頭がめでたいかバトル!

翌日・・・
壁の上で作業(雑用?)をする新兵たち。
エレンの『演説』を聞いた同期は、少なくない数が調査兵団を希望する模様。
やったねエレン!仲間が増えたよ!

エレン あれから――
 5年経った――
エレン 勝てる――
 人類の反撃は
 これからだ――
うぉー!
これらだぁぁぁぁぁ




ぁぁぁああああ!!? 

初見は吹くこと必至。
てっきり打ち切りかと・・・。


エレン「・・・・・・!!」
 「・・・・・・よう」
 「5年振りだな・・・」
エレンの戦いが始まる・・・!で次回。



第4話 初陣

エレン「この初陣で活躍しとけばオレ達は新兵にして・・・」
 「スピード昇格間違いなしだ!!」
アルミン「・・・・・・!!」
 「あぁ・・・間違いない」
超強気。
自信に満ちておる。


ミーナ「言っとくけど二人とも・・・」
 「今期の調査兵団志願者はいっぱいいるんだからね!!」
トーマス「さっきはエレンに遅れを取ったけど今回は負けないぜ!!」
 「誰が巨人を多く狩れるか勝負だ!!」
エレン「言ったなトーマス!」
 「数をちょろまかすなよ!!」
上官?「34班前進!!」
エレン「行くぞ!!」
仲間たち「おおぉぉぉ」
兵の士気は十ニ分だ!
これなら期待できそうd


エレン「お前が教えてくれたから・・・」
 「オレは・・・・・・外の世界に・・・」
アルミン「エレン!!」
 「早く!!」
\(^o^)/

御愛読ありがとうございました!
諌山先生の次回作に御期待下さい!

ゼロ計画を阻止せよ 西村京太郎 1983年6月15日 徳間書店

2015-07-13 06:51:27 | ミステリー
 収賄事件でK島の診療所長に飛ばされた元国立病院内科部長の神崎は、ひそかに<ゼロ計画>なる犯行を企てた。成功すれば、大金と国外での甘い生活が約束されていた。一方、神崎のグループから逃走した一人の男が刺され、私立探偵左文字進の妻史子の腕の中で「阻止してくれ、ゼロ計画を・・・」のダイイング・メッセージを残して死んだ。<ゼロ計画>とは何か? 得意のテーマを得て著者が放つ長篇サスペンス・ドラマ。
裏表紙より。
元の本は1977年12月。
・・・あらすじ紹介的な意味ではこの裏表紙だけで十分だよねぇ。
オチまで書いちゃったら仕方ないし、引用は中盤辺りまでにしてみる。



第一章 ダイイング・メッセージ


「あんまり亭主風を吹かせるな」
 と、史子がいったら、左文字は、
「そっちこそ、女房風吹かせるじゃないか」
 と、逆襲してきた。
「女房風って何のことよ」
 史子も、意地になっていい合い、それが、今夜の夫婦喧嘩の発端であった。他愛ないといえば、他愛ない。多分、二人が、まだ若過ぎるのだろう。
犬も食わないのを繰り広げて外へ飛び出した史子。
歩いている内に気が落ち着き、夫に電話をかけようと公衆電話に向ったその時、刃物で刺されて死にかけの男とぶつかる。

「阻止してくれ。ゼロ計画。十月――」
「何ですって?」
「ゼロ――」
 だが、男の声は、そこで消えてしまった。
結局その男は死亡。
ゼロ計画(プラン)とは一体何なのか?


 左文字の青い眼が、史子の話につれて輝いてきた。
「ゼロ計画を阻止せよか」
「普通なら、自分を刺した犯人の名前をいうところよ。それを、ダイイング・メッセージとして、いい残したということは、きっと、何か大きな事件だと思うわ」
「何かありそう感」は確か。

警察に伝えた結果、翌日顔馴染みの矢部警部が左文字の事務所を訪れる。
「もし、このゼロ計画というのが、天下を震撼させるようなことだったら大変だからね。何か該当するものはないか調べてみたんだ」
「それで、何かあったのかね?」
「正直にいえば、皆目、見当もつかん。範囲が広過ぎるからだよ。ゼロ計画とは、いったい何なのか」
ふーむ・・・あ、あれだ!
「世界中のハニーたちに愛を届ける」ってそれゼロス計画やないかーい(ちーん)
はい、ごめんなさい。

キーワード(というかワード)は『ゼロ計画』『十月』の2つ。
男が死んだのは10月5日。何かあるにしても10月はまだ20日以上ある。
まさに『雲をつかむような話』だけど・・・
「何とか考えてみようじゃないか。人類の宝であるこの灰色の脳細胞を使ってだよ」
「被害者の行動をよく考えてみるんだ」
よく考えた結果、<ゼロ計画>はあと数日で実行されると推測する左文字。
日時の次はその内容。史子や矢部警部と協力して考えるが・・・



第二章 第一段階


 都落ちもいいところだった。
収賄が発覚して離島に飛ばされた、元国立病院内科部長・神崎。
愛人の千津子の他4人の男と共に大金を狙う<ゼロ計画>の発案者である。
左文字たちが<ゼロ計画>を見極めようとしているのも知らず、
ソレはいよいよ実行されつつあったのです・・・。

 千津子は、神崎の隣りに腰を下し、じっと彼の手を握りしめている。神崎の方は、ブラジル旅行をした時に見た混血娘の美しさを思い出していた。巨万の富を得て、ブラジルに住めば、ああいう美女も思いのままになるのだ。そんなことを考えていると、少しは落着けるからである。
わかりやすくゲスい。
良い子の皆は、「うまくいけば大金がー」なんて話は信じたらいかんよ。
大体うまくいかないし、いったところで「発案者が」って話だからね!



第三章 ターゲット

「もう一度、検討しなおしてみようじゃないか」
 と、左文字がいった。もうこれで、十ニ回目である。
日時の推測はスパッとできたものの、内容の特定には苦戦する左文字たち。

 矢部は、両手で顔をさすってから、
「そのコピーにのっている事項は、もう十回も検討したんだよ」
「十一回」
 と、史子が訂正した。
「十一回だろうが、二十四回だろうが、早く見つけ出さないと、事件を防げないんだ。M重工の東京本社から検討しなおそうじゃないか」
空気王を思い出した。
Q.検討してもわからなかったら?
A.もっと検討する

粘り強く検討を続ける左文字。
これこそ名探偵の姿だね!
「ちょっと待ってくれよ」
 と、左文字は、急に青い眼をキラリと光らせた。
その時・・・・!圧倒的 閃きっ・・・・・・・!!

しかし・・・



第四章 第二段階


「ここまでは、まず成功だな」
 神崎は、ほっとした顔でいい、煙草に火をつけた。
タッチの差で・・・ksg



第五章 追跡

「爆弾を投げ込むのさ。
ネタバレ回避のため中途半端に引用・・・って、
「とりあえず犯人の計画通りに進んでいること」は書いちゃってるって?
・・・ミステリーは基本そういう流れでしょう?

 こんな時の左文字は、ひたすら強引である。警視総監の名前を出して、現場監督に、ダイナマイトと、電気式信管をゆずってくれるように頼んだ。
この男、手段を選ばぬ。
これもまた名探偵の姿と言えましょう。

少しずつ犯人グループに迫る左文字。
ところが、事件は神崎すら予想しなかった方向に転がり始めるのです・・・




十津川警部でお馴染みの、

犯人の計画通り
→「最初から考えてみよう」
→圧倒的閃きっ・・・・・・・!!
→m9(^Д^)プギャーwwwwww

という流れでもうすぐ解決と思わせてからが本番
同じくらいのページ数でそういうヒネリがある分展開は速く感じる・・・
いや、先が気になるが故に読むのが速くなるということかもしれない。


解説
ニ上洋一



 日米両国の特質を持つ左文字は、アメリカ的に合理性を重んじ、日本的に人間的でもある。探偵役として、実に魅力に富んだキャラクターだといっていい。第四作「盗まれた都市」第五作「黄金番組殺人事件」で左文字の出番が失くなってしまったのは、誠に残念である。
『アメリカ的に合理性を重んじ、日本的に人間的でもある』・・・
左文字がカッコよく思えるのはコレか。
後の作品には出て来ないなら、前の作品である「消えた巨人軍」「華麗なる誘拐」を探してみようそうしよう。

封神演義 第18部 太上老君をめぐる冒険 藤崎竜 2000年2月7日 集英社

2015-07-12 09:55:53 | 封神演義
捨て仙人・太上老君―その力を得たい太公望だが、探し当てたその人はとんでもない怠け者だった!しかし全てを見通し"流れに身を委ねよ"と告げ眠り続ける太上老君に、太公望は自らも夢の中へ入り込むが!?
裏表紙より。
いつから3日連続では(ry
・・・「キリッ」「どやぁ」なビジネス書はしばらくいいよ。



第152回 太上老君をめぐる冒険4―太公望・筋肉質となる―

長老「ところでキミ達は何日ぐらいここに滞在する事になるのかな?」
太公望「う・・・うむとりあえず太上老君が見つかるまではおるよ」
長老「・・・長くなるようだったらキミ達にも働いてもらう事になるよ」
 「この村はこのような場所にあるが故に完全自給自足が基本だからね」
hmhm。
ここの住人は霊獣で飛んで移動できる訳じゃないしねー。


太公望「働くくらいなら食わぬ!!!」
四不象「御主人・・・・・・」
太公望「要はさっさと太上老君を見つければよいのだ!」
そうそう、その通り!
・・・同意してる部分を間違えるなよナ!

さぁ早速聞き込みだ!
クマ仮面「たいじょうろうくん?」
 「なんだべ?知らねーだよオラ」
ウサギ仮面「知らないねぇ聞いた事もない」
ゾウ仮面「ふーーん」
 「それって偉い人?」
/(^o^)\

3日たっても収穫無し。
村のためには働いてないから食料的な収穫も無し。
太公望「生きる事の辛苦を読者に伝えるのもまた主人公の役目!!!」
 「いざーーっ!!いざーーっ!!」
四不象「ああっ!!!」
無茶しやがって・・・


四不象「ホントなら御主人は死刑なのに邑姜ちゃんが口添えしてくれたおかげでリンチで済んだっス!」
太公望「?」
 「あの小娘はこの村の権力者なのか?」
四不象「裁判長っスよ」

『主人公の役目』を実践した太公望は、村の裁判長・邑姜の世話になることに。
今は騒ぐほどの美人ではないけど、順調にいけばそうなりそうな・・・
まさに『小娘』という言葉がふさわしい少女。
・・・何様だよ!


邑姜「太公望さんとやらよろしいですか?」
 「あなたには私の家でバイトしてもらう事にしました」
太公望「とりあえずは少しバイトをして稼ごう!!」
 「おらおら羊よ毛を刈ってやるぞ!!!」
仙道であっても労働の義務からは逃れることはできない・・・!
『生きる事の辛苦を読者に伝えるのもまた主人公の役目!!!』

そして3ヶ月後。
太公望「労働とは何とも楽しいものよのうっ!!!」
 「ワ―――ッハハハハハッ!!!」
誰だ

太公望「さて!」
 「今日もはりきって毛を刈るぞ!!」
ジョリジョリ
 「ワーーーーッハハハハハッ!!!」
ナレーション それでいいのかあんた・・・?

邑姜「そろそろかな・・・・・・」
まったくだよ!
はたして邑姜の狙いは・・・?で次回。



第153回 太上老君をめぐる冒険5―老子―

邑姜「太公望さん」
 「あなた太上老君という人物を探しておられましたね?」
太公望「太上老君・・・・・・?」
 「――ああそういえばそうだったのう!」
忘れんなwww


邑姜「私の養父なんですが・・・・・・」
 「彼の持つ雰囲気はどう見ても堅気のものではありません」
 「不思議な人・・・・・・あなたに少し似た感じがするんです」
太公望「――やはりおぬしは知っておったか・・・」
 「だからいろいろわしを試したのだな?」
( ゜д゜)
・・・一応「試験」だったのか。

邑姜の養父はここではなく下界にいるという訳で、
今回で桃源郷とはおさらば・・・
太公望「下界!?」
 「いやだ!!この羊たちを置いてゆけというのか!!?」
 「わしにはできぬ!!ずっと死ぬまでここでこの子達の世話をする!!」
誰だ。(2回目)
『バッカじゃないの!?』と一蹴した邑姜が素敵すぎる。

下界を移動中、仲間たちの様子を目撃する太公望たち。
楊戩「まだまだだね!」
 「稽古にもなってないよキミ達!!」
某王子様が始まった時期完全に一致・・・!


雷震子「げっ!!!」
土行孫「ありゃああっ!?」
蟬玉「ふへっ!!!」
・・・彼らは彼らなりに頑張ってますよ、うん。


武王「いいかテメェら!」
 「祭りに遅れんじゃねぇぞ!!!」

太公望「王らしくなってきたのう姫発」
程々(?)に助平な青年から、自信にあふれた男にレベルアップ!
特に何もしないで王になっただけの原作とはえらい違い。

とある羌族の村に辿り着いた太公望たち。
太公望「――ムゥ?」
 「何だ?あそこにだけ羊が固まっておるが?」
邑姜「・・・・・・」
 「あれは老子の寝床です」
ついに太上老君を発見!?で次回。



第154回 太上老君をめぐる冒険6―睡眠―

邑姜「やはり無駄です起きません」
太公望「何だこやつ?」
邑姜「この人は・・・・・・」
 「他に類を見ないほどの怠け者なのです」
はぁー。

邑姜「言い伝えでは3年に一度だけ起きるそうです」
太公望「何じゃそりゃ?」
対話は基本的に『立体映像』。
なんなんだこいつは・・・。


太上老君「ああめんどくさい考えたくない」
 「なんだい邑姜?脳を働かせるのだってカロリーを消費するんだよ?」
太公望「こやつ・・・・・・」
なんなんだこいつは・・・。(2回目)


太公望「ま・・・まぁよい簡潔に聞くぞ」
 「おぬし妲己より強いか?」

羊「彼女には決して負けない」
おおっ!?

羊「なぜなら闘わないから!」
太公望「ぬぅ~~っ!!!」
なんなんだこいつは・・・。(3回目)

しかしただのウザキャラかと思いきや、太公望の心を読み始める太上老君。
羊「流れに身を委ねよ」
 「何事にも流れが存在する」
 「それが見えれば負けはなく勝ちもない」
むむぅ・・・

太公望 想像を超える精神性・・・
 老子・・・こやつは何かを超越した存在なのだ・・・
 こやつなら・・・・・・!!!
 「老子・・・」

 「わしの力になってくれぬか?
太公望はこのネボスケを大いに評価している模様。
なお太上老君の返答は、

羊「・・・・・・・・・・・・」
 「何か眠くなってきちゃった・・・」
太公望「ああっ!!!」
 「こっ・・・こら寝るでないっ!!!」
 「起きろっ!!!」

邑姜「寝ましたね」
 「たぶんもう立体映像すら1か月は出てきません」
だから申公豹が言ってたでしょう?
イってしまった人」だって。


太公望「こうなったらわしも寝るっ!!!」
四不象「ええっ!!?」
夢の世界で太公望が見るものは・・・で次回。



第155回 太上老君をめぐる冒険7―太公望・カツアゲをする―

太公望「協力せぬなら何か役立つものをよこせ!!」
太上老君「そういうのを人はカツアゲという・・・・・・」
・・・それくらい必死なんじゃよ。
『生きる事の辛苦を読者に伝えるのもまた主人公の役目!!!』


太上老君「あなたに使えるかどうか判らないけど・・・」
 「私が持ってても使わないからあげるよ」
 「スーパー宝貝太極図を!!!」
なんとここで7つ目、最後のスーパー宝貝が登場。
実は「太上老君編」は「太公望パワーアップ編」だったんだよ!
な、なんd


太上老君「太極図は使いようによっては最も弱い宝貝だけど・・・」
 「スーパー宝貝が束になったより強くもなる相反性を持つ」
ほほう・・・?
しかしろくに説明しないで即特訓とは、このネボスケ何気にスパルタである。


太公望「ああああサバイバリャーッ!!!」
 「なんあのだどないせーっちゅーのだ!!!」
太上老君「太極図を使えば何とかなるよ」
太公望「なるかいボケェ!!」
太上老君「あ・危ない」
太公望「ギャーーーッ!!!」
太上老君「何とかならなかったら」
 「あなたもそこまでの人って事だね」
このネボスケ何気にスパルタである。(2回目)

そして3ヶ月後・・・
太上老君「宝貝を手なずけたか」
 「集中した後だ夢の中の夢の中で深く深く休むがいい」
 「怠けた後にはまた戦いが待っているのだから」
太公望の修行はまだまだ続く・・・?で次回



第156回 太上老君をめぐる冒険8―覚醒―

太上老君「グッバイ太公望永久にーっ!!!」
太公望「ギャアアア!!!」
 「ああぁ~」
 「あ?」
『覚醒』ってソッチかーい


太公望 全部夢であったのか・・・?
 いや・・・・・・
スッ(太極図にアップグレードされた打神鞭)

 「老子・・・・・・」
 「かたじけない」
修行そのものの描写は前回後半から今回冒頭まで。
実にスピーディ。でも「ちゃんと修行してたんだろうな感」はある。
なんだか不思議な感じだなぁ・・・。

ま、作中で経過した時間は、
太公望「何か月なのだ?」
四不象「9か月っス!」
・・・という訳です
って、おい。9か月て。


慌てて周に向けて飛び去る太公望を見送る邑姜と太上老君。
太上老君「あなたは行かなくてよかったのかな?」
邑姜「私の出番はもう少し後でしょう?」
 「機の読み方はあなたから教わった事」
 「いずれ世界が私を必要とする」
ほぅ・・・。
・・・雰囲気がなんかエロい
ま、9か月だもんな。
「女子三分会わざれば刮目して見よ」とも言うし、うん。


その頃・・・
楊戩率いる周軍は、朝歌進軍への最後の障害・メンチ城に仕掛けようとしておりました。
迎え撃つは『聞仲の腹心中の腹心』である張奎。

楊戩「とりあえず僕がメンチ城に侵入して彼を暗殺してジ・エンドってとこですか」
明らかに敵を軽く見ている楊戩に悲劇が・・・!

ドドド
ダララッダララッダララッ(騎馬部隊突撃)
南宮适「ぬぉおおお行くぜヤローども!!!」
 「正義のためにメンチ城をぶっ壊すぜぇ!!!」
ドドーッ

楊戩「ああっ」
 「南宮适くんは一体何をやっているんだ!?」
武王「悪いっ!」
 「さっき俺が『戦いの事はオメーに任す!!』って言ったのを変に解釈したらしい」
黄飛虎の死を嘆いていた南宮适だけど、復活したようでよかったヨカッタ。

しかし突撃した騎馬部隊は「土」で身動きを封じられ壊滅。

張奎「人間は殺さない!!」
張奎「・・・だが聞仲様が掃除しきれなかったゴミの後始末は・・・」
 「この僕がしなければ!!」
これが張奎・・・だと・・・?
俺が知ってる張奎(聞仲信者なヘタレ)と違う・・・で次回。



第157回 澠池城の攻防㊤―バーサス!!土竜爪ver.張奎・高蘭英・霊獣烏煙の最強チーム!!!―

張奎「土に埋もれ土に還れ!!」
まず先制。
楊戩と哪吒以外を土で生き埋めに。

張奎「ほう・・・宝貝人間か・・・・・・!?」
ズァン(荒れ狂う土)
哪吒「ム!」
 「!」

張奎「サルが!」
 「永遠に土と格闘してるがいい!」
自在に土を操り哪吒も無力化。


楊戩「ここまでだ張奎っ!!!」
(烏煙が素早く回避)

 楊戩 速い!!!
描写があっさりめなのはともかく、強い、強いぞ張奎!

張奎「僕を倒す頃には仲間は窒息しているぞ」
 「さぁ選べ楊戩!」
 「仲間を助けに戻るか!」
 「僕を倒すか!!」
戦いながら喋りで煽っていくとは・・・強い、強いぞ張奎!(2回目)


楊戩 なぜこの僕がこんな奴らを助けなければならないのだ?
 そもそも僕の命令を無視して勝手な行動をとったのは奴らじゃないか
 見殺しにするか・・・!?
楊戩・・・おまえってやつは・・・
確かにコウモリとか起風とか発雷とか、助けたところで・・・だろうけどさ!
いつも変化で使ってる飛行能力だけは評価してるですやん!?


黄天化「選ぶこたぁねぇぜ!!楊戩さん!!!」
 「ここは俺っちに任せて行くさっ!!!」
張奎「黄天化!!」
楊戩「天化くん!!」
キャー天化さーん!
そして見事鑚心釘を当てて烏煙の足を止める黄天化。
さっすがー・・・

高蘭英「太陽針!!!」
黄天化「!!」

 「は?」
 「針?」
楊戩「天化くん!!」
黄天化「かっ・・・体が動かねぇさ・・・」
楊戩「ええっ!?」
ギャー天化さーん!


楊戩「・・・・・・・・・・・・」
 「ここまでか・・・」
ざんねん!!
ようぜんの ぼうけんは これでおわってしまった!!


楊戩「もぉいいでしょう?」
 「太公望師叔!」
張奎「何っ!?」
太公望「おー久しぶりだのう!」
蟬玉「あら太公望!!」
張奎「やつが太公望・・・」
次回はスーパー宝貝お披露目回!



第158回 澠池城の攻防㊥―太上老君の教え―

楊戩「僕たちを敵と戦わせて自分は高みの見物をしてましたねっ!!」
太公望「ひょーーーっほほほほっ!!!」
 「おかげで張奎というやつの人物像が見えてきたわ!」
 「おつかれさま!」
m9(^Д^)プギャーwwwwww


太公望「スーパー宝貝の初お目見えだ!!」
ゴクリ・・・。

武吉「―――!?」
韋護「なんか・・・・・・」
楊戩 場の空気がかわった・・・
スーパー宝貝・太極図、果たしてその力は・・・!?


張奎「一万貫の土で潰れてしまえ!!!」
 「太公望!!!」
太公望「疾っ」
 「疾っ」
 「ちーーっ」
 「ち!」
張奎「!」
 「なにっ!!」
張奎が操っていたはずの土がなんと元通りに。
黄天化(と土行孫)に刺さっていた太陽針は抜け、烏煙が鑚心釘で負った傷も治る。

太公望「どうも太極図は"静める宝貝"らしいのう」
 「直接は攻撃できんが」
 「宝貝によって引き起こされる全てを癒す」
 「たとえそれが敵であったとしてもだ」
まさに『反宝貝』。
うーん、最強の天然道士・黄飛虎を失ったのがなおさら悔やまれる。
武吉と天祥に無双してもらえばいいか。


土竜爪の能力を無効化されても闘志は衰えない張奎。
張奎「おまえは聞仲様を殺したっ!!!」
 「許せないんだよっ!!!!」
張奎の行動原理は「聞仲様の遺志を継いで殷を守る」なんだーね。

太公望「聞仲・・・聞仲・・・」
 「聞仲聞仲聞仲聞仲ってか!?」

 「そのわりにおぬし聞仲の事を何もわかっておらぬのだな」
おっと、今度はこちらから煽っていくー。


太公望「聞仲に会わせてやる」
張奎「なにっ!?」
太公望「やつの魂魄は封神台にある」
 「行こう張奎!」
封神台て、出入りが出来るもんなの・・・?で次回。


第159回 澠池城の攻防㊦―封神台―

太公望「ぬぅ!?」
 「何だこのカメどこの水場から迷い込んだのだ?」
カメ「こんにちは太公望さま」
太公望「なぜカメが喋る?」
柏艦「私は封神台のメンテナンス係柏艦」
 「妖怪仙人です」
 「封神台の見学にいらしたのでしょう?」
 「案内いたします」
カメの案内で『封神魔列車○〼999』に乗り聞仲の元を目指す。
『なんのこっちゃ・・・』・・・こっちが言いたい。


柏艦「封神台は魂魄を牢獄に閉じ込めるものではありません」
 「仙道が次の形へと進むための待ち合い場所なのです」
カメによる封神台講義を聴きつつ・・・

張奎「聞仲様・・・」
 「聞仲様ーっ!!!」
到着。

聞仲まっしぐらな張奎を『複雑な顔』で見ているのは妻の高蘭英。
つい太公望に夫に対する思いを話す。
高蘭英「・・・私は・・・」
 「あの人と一生を共にすると決めたのよ」
 「共に成長してゆこうと・・・」
 「ただあの人にとって聞仲様の存在は大きすぎる」
 「いつまでもあのお方の影を追うだけの男でいて欲しくないと思うわ」
・・・張奎爆発しろ!
まったく!出来た嫁に残念な思いをさせるんじゃありません!


太公望「・・・聞仲は何と言っておった?」
張奎「・・・・・・私のために戦うな・・・」
 「自分のために戦え・・・・・・と」
ううむ・・・

太公望「戦ったわしが言うのも何だが・・・」
 「聞仲はすごいやつであったよ」
 「誰よりも強く気高かった」
 「だがな張奎・・・やつのいちばんエラい所は・・・」
張奎「わかっている」
 「あの方は何を犠牲にしてでも自分の大切な物を守ろうとしたんだよな」
 「すごいよ」
 「僕は・・・」
 「そんな聞仲様になりたかった」
『言うのも何だが』というか、「戦ったからこそ」言えることだよなぁ。
色々と思うところがあった張奎は殷を離れることに。


武王「この黄河を越えればもう朝歌だ!」
 「ついに殷のドまん中だぜっ!!」
ナレーション 殷周革命における最終決戦が始まる!
 歴史に名高い『牧野の戦い』がそれである!!
ゴクリ・・・で次回。



第160回 牧野の戦い―イントロダクション―

申公豹「ついにここまで来ました!!」
来ました!!


黄天化「妲己と紂王は俺っちがやる!!」
太公望「!!」
 「妙な思い込みはやめよ天化」
黄天化「だから心配はいらねーって」
 「確かに母ちゃんは紂王に殺されオヤジは太師に殺された」
 「だが俺っちが戦うのはそういう恨みからじゃねぇ」
 「オヤジの志を継ぐのさ!!」
はぁー天化さーんは大義に生きるんですなぁー・・・なんつって。
確かに戦う理由は恨みではない。
しかし実は微妙にニュアンスが異なっていることを我々は知ることになるのデス。


そんな心配はさておき、東西南北の兵は無事集結。
いよいよ戦じゃー!
神鷹「太公望!何かおかしくはないかいな?」
太公望「おーぐもぐも!久しいのう!!」
神鷹「あの妲己が我々の合流を見過ごすなんてありえるのかいな?」
太公望「むぅ・・・何とも賢い鳥よのう・・・」
確かに何という賢い鳥・・・!

神鷹「本来なら東西南北それぞれを各個撃破するのが兵法的に正しい」
 「妲己がそうせんかったのはなぜだと思うかいな?」
太公望「・・・うむ」
 「たしかに多人数で小人数をたたくのは基本・・・」
鳥、兵法を語る
何という賢い鳥・・・!(2回目)

ま、ともかく事実として「殷軍20万」に対して「周軍25万」と数では優勢。
こまけぇこたぁいいんd
武王「なんだってーーっ!!?」
太公望「どうした武王?」
武王「太公望!」
 「いま密偵から殷軍の情報が届いてよ・・・」
ナンダッテー!?
・・・あ、すんませんフライングです。

兵士「いっ・・・殷軍はこの先30kmの牧野の地に集結しております」
 「その数・・・」
 「その数・・・」
 「70万!!!」
ナンダッテ―!?
・・・はい、すんませんでしたー。

70万の兵を率いるはもちろん・・・
王貴人「さすがは妲己姉様だわっ!!」
胡喜媚「戦争をやりっ☆」
王貴人「四大諸侯を各個撃破するのもたやすかったけど・・・」
 「それをやらなかったのは」
 「そうしなくても勝てるという自信があるから!!!」
さっすが妲己ちゃんっス!!!


妲己「やっだーーん♡貴人ちゃんったらーーん♡」
 「そんな地味な解説しちゃいやーーん♡」
おやぁ・・・?

妲己「ただ多勢VS多勢で戦争をした方がイベント的にゴージャスでしょぉん?」
 「あぁん・・・今まで築き上げた芸術的な悪行の数々が走馬灯のようにかけめぐるぅん♡」
さっっっすが妲己ちゃんスわ・・・
全くブレない
そして地味な解説をしちゃった王貴人は常識人カワイイ。


妲己「ただし・・・」
 「わらわは遊びにも手を抜かない」
 「太公望ちゃんを苦しめて苦しめて苦しめてあげるわん♡」
 「そういうのがわらわの趣味だからん♡」
聞仲に言わせれば「悪趣味な・・・(チッ)」ってところだけど、カワイイから問題無いよね!
悪美しい妲己ちゃんと決意の太公望、勝つのはどっちだ!?で第18部完。
予想される「スーパー宝貝対決」にwktkが止まらない。




・・・気にしたら負けだ(つまりすでに負けている)。
ちょっと箱庭ゲーに手を出しながらだったから!
時間に追われるような感じがしてあんまり向いてないなー。

だからおとなしく世界樹を登ろうそうしよう。
FOEなら最悪糸で逃げ切れるしネ!
紫やめてくださいしんでしまいます