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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

封神演義 第20部 殷王朝滅亡 藤崎竜 2000年6月7日 集英社

2015-07-21 04:18:09 | 封神演義
王朝、約七百年にわたる長き歴史が今、終わりを告げる。朝歌へ突入した武王により、紂王が討たれ周が興された。だがそれが真の"封神計画"の始まりだった!太公望を待ち受けるまだ見ぬ最強の敵とは・・・!?
裏表紙より。
いよいよ始まる最終章。



第170回 黄家の血①―天化のゼルプスト―
・・・ゼルプスト?
元型-Wikipedia
自己(ゼルプスト)- 心全体の中心であり、心の発達や変容作用の根源的な原点となる元型。宗教的には「神の刻印」とも見做される。
『神の刻印』だなんて、「封神」演義というタイトル的に不吉な単語だな・・・。


黄天化 スース・・・すまねぇさ
 俺っちはやっぱ朝歌へ行く!

 俺っちにはもう・・・
 時間がねぇさ!!!
太公望の策(人間が最初に朝歌入りする)を理解しつつも、黄天化は1人で朝歌へ向かう。

黄天化の回想。
黄天化 俺っちは小さい頃からオヤジや聞太師のデカい背中を見て育った
 いつかああなりたいって憧れを抱きながら・・・
黄飛虎「天化!いつか俺を越えろよ!!」
 「それが親孝行ってもんだ!!」
hmhm・・・

そんなある日のことでした。
黄天化「だっ・・・」
 「誰さっ!!!」
道徳「私の名は道徳真君だっ!!!」
 「キミ・どうだい!?私のとこでスポーツマンシップを学ぶつもりはないかっ!!?」
黄天化「何者さあーた!!!」
道徳「仙人だっ!!!」
スカウトはいいけどなんで壁壊した?
『スポォォツ』じゃねーよwww


黄天化 でも俺っちは正直道士になる事に少しためらいがあった
 オヤジのように天然道士として人間界にとどまりたい気持ちと
 聞太師のように宝貝を手に入れオヤジの力になりたい気持ちが揺れて・・・
10歳そこそこで進路選択。
黄家は名門だから尚更難しかったに・・・次男だからその辺は大丈夫か?
結局『俺を越えろ!!』という黄飛虎の言葉に、仙界入りを決意したのでありました。

そしてそれから色々ありまして・・・
黄天化 オヤジは死んだ
 そこから俺っちは方向性を見失う・・・
 これから誰のために何のために戦えばいい?
 俺っちは宝貝人間や楊戩さんの様に純粋に人間界や仙人界のためにゃ戦えねぇ
 オヤジを越えてオヤジに認められる事が俺っちの目指したものだったから・・・
そして悩んだ末に「父の理想を引き継ぐ」という答えを出した黄天化。
しかしは・・・

黄天化 だがもう時間がねぇ・・・・・
 紂王との戦いで腹の傷は・・・
 せめて俺っちの手で紂王を・・・!
 それがオヤジを越えたって証さ!!
天化・・・

こうして、黄天化は朝歌の目前までやってきました。
が、そこには・・・
太公望「おぅ天化!」
 「遅かったのう!」
 「待ちくたびれたぞ!!」
黄天化「スース・・・」
天化の行動を読んでいた太公望。


太公望「今勝手な行動をとるのであればおぬしはただの反逆者!!」
 「見過ごすわけにはゆかぬ!!!」
黄天化「・・・・・・・・・・・・」
太公望対黄天化・・・だと・・・?で次回。



第171回 黄家の血②―三番目の王天君―

太公望「仙道が紂王を倒したら人間の立場はどうなる?」
 「あくまで人間が紂王を倒さねば無意味なのだ!!」
 「――ではなくては妲己に操られておった殷と何のかわりがあろう!?」
・・・まさしく。

黄天化「スース・・・・・・」
 「わかってくれよスース!!!」
黄天化「このまま体中の血が流れて死ぬのはだめだ!!」
 「戦って何かを残して死にてぇんだよ!!!」
うう・・・天化さーん・・・
太公望だって天化の気持ちはわかっているはず。
ちょっとくらいいいじゃないっスか。ちょっと紂王ぶった斬ってくるだけっスから。


太公望「甘ったれるなよ天化!!」
 「おぬしはわしにぜったい・・・」
 「勝てぬ!!!」
今までの太公望の戦闘シーンでもトップクラスな場面。
「倒す(殺す)」ためじゃなくて「止める」ための戦いだからかな。
いつものオフザケが入る余地は全く無い。

あとは太極図で莫邪の宝剣を無効化すればおしまいだーね・・・
???「おやおや仲間割れかよ?」
 「世も末だな」
太公望「!!!」
この演出はもしかしなくても・・・


王天君「行かせてやりゃあいいじゃねぇか」
 「遅かれ早かれどうせ殷は滅ぶんだからよぉ」
太公望・四不象「王天君!!!」
「不健康な子供」デター!

天化を攫う王天君。。
王天君「こうしておめぇの理想はもろくも崩れさるってわけだ!!!」
 「ハハハハハ・・・ハハ・・・ハ・・・ハハ・・・・・・ハ!!」

太公望「行くぞスープー!天化はおそらく禁城におる!!」
四不象「急ぐっスよ御主人!!!」
ksg。
急ぐんだ四不象!

一方、飛ばされた天化の前には・・・
紂王「もう何年前になるのか・・・」
 「予はここで武成王と戦った事がある」
黄天化「紂王・・・・・・」
 「紂王さ?」
年相応(50くらい?)の姿になった紂王。
その武成王の息子である天化に剣を渡す。

紂王「さぁ・・・予と戦うがよい!!」
 「若き道士よ!!!」
黄天化対紂王・・・で次回。



第172回 黄家の血③―天化封神―
あーわかりやすいなー。
そっかー天化さんが紂王を封神するんだネ!
ケガのハンデがあったって天化さんが負けるはずないもんネ。


紂王「来い!」
 「聞仲仕込みの剣技を見せてくれる!!」
黄天化「それが何さっ!!」
 「こっちにゃあ武成王黄飛虎の血が流れてらぁっ!!!」
怪物化はできなくても、身のこなしはまだ黄飛虎と戦ったとき程度には動ける紂王。
黄天化「絶対負けねぇさっ!!!」
紂王「やってみよ武成王の子よ!!!」
紂王、なんとなく楽しそうだなぁ・・・。

そして決着の時は訪れる。
紂王「勝敗など戦いの前から決していたのだ・・・」
 「予には・・・」
 「予にはもう戦ってまで守るものがないのだから・・・」
紂王・・・


黄天化「感謝するさ紂王・・・」
 「俺っちの最後の相手になってくれてよ・・・」
 「――でもあーたの首を切るのは俺っちじゃねーのさ・・・」
 「後はスースに・・・」
 「太公望師叔に全部任せるよ・・・」
紂王でなくとも聞きたくなる、それでいいのか黄天化。

黄天化「いいさ・・・」
 「俺っちにももう戦う理由がねぇから・・・」
・・・・・・







殷の兵士「わわ・・・我が家は代々いいいい・・・殷王家に仕え・・・・・・」
 「ゆえにちゅ紂王様に・・・はは反逆するもももも者は・・・・・・」
なん・・・だと・・・


四不象「あっ!!御主人あそこっス!!!」
太公望「!!」
 「天化!!!」



嘘だッ!!!



第173回 殷王朝滅亡

武王「朝歌のみなさーーーーーん!!!」
 「武王デーーっす!!!」
 「誰か聞いてたら開けてくんねーでしょーか!?」
武王及び周軍、朝歌へ突入。


楊戩「いました!」
 「四不象の下です!!」

 「太公望師叔!天化くんは・・・」
 「!」
・・・周りへの配慮、武王が男前過ぎる。

武王と紂王は民の前に姿を現す。
武王「悪ぃな」
 「最後に望みはねぇか」
(首を振る紂王)
紂王 最後に会いたい者たちはみんないなくなった
 姜氏わが子たち聞仲・・・・・・
 そして・・・・・・
 誰も信じはすまいが
 誘惑が切れた今でも・・・
 予は妲己を・・・・・・

武王「戦は終わったぜ!!!」
 「周の勝利だ!!!」
太公望「終わった・・・」
 「わしも真っ白になりそうだ・・・」

王天君「クククク・・・」

ナレーション こうして700年30代続いた殷は滅亡した
 紀元前11世紀後半春――――周の時代のはじまりである
そしてここからが真の封神計画・・・!で次回。



第174回 歴史の道標三―予兆―

申公豹「黒点虎から聞いて驚きましたよ太上老君」
 「あなたが目覚めるとは・・・何か事件でも?」
太上老君「夢が・・・・・・」
 「なくなったんだよ・・・・・・」
【衝撃】太上老君は寝るのも仕事の内だった!!


さて、革命が無事終わった朝歌では・・・
邑姜「武王!王の仕事とはかようにジミなものがほとんど・・・」
 「華々しいものは極めてわずか0.1%ぐらいのものなのです!!」
 「それをご理解なさって下さいませ!!」
周公旦「その通りです小兄様!」
武王「はっ!!!」
周公旦「生前の父上も毎日雑務をこなしておりましたよ!!」
武王「旦!!」
せめて、せめて腹の傷が治るまでは加減してあげて・・・!

それでも人間の人間による人間のための国造りが始まったことは間違いない。
太公望「もう人間界に仙道は必要ない」

四不象 その日のうちに全仙道に御主人から通達があったっス
太公望は仙道の撤収を決意・指示するのでありました。

しかし四不象には1つ気になる事が・・・
四不象「でも御主人・・・」
 「天祥くんはどうする気っスか?」
・・・天祥だって?

四不象 天祥くんはお父さんもお母さんも叔母さんもお兄さんも亡くしたっス
 そのショックで自閉ぎみになってるっスよ
うーむ・・・ことごとく身内を亡くしてるなぁ。

そんな天祥に声をかけたのは哪吒。
哪吒「安心しろ」
 「オレがおまえを育ててやる」
天祥「どーせ・・・」
 「どーせみんな死んじゃうんだ」
 「どーせ哪吒にーちゃんもたいこーぼーもみんなみんなボクを置いて死んじゃうくせに!!!」
 「だったら誰もいらないよっ!!!」
哪吒「オレは死なん!!!

 「足がもげても歳をとっても死なんからな」
 「そうだろう?」
これは・・・カッコよすぎるやろー。
死亡フラグ・・・?
ああ、そんなものクラッシャー・哪吒には関係無いね!


朝歌にいた仙道たちは武王たちとお別れの挨拶。
武王「でもよ!」
 「これが今生の別れってわけでもねぇよな!」
太公望「うむ!」

うーん爽やかなシーンだなー・・・


韋護「うっ!!」
蟬玉「あらどーしたの韋護?」
韋護「な・・・何かが・・・恐ろしい何かが来る!!!」
なぬっ!?
一体なにごt

雲霄「太公望さまーーっ!!!」
みんな「ギャアア!!!」

太公望「な・・・何事だビーナス・・・」
雲霄「太公望さま」
 「重大な秘密が判明したので飛んできましたの・・・」
 「あなたのもとへ!!!」
VOOOOMで次回。



第175回 歴史の道標四―BLACK BOX―

雲霄 金鰲島と崑崙山の落下地点・・・
 そこから私たちはある重要なブツを発見いたしました
 頑丈なまっ黒い箱・・・
 それは金鰲島の全データが入ったブラックボックスだったのです!!
そこから雲霄たちが得た重大な秘密・・・
仙界大戦のとき、聞仲が向かっていた場所とは!?

雲霄「それすなわち金鰲島・崑崙山に続く・・・・・・」
 「第三の島の存在ですわっ!!」
ナ、ナンダッテー!?

同刻、羌族の村で話していた申公豹と太上老君。
申公豹「そこには確実に女媧もいますね」
太上老君「キミも行くつもりかい申公豹?」
申公豹「勿論です」
 「女媧のやっている事は私の美学に反しますからね」
集え仙道たち・・・目標は第三の島だ!



第176回 歴史の道標五―第三の島・蓬莱島―

妲己「あらん・・・」
 「お久しぶりですわん♡」
 「女媧さまん♡」

 「現在の状況をお知らせしますわん♡」
第三の島の内部にて妲己ちゃんは仙道の様子を女媧に報告。


女媧「おまえ達でけちらせ・・・」
 「私が手を下すまでもない・・・」
 「ただしそのための力は与えておく」
ほうほう。
何してくれるんです?

女媧「妖怪数体におまえ達と「同等の力」を与えた」

 「では・・・」
 「何かあったらまた呼べ」
妲己ちゃんと『同等の力』・・・だと・・・。
本気で驚く妲己ちゃんが見れたからgjと言っておこう。
女媧よ、ほめてつかわす。


一方、第三の島に向けて出発の準備を進める太公望たち。
太公望「よいか皆の者」
 「敵は妲己と歴史の道標・女媧だ!」
 「今回は今まで以上に激しい戦いとなろう」
 「ゆえに強制はせぬ!」
 「腕に自信のある者だけ夜明けまでに崑崙山2に乗り込め!!」
ま、いつものメンツは参加っしょ・・・


竜吉公主「・・・・・・元始天尊」
 「おぬしは行けぬか・・・」
元始天尊「聞仲との戦いで傷ついたわしに出る幕はない・・・」
む、ジジイは不参加か。
なんだよ無責任だなー、
せめてついてきて見守るって考えはないのかね・・・


竜吉公主「ならば」
 「おぬしが代わりに私が盤古幡を使い太公望の力となろう」
元始天尊「・・・・・・・・・」
 「たのむ!」

竜吉公主「う・・・・・・」
元始天尊「盤古幡もおぬしを主と認めたようじゃ」
 「純血の仙女よ」
・・・・・・ジジイ、gj!
おk、そういうことか!
うんうん、よくわかった!
ついてこなくていいよジジイ!


太公望「この戦いは勝ち負け以上に重大な何かをわしにもたらす気がする」
 「運命的な何かを・・・」
太公望「行くぞみんな!!」
 「崑崙山2発進!!!」
何かが起こりそうな予感とともに、第三の島を目指し発進!!!・・・で次回。



閑話02 崑崙山2 爆裂4連発!!!

四不象「・・・・・・・・・・・・」
 「太乙さん大丈夫っスか?」
太乙「な・・・なんとか・・・」
 「この崑崙山2は扱いが難しいから私にしかコントロールできない・・・」
 「がんばらないと・・・」
太乙、あんたこの頃仕事しすぎやで。
生き残った「十ニ仙」として、責任を感じてるんだろうなぁ・・・
どっかの赤ん坊と違って

そんな太乙を襲う数々の『悲劇』の結末は・・・
太公望「太乙!!!」
 「どうしたというのだ!!?」
四不象「御主人大変っス!!!」
 「太乙さんが・・・・・・・・・」
太公望・竜吉公主「!!!」
李靖・神鷹・碧霄・・・まったくおまえら!
gj!!!



第177回 歴史の道標六―ワープゾーン―

太乙「あれは目に見えるバリアさ」
 「中にあるモノを護っている薄いカラにすぎない」
 「中には・・・ちょっと待って・・・」
 「空間の歪み・・・ワープゾーンがあるみたいだね」
第三の島の正体はワープゾーンか。

そいじゃサクッと通天砲でバリアをぶっ壊してワープしようず・・・
太乙「はっ・・・はじいた!!!」
太公望「何と・・・」
ええっ!?
通天砲が通用しないんじゃバリアは壊せないじゃないっスか!


申公豹「パワーが足りないのですよ」
雷公鞭ktkr!
まともに使うのは1巻以来(他は3巻あたりで使いかけたくらい)。

あっさりバリアを粉砕。
太乙「信じられない」
 「通天砲の倍以上の力を出しなお余裕がある」
やはり最強か・・・!


そしてみんなで「妲己ちゃん島(仮)」にワープ!
太乙「たっ・・・太公望っ!!!」
 「私たちは来た事ないトコにいるぞ!!!」
太公望「何を当たり前な・・・おぬしついにイカ・・・・・・」
太乙「私は正常だっ!!!」
 「ここは・・・」
 「ここは・・・」
 「宇宙かもしんない」
21巻では宇宙戦争編に突入!・・・嘘です。




テイルズ オブ シンフォニア 久遠の輝き4 矢島さら 2004年7月1日 エンターブレイン

2015-07-20 09:48:53 | テイルズ
<シルヴァラント>と<テセアラ>――ふたつの世界の楔となっている精霊たち。彼らとの契約を交わす旅を続けるロイドたち一行だったが、暴走する<大樹カーラーン>が出現して・・・・・・!! ロイドはコレットを、そして世界を救うことができるのか!?
好評『テイルズ オブ シンフォニア』ノベライズシリーズ全4巻、遂に完結!!
裏表紙より。
『完結』ですってよ!



しいなが「今回は」ヴォルトとの契約を成功させたことが許せないくちなわは、テセアラの掌握を狙う教皇と手を組んでロイドたちを襲う。
もはやこれまで・・・というそのとき、伝説通りに開いた『異界の扉』。
ゼロスの機転でロイドたちは『異界の扉』に飛び込むのでありました。

「ここはどこだ」
 立ちあがったリーガルがつぶやく。
「たぶん・・・・・・パルマコスタのはずれ・・・・・・だわ」
 リフィルが慎重に地形を観察しながらいう。
とりあえず逃げ切れてよかったなー。
予定外ながらシルヴァラントに来たという訳で、ロディルの牧場の様子を探ることに。
とその前に、故郷オゼットを失って同行していたハーフエルフの少年・ミトスをこれ以上連れまわすのは危険なので、まずはパルマコスタに向かうのでありました。

「実は、きょうはちょっとお願いがあるんです。ミトス・・・・・・こいつをしばらく預かってほしくて」
「かまいませんが・・・・・・この少年は?」
 二ールはミトスに笑顔を向け、少年のすぐ近くにいるリフィルに訊ねた。
「ええ、ちょっと訳があって一緒に旅をしているんだけれど・・・・・・危ない場所には連れていきたくないの。これから私たちが向かうところは危険で・・・・・・」
「では、パルマコスタの牧場へ!?」
むむ?
ロディルの牧場は海の上だから、マグニスの牧場とちg「マグニスさま、だ。豚が・・・

どうやら牧場跡地にディザイアンがいる模様。
もし牧場が復活したら大変な事態に・・・ロイドたちは牧場跡地へ向かう。
そこで待っていたのは・・・『レネゲード!?』
しかも要件はやらないか・・・もとい『手を組まないか』。

「大樹カーラーンを知っているか?」
「ああ?聖地カーラーンにあったっていう、伝説の世界樹のことか?」
 突然なにをいいだすんだという表情で、ゼロスが答える。
「そう・・・・・・、無限にマナを生み出し続ける生命の木だ」
ふたつの世界の成り立ちを説明するユアン。

「そう・・・・・・、かつてふたつの世界は、ただひとつの世界だったのだ――大樹カーラーンが生み出す豊潤なマナに護られた――」
「もう一度いおう。世界はひとつだったのだ・・・・・・それをユグドラシルがふたつに引き裂き、歪めた。ユグドラシルがふたつの世界を作ったというのは、そういう意味なのだ」
ナ、ナンダッテー!?

で、現在『大樹カーラーン』の『大いなる実り』は、生まれ出るマナをマーテル復活に利用するため精霊による『マナの楔』で封印中。
『大いなる実り』を『発芽』させれば世界のマナ不足は解決、
そしてそれには全ての精霊との契約が必要・・・と、そういう話。

自らを「クルシスの裏切り者」と認めたユアンを信じたロイドたちは共闘を了承。
まずは『魔導砲』を有する、ロディルの「絶海牧場」の制圧を目指す。

「生きておったな・・・・・・神子崩れたち。さすが下等生物は生命力が強いのう」
 ロディルは喉の奥でひきつった笑い声をあげた。
相変わらずロイドたちを見下した態度からの~

 ロディルの横にあるスクリーンが、映像を映し出す。
 解放されたばかりの人々が、喜びに満ちた表情で通路を歩く姿だった。が、突然人々の足が止まる。
ゲスの所業。
こいつはもう『・・・・・・ゲスが!』としか言えない。

「うるさい。劣悪種どもの命のことなど知るか!魔導砲はクルシスの輝石がありさえすれば完成する・・・・・・あのトールハンマーなら、クルシスもユグドラシルも恐るるに足らんわい。救いの塔とて、崩れ落ちるだろう!」
 ロディルは勝ち誇ったように叫び、握りしめていた手を開く。そこには輝く石がひとつ、載っていた。
「私はようやくクルシスの輝石を手に入れたのだ!どうれ。まずは私が装備して、輝石の力を試してやるわい!」
クルシスの輝石の作成に成功しただなんて・・・!
流石は「五聖刃随一の知恵者」だナー・・・


「・・・・・・ぐ、ぐうっ!なんということだ・・・・・・私の体が朽ちて・・・・・・朽ち果てていく・・・・・・!」
m9(^Д^)プギャーwwwwww
知恵者()
最期の言葉は『だましたな、プロネ―マ!』だったそうな・・・


「は・・・・・・しかし・・・・・・ただでは死なんぞ。貴様たちも道づれだ!」
 ロディルの体がぼろぼろと床に落ちる。すでに腕とはいえなくなったものが、朽ちる寸前に機会のスイッチを押した。
 警報装置が鳴り響く。
「自爆装置だわ!」
うげー往生際の悪い奴・・・!

こういう機械を扱えるのはリフィルだけ。
しかし今回ばかりは『私ひとりではとても追いつかないわ!』。
つまり・・・もうだめじゃーお終いじゃー
「我々が引き受けようぞ!」
「ボータ!無事だったんだな。いままでどこに・・・・・・」
 ロイドはいったが、ボータはそんな話はあとだといわんばかりに、入り口とは反対側にあるゲートを指さした。
「地上ゲートだ。おまえたちはあそこから脱出しろ!早く!」
ボータたちレネゲードならディザイアンの機械を使えるね!
いやーよかった助かった。
「でも・・・・・・」
「ええい、足手まといだといっている!」
「・・・・・・わ、わかったよ」
 ボータの気迫に押され、ロイドたちはそのままゲートを抜けると、外へ出た。
うんうん、
急ぎの作業だから任せた方がいいやね・・・

「ねえ、あれ!?」
 そこにあった窓に目をやったしいなが、その場に立ち尽くしてしまう。
 管制室の中が見て取れた。ボータと部下たちが必死で自爆装置に取り組んでいる足もとに、ひたひたと水が押し寄せている。
「海水が・・・・・・!」
・・・え?


「真の意味での世界再生の成功を祈る――」
 ボータは続けた。水の勢いに、その体がぐらついた。
「ユアン様のためにも、マーテル様を永遠の眠りにつかせてあげてくれ・・・・・・頼んだぞ!」
ボータ・・・・・・(´;ω;`)ブワッ


しかし悲しむ間もなく襲い来る飛竜。
狭い牧場内で苦戦するロイドたち。
このままでは・・・
 ジーニアスはドーム越しに見える空を仰いだ。
 ふと、パルマコスタに残してきた友人の顔が脳裏に浮かぶ。
(・・・・・・ミトス・・・・・・!?)
 ハッとなった彼は、ミトスが持たせてくれた笛を取り出し、唇をつけた。思い切って息を吹き込むと、意外なほど澄みきった、優しい音色が流れ出た。
ホラ貝ならインパクトが出てきたかもしれないけど、ただの笛じゃあなぁ・・・

 ドオオオォォォーーーンッ!!
 間髪を入れず、上空から光が降り注いだ。輝きを浴びた飛竜たちは、あっけなく砕け散る。
なん・・・だと・・・?
ロイドたちは『美しく輝く鳥』が飛び去るのを目撃。
鳥の正体はともかく、「心配でつけてきた」というミトスと共に無事脱出するのでした。

牧場を出たらまずユアンに事の次第を報告。
「ああ、そうだわ。私たちの仲間があなたたちからレアバードを借りたようね。お返ししておくわ」
「え、我らが?」
 ユアンの顔に、今度ははっきりと驚きの表情が広がった。
「いや、なんでもない。預かっておこう」
(そんなはずはない・・・・・・私のレアバードはすべて格納庫に残っていたはず・・・・・・)
わかってるよ、数え間違えたんだろ?
レアバードは貴重なんだから、管理はしっかりしてくれないと困りますナー。

ロイドたちは一旦テセアラに戻り、ミトスをアルテスタのところに預ける。
パルマコスタの二ールは良い奴だけど、事情を把握してないからね。

別れ際、プレセアの妹の件が話題になるとリーガルが反応を見せる。
「プレセア。おまえの妹の名は?」
「・・・・・・アリシア、です・・・・・・」
「・・・・・・そうか」
 リーガルはほんのしばらくの間、目を閉じていた。
「どうした、なにか知ってるのか?」
「その殺人鬼に、心当たりがある」
なんですとー!?
これは早くアルタミラで真相を明らかにせにゃ・・・!

でも今は精霊との契約が急務。
よーしそんならちゃっちゃと契約しようず!
 アルタミラの空は澄み、照りつける太陽は次第に熱さを増してくるようだった。
「相変わらずここは暑っちいなー」
・・・あれ?
アルタミラに来てるですやん。

ねーねー、精霊との契約はー?
「イフリートにシルフ。ちゃんと契約できたじゃない。すごいよ!」
 コレットは、あらためてぱちぱちと手を叩いた。
(´・∀・ノノ゛☆パチパチパチパチ
・・・ええっ!?
火と風はこれでおしまい!?
セルシウスとイフリートの会話シーンまで無いのが残念なり。

レザレノ・カンパニーのビルに向かうと、ゲス野郎ヴァーリが、プレセアの妹の件を教えてくれたジョルジュ氏を脅していました。
ここでぶちのめす・・・しかし同じく教皇の手先と化したくちなわのせいで取り逃がす。

「大事ないか、ジョルジュ」
「はい、リーガルさま」
 ジョルジュが頷く。
「どういうことなんだよ。リーガルさまって」
つまり「豚が・・・」ってことだよ、いわs


「私はリーガル・ブライアン。陛下より公爵の地位をいただいたレザレノ・カンパニーの会長だ。もっとも、神子はとっくにご存じのようだが」
「そうだねー。思い出したよ。前に王女のパーティーで見かけたんだった」
・・・・・・
つまり「アリシアを殺した貴族のブライアン」てのは・・・

「姉さん。ありがとう、リーガルさまを連れてきてくれて・・・・・・リーガルさま、消えてしまう前に会えて・・・・・・よかった・・・・・・」
 リーガルは、懐かしさと驚きのために声を失っていたが、やがて頭を垂れた。
「すまなかった――。死してなお、それはおまえを苦しめているのだな・・・・・・」
「いいんです。リーガルさまは悪くない・・・・・・」
リーガル、そして精神だけがエクスフィアに閉じ込められたアリシアは真相を語る。

恋人だったリーガルとアリシア。
しかし「プレセアの身内」ということでヴァーリに狙われたアリシアは・・・
「愛しているからこそ・・・・・・あなたとどめを刺してほしいのです!早くっ、私があなたを殺さないうちに!」
 リーガルの顔が苦痛に歪む。
(アリシアを生き永らえさせても、彼女のためにはならない――。)
・・・・・・ヴァーリ死ね!

自分自身を責めないでほしいとリーガルに訴えるアリシア。
それでも頑なに自らの行為を罪、手枷を罰と呼ぶリーガルに、ロイドが自分の考えを話す。
「おまえの父親も・・・・・・そうだったのか?」
 リーガルは、ゆっくりと手枷を降ろした。
「そう聞いてる。父さんやあんたがやったことが正しかったのかどうか、それはわからない。けど、思うんだよ。俺の母さんだって、父さんがあんたみたいに自分を罰して生きることは望まないだろうって!」
 そのとおりよ、とアリシアがいった。
「その人のいうように、私は、少なくとも私は、そんなこと望んでなんかいないわ」
2人の言葉を聞いたリーガルは、『この手を二度とムダに命を殺める道具とはせぬ』、
そして『人の命をもてあそぶものたちを打ち倒す』ことを誓うのでありました。

「その人のいうように、スタイルが良くてチャーミングな私は、少なくとも10人が見たら8人は振り向く私は、そんなこと望んでなんかいないわ」じゃなくてよかったなーと思いました。
ヴァ―リ死ね!

エクスフィアとして『ぼんやりとした意識のまま』存在し続けることは『地獄』―アリシアは、姉と恋人に自らを破壊するよう頼み、その気持ちを酌んだロイドが願いを叶える。

悲劇を乗り越え、ロイドたちは次の精霊との契約のため闇の神殿へ。
しかし暗闇に阻まれ探索できず。

精霊研究所の助力を求めて向かったメルトキオで出会ったのは、
また
だよ
おじさん
略して「まだお」ことクラトス。
どうやらクラトスは神木を探している模様。

「待てよ!クルシスの連中がどうして神木のことなんか気にするんだよ」
 ロイドの問いに、クラトスは振り向いた。
キャンプファイヤーでもするんじゃないっスか?
シンボクを深めるためになんつtt


「必要だからだ。理由は・・・・・・いまはおまえに話す必要を感じない。そんなことより、おまえたちが行っている精霊との契約だが・・・・・・」
「な、なんだよ」
「どうなってしまうのか予想のできない行為は危険だ。取り返しのつかない事態になるやもしれぬ――やめるんだな」
「やめられるかよ!ふたつの世界を同時に救う方法は他にないんだぞ!」
 いきりたちロイドから、クラトスはふっと視線をはずし、
「・・・・・・焦るなよ、ロイド」
 そういうなり、今度は振り返らずに速足で去って行った。
あくまでも「解決するかも!?」であって、
他にやれることが思い当たらないからって面は否定できない。
ちょっと先行きが不安になる。


精霊研究所に助けを求めると、以前ロイドたちに情報を流したハーフエルフの科学者・ケイトが処刑されるという話を聞かされる。
ロイドたちは闇の神殿の暗闇を照らすブルーキャンドルと引き換えに救出作戦を実行。
無事ケイトを救い出すも、ケイトの口からは衝撃の事実が!
「私なんか、いらないのだと思っていた。でも、やっとやっと、父は私を必要としてくれたのよ!」
・・・気の毒な話やで・・・。

ブルーキャンドルを手に入れたロイドたちは闇の精霊と契約。
あの闇の神殿をシャドウとの戦闘も含めて僅か4ページで攻略するとは・・・
ゲーム版よりも攻略王としての技量が上がっている・・・!?

ともかくあとは光の精霊だけだー。
世界中フラフラ飛びまわっていたアスカを家に帰るよう諭してからマナの守護塔へ。
そこには精霊以外にもあの男が・・・そいつはもちろん



略して「まだお」ことクラトス!
(メンドクセェのでご自由に埋めて下さい
「クラトスっ!邪魔をするなっ」
 ロイドはクラトスに掴みかからんばかりに、叫んだ。
「そうはいかん!デリス・カーラーンのコアシステムが答えをはじき出したのだ。いまここで精霊と契約したら、大いなる実りの守護は完全に失われてしまう!」
「それこそ我らの願うところ!」
「ユアン――!」
「ロイドよ!こいつの相手は私に任せろ!おまえたちは一刻も早く光の精霊との契約を――!」
 ユアンは、ロイドたちの邪魔をさせまいとクラトスの前に立ちはだかり、顎をしゃくる。
「あ、ああ。頼んだぞ!」
『あ、ああ』・・・うん。
みなまで言うな、わかるよ

ユアンのおかげでサクッと光の精霊との契約を終えたロイドたち。
これでミッション・コンプリート!
やったねロイド!
大いなる実りがヒャッホゥしてマナがイヤッハーだね!

「いったい、なにが起きたんだ」
 ロイドは、呆然とつぶやいた。
・・・え?

「めちゃくちゃじゃねえか」
 ゼロスは、あたりを見回して眉をひそめた。
は、話がちゃうぞー!?
ユアン、どうなってんの!


「・・・・・・なぜマーテルが、あのようにグロテスクな大樹と復活するのだ!?」
「やはり・・・・・・こうなってしまったか」
 クラトスが重々しくいった。
【悲報】ユアン、よくわかってなかった


「大いなる実りは、離れようとするふたつの世界に吸引され、どちらかの位相に引きずり込まれようとしている。ゆえに、いつ暴走してもおかしくない不安定な状態にあった」
「ま、待て!」
 ユアンの顔色が変わった。
「では、こういうことか?精霊の楔は大いなる実りをふたつの世界の狭間にとどまらせるための檻として機能していた、と」
「その通りだ。安定を失った大いなる実りにおまえたちがマナを照射した。結果、それは歪んだかたちで発芽し、暴走している・・・・・・融合しかかったマーテルをも飲み込んでな!」
ほうほう・・・?
つまり・・・どういうことだってばよ!?


「・・・・・・クラトスの言葉が事実なら、シルヴァラントは暴走した大樹に飲み込まれ、消滅する。そうなれば、聖地カーラーンと異界の扉の二極で隣接するテセアラもまた、消滅・・・・・・する・・・・・・」
 ユアンは、唇をわななかせた。
\(^o^)/


「みんな・・・・・・死ぬんですね」
 プレセアがつぶやく。
「そうだ。あの歪んだ大樹と、デリス・カーラーンに住む天使以外は、な。ユアン――」
 クラトスはユアンをぐっと睨みつけた。
もうやめて!とっくにユアンのライフはゼロよ!


 リーガルも、横からつめ寄る。
「貴様・・・・・・この始末、どうつけるつもりなのだ?」
この変わり身の早さ!
お前らノリノリで精霊と契約してたですやん!
やっぱり実業家ってこれだから!

大樹の暴走を止めようにも、魔導砲はマナを照射し続ける・・・
なんと魔導砲のコントロールを五聖刃フォシテスに奪われるという痛恨のミスまで発生。
フォシテスを倒さねばどうにもならない―テセアラ・エレメンタル・キャノン(仮)を担当するしいなと別れ、ロイドは仲間たち、さらにクラトスと共に懐かしのイセリア牧場へ。

「おまえをイセリアで逃がしたのは失敗だったな――ロイドよ」
ヘタに演出にこだわるから・・・
あの時あーたが戦ったら瞬殺でしたよ。
その驕りの代償は、命で支払う事になりましたとサ・・・


「さあ、あとはしいなに連絡を――」
「そうは・・・・・・させん・・・・・・」
 死んだとばかり思っていたフォシテスが、ふらつく足どりで現れた。
「私も五聖刃と呼ばれた男・・・・・・ただでは死なん!劣悪種どもも道連れにしてやる!」
まったく五聖刃てどいつもこいつも・・・!
これで4人目だけど、あっさり死んだのマグニスだけだぞ!?
他のヤツらも少しはみなrコキャ

ようやく助け出した、マーブルさんの孫ショコラにまで攻撃するフォシテス。
ショコラを庇ったコレットは負傷・・・しただけでは済まなかった。

「コレット!大丈夫かっ・・・・・・!!」
(こ、これは・・・・・・?)
 コレットを助け起こそうとしたロイドの手が止まる。
 エネルギー弾を受け、破れた服から覗いている細い肩と背中――その一面がウロコに覆われたようになっている。痛々しいなどという言葉で簡単に片づけられるものでない――おそらくコレットの命を奪うに違いない――ことは、すぐにわかった。
なん・・・だと・・・。

フォシテスを倒し、大樹の暴走を止めたロイドたち。
しかし結局未だふたつの世界を救うことはできず、コレットにも命の危機が迫る。
ロイドは世界を、コレットを救うことができるのか―・・・で、このブログは終わろう。



話はちゃんとこの本で終わるよ!
駆け足感はある、かなぁ?・・・これ5巻にすると今度はダレるような気もする。
イフリートとかシルフとか、お気の毒なキャラもいなくはないけど、ま、仕方ない。
まとめ力が凄すぎる。だからこそ著者は何作もノベライズやってるんだよね。

でも「心の弱さは罪なの?」とか「どこでもいいさ」が無いのは・・・惜しい。
4巻でまとめたことが凄いからこそ惜しい

実は「シンフォニア」は「シンフォニア」でもうちょこっとだけ続くんじゃ。
休みでないと無理だろうから土曜かな!

テイルズ オブ シンフォニア 久遠の輝き3 矢島さら 2004年4月30日 エンターブレイン

2015-07-19 10:55:11 | テイルズ
感情まで無くしてしまったコレットのために、しいなの故郷である<テセアラ>へとやってきたロイドたち一行。新しい人々と出会いながら旅を続ける彼らの前に突然、ディザイアンが出現し、コレットが連れ去られてしまう。シルヴァラントとテセアラ――ふたつの世界の運命は!?
好評『テイルズ オブ シンフォニア』ノベライズシリーズ第3巻!!
裏表紙より。



テセアラへ移動する時に使った空飛ぶ乗り物「レアバード」
(マナ不足で使えなくなったため、ロイドたちは空間移動直後に乗り捨てた)
が再び必要になり、フウジ山脈まで回収に来たロイドたちだが・・・
「お、おまえ!?」
「まんまと罠にはまったな。愚か者が!」
「今度こそ、貴様をもらい受けるぞ、ロイドよ!」
し、しまったー!!
コレットを狙っていたはずが、今はロイドを狙う謎の組織「レネゲード」の罠だー!!

さらにクルシスの指令でコレットを追う、ディザイアンの五聖刃・プロネーマも登場。
ざんねん!!
ロイドの ぼうけんは これで おわって・・・

 次の瞬間、信じられないことが起こった。
「や、やめてっ!」
 コレットが、女の手を払いのけたのだった。
(コレット――!)
 ロイドは驚いて目を見張る。
「声が、出た」
 ジーニアスが飛び上がった。
やったねロイド!
コレットが元に戻ったよ!

ロイドたちはコレットの力で罠から逃れ、まずプロネ―マを一蹴。
続けてレネゲードのリーダー・ユアンドジっ子にアタック・・・!

 ロイドは、ユアンに向き直ると、右手の剣を繰り出す。
 が、それは意外な方向から遮られることになった。
「クラトス!?」
 自らの剣でロイドのそれを弾き返したのは、クラトス・アウリオンだった。
まさか
だいじな場面で裏切るとは
おまえ何してくれてんの?
略して「まだお」登場。


「退け、ユアン。ユグドラシル様が呼んでいる」
「なに・・・・・・神子を連れて行くのか」
レネゲードはクルシスと敵対しているのに、ユアンとクルシス幹部のクラトスは知り合い・・・
というか、ユアンはユグドラシル=クルシスのボスにお呼ばれされる関係なのん?
その正体は謎のまま、羽を広げてユアンは去って行くのでありました・・・。


「ロイド。おまえはなにをしているのだ」
「え」
 ロイドは振り向いた。
「なにって・・・・・・そ、それは」
(くそっ。どうして俺はクラトスに見られると・・・・・・)
 口ごもるロイドに、クラトスの表情が厳しくなる。
「時空を飛び越え、わざわざこのテセアラまで来て、いったいなにをしているのだ。そう聞いている」
「だから、それは・・・・・・コレットを助けるため・・・・・・」
もっと自信持って答えようぜ!
実際それだけ考えて無茶してきた訳だし・・・。


「神子を助けてどうなる。シルヴァラントとテセアラ、ふたつの世界がマナを搾取しあう関係であることに変わりは無い。再生の儀式によって、ただ立場が逆転しただけのこと」
・・・ですよねー。


「どうにかならないのかよ!?この歪んだ世界を作ったのはユグドラシルなんだろ?」
「ユグドラシル様にとっては、歪んでなどいない」
「・・・・・・」
むー。


「やってやろうじゃねえか!互いの世界のマナを吸収しあうなんて、そんな愚かな仕組みは、俺が変えさせてやる!」
 それを聞いたクラトスは、さきほどよりはっきりと、片頬で笑った。
「ふっ・・・・・・。せいぜい頑張ることだな」
 彼は倒れ伏しているプロネ―マに近づくと、彼女を助け起こす。そのままふたりは空へ舞い上がり、姿を消した。
・・・閃いたぜっ!
「マナ」の奪い合いが問題なら、「カナ」を連れてくればいいんじゃね!?
・・・はい、すみません。


ひとまず困難は去り、改めてコレット復活を喜ぶ仲間たち。
「やっぱり俺さまが見込んだとおりだなあ。コレットちゃんは笑ってると可愛い。だーんぜんかわいいぜぇ~♪」
「えっと・・・・・・あなたはゼロス、さん?」
 コレットは、紅の髪の男を見上げ、確認するようにいった。
「おおお!俺さまのこと、ちゃんとわかって、覚えててくれたんだなあ!コレットちゃん、同じ神子どうし、仲良くしようぜ~」
「はい、よろしくお願いします~」
 差し出された手に気づかずに、コレットはぺこりと頭を下げる。
 ゼロスは、行き場を失った自分の手に目をやり、苦笑した。
m9(^Д^)プギャーwwwwww


さて・・・コレットが元に戻った今、次やるべきことはなんでしょう。
「これからやることは、もう決まってるさ」
 ロイドがいい、クラトスが消え去った空に視線を向けた。
「これから先、コレットみたいな神子を出さないためにも、ふたつの世界を同時に救う方法を探すんだ」
真の世界救世の旅が始まる・・・前に、
まずは騒動に巻き込んだプレセアを自宅まで送り届けないとね。

橋が封鎖されているため、海を渡る手段を求めて一行は王都メルトキオへ。
シルヴァラントの人間であるロイドたちは「テセアラを衰退させる犯罪者」として現在賞金首。
それに協力するしいなやゼロスも同様・・・という訳で、下水道を通ることに。

その後、僅か1ページで出口の直前まで到達。
ゲームではあんなに面倒だったのに・・・ブツブツ・・・

「やっぱり。待ち伏せされたわ」
 リフィルが唇を噛む。
「そうとも。待っていたぞ、シルヴァラントの旅人とやら!」
襲撃者は囚人服の3人組。
刑の軽減をエサに、悪い教皇に使われている模様。
そんな小物の囚人共に後れを取るようなロイドくんじゃねっスわ・・・


「なんだなんだ、弱っちいなあ」
 ゼロスが調子に乗り、三人を追いつめたときだった。
「あ」
 プレセアが天井を仰いで声をあげる。
 地下水道の出口に通じる階段の上から、ひとりの男がひらりと飛び降りた。
「うわあっ!」
 悲鳴をあげたゼロスの体は、一瞬のちには男のごついブーツの下にあった。
みみみみみ
神子である俺さまを足げに~!?


「動くな・・・・・・動けば神子から死ぬことになる。それでもいいのか?」
6体1の状況的には、
『神子から死ぬ』×
神子(ゼロス)は死ぬ」○
つまり・・・どうぞどうz


 そのとき、プレセアが走った。勢いにまかせ、男めがけて斧を振る。
 男が一瞬早く刃を逃れ、その場から飛び退ったスキに、ゼロスは素早くロイドのところまで駆け戻る。そのままロイドに抱きつくと、
「うっひゃあ、助かった~」
 と荒い息をついた。
プレセアgj!・・・ちっ


 男は自分を傷つけようとした子供の顔をじっと見る。
「お・・・・・・おまえはっ!?」
 さきほどまでほとんど無表情に近かった男の顔には驚きが広がり、ほんの短い間、体が動かなくなったようだった。
手枷をしたままの囚人男は、プレセアの知り合い・・・?
謎の反応を見せつつ撤退する。


地下水道を抜けたロイドたちはしいなの仲間がいる精霊研究所へ。
そこにはアテにしていた仲間以外に、しいなと同じ「ミズホの民」である「くちなわ」の姿も。

「よろしく。しいなとは、幼なじみだ」
「へえー。じゃあ、ロイドと私みたいですね」
「そうか」
 ロイドは、自分とコレットを見くらべたくちなわの目が、ふっと笑ったような気がした。が、すぐにそれはもとの鋭い眼光を放つものに戻る。
くちなわはなぁ。
決して悪い奴ではないんやで・・・。


海を渡る乗り物エレカー(本来は地上用)の手配を済ませた一行はゼロスの屋敷に泊まる。
「お帰りなさいませ、神子さま」
 ゼロスを迎えたのは、執事の男だった。タキシードを着込み、窮屈そうな白い手袋をしている。口髭がピンと張っているのは、手入れに余念がないからだろう。
執事といえばセバスチャンだし、セバスチャンといえば執事なんです、ええ。


「おう、セバスチャン。お帰りになられたぜ~。なにか変わったことは?」
「はい。変わったことといえば、教皇さまとテセアラ十八世陛下の使者より、神子さまが戻られしだい通報するようにと仰せられましたが」
なぬっ!?
さては謀ったな、このセバスチャンめ・・・!

「あ、それ、無視していいから」
「はっ」
 セバスチャンは、どこかとぼけた様子で頷くと、ようやくロイドたちに視線を当てた。
「あ・・・・・・と、そちらさまは・・・・・・?」
「俺さまのハニーたちよ。今夜泊まるから頼むわ」
「承知いたしました。ようこそ、ハニーさま」
 セバスチャンはにっこり笑うと、口髭をなでる。
・・・セバスチャンを思うと、なおさらあの選択はできない。
それなのに専用アイテムを出すんだからシンフォニアのスタッフは鬼畜だよネ!


翌日。
ロイドたちは封鎖された橋の側からエレカーに乗り込む。
橋に取り付けられた大量のエクスフィアを見て沈むコレット。
「ちょっと、気持ちわるいかも・・・・・・」
 ああ、とテセアラの神子も同意する。
「エクスフィアの成り立ちを知っちまうと、そんな風にいうのもどうかとは思うが、やっぱりな・・・・・・」
「ごめんなさい」
「コレットちゃんが謝ることはないさ」
 ゼロスは、シルヴァラントの神子をいたわるように微笑み、目を伏せる。
 まるで、神子にしかわからない特別な感情を分け合いたがっているような、気弱な色がそこにはあった。
ゲーム中だとあんまりこの2人が話してる印象無いなぁ。
立場的には1番近いはずなのに・・・改めて考えると不思議だ。
「身近に親しい人間がいなかった」から、「他の神子(コレット)」より「その側にいた人間(ロイド)」が気になったということかな。


さぁプレセアの自宅へ出発進行・・・ではなく、先に学園都市サイバックへ。
ハーフエルフであることが理由で兵士に捕えられたジーニアスとリフィルを助けたら、「クルシスの輝石」の実験台にされているプレセアを実験から解放する・・・
という約束を、この街にいる研究者・ケイト(ハーフエルフ)と約束していたのであります。
・・・話の流れに必要なところをカットしてるな、俺/(^o^)\

サイバックに到着すると、そこには
またしても
だれであろうあの
おじさん
略して「まだお」ことクラトスが再登場。

「再生の神子――。生きたいと思うのなら、そのできそこないの要の紋をはずすことだ」
「・・・・・・イヤです」
 コレットは男の視線を遮るように手のひらで要の紋を覆うと、
「これはロイドが私にくれたものだから、ぜったいにはずしません。大切だから」
 と、きっぱり首を振る。
「バカなことを・・・・・・」
 クラトスは口をつぐむと、そのまま歩き去った。
ソレなしじゃお人形モードに逆戻りじゃないっスか。
まったく
だれもがわかりきっていることを無視する
おじさん
略して「まだお」だなぁ。

しかしコレットはロイドのこと好きすぎだろ・・・
ゲーム中の選択でどっち選んでも「↑」なことがあるのはもう鬱陶しい・・・ゲホゲホ

予想外の対話を終え、本来の目的であるケイトのところへ。
なんでもプレセアを実験台にしているのは『エンジェルス計画』の一環らしい。
「このままだとどうなってしまうんですか?」
 コレットが訊ねた。
「寄生が終わると、あとは・・・・・・死んでしまうわ」
ナ、ナンダッテー!?
なんで法子、すぐ死んでしまうん?・・・SEEDじゃねーよ!

プレセアを救うべく、続いてロイドたちが探すのはドワーフのアルテスタ。
アルテスタのところへ向かうためガオラキアの森に入る・・・が、
教皇騎士団に行く手を阻まれ、さらに地下水道で対峙した手枷の囚人まで現れる非常事態。
少女に手を伸ばす囚人(※嘘ではない)をぶちのめして捕え、ミズホの里へ避難することに。

ミズホの里で、ロイドたちはミズホの副統領・タイガと話す。
 タイガはロイドたちの顔を順番に眺め、
「そこで問いたい。シルヴァラントの民よ。お主らは敵地であるテセアラで、なにをするというのか?」
 と、声を張った。
ロイドくんの返答は・・・?


「ある人に聞かれて・・・・・・テセアラまで来てなにをしている、って。俺、むずかしいことはわかんねえ。けど、生贄とか、差別とか、そんなのがない普通の暮らしができれば・・・・・・誰も犠牲にならなくてすむ世界になれば、それで・・・・・・」
犠牲になったのだ・・・

ロイドの言葉を『理想論者』『詭弁』とまで評するタイガ。
しかしロイドは・・・

「だったら仕組みを変えればいい!」
 ロイドが立ち上がった。その勢いに、手枷の男がじっと見入る。
「この世界を作ったのは、ユグドラシルってヤツなんだろ?人やエルフが作った世界なら、俺たちの手で変えられるはずだ!」
ははは、御冗談を。
『英雄ミトス』でもあるまいに・・・

「俺はミトスじゃない。俺は俺の・・・・・・俺たちのやりかたで、ふたつの世界を救いたいんだ」
「・・・・・・なるほど。古いやりかたにはこだわらないというわけか」
ロイドの勇気がふたつの世界を救うことを信じて・・・!
いや、終わらねーよ!?

とにかくロイドの決意を信じたタイガは協力を約束。
ミズホの民はレネゲードに持っていかれたレアバードの捜索をしてくれることに。


ガオラキアの森にまだ兵士が残っているため、その日はミズホの里に宿泊。
「ロイドくんよ~。このおっさんにも協力してもらったらどうよ。こいつ、プレセアちゃんに用があるんだろ?だったらチビちゃんがちゃんと話せる状態になるまで、俺たちに危害を加えたり、裏切ったりはしないと思うけどなー。この際、人手はちょっとでも多いほうがいいでしょうが」
お、ゼロス頭イイな。流石は王立大学主席。


「どうだ、リーガル?」
 ロイドが訊ねると、リーガルは仰ぎょうしく頷いた。
「我が名とこの手の戒めにかけて、決して裏切らぬと誓う」
リーガルが仲間になった!(たらららったたったったったーん)
脚だけを使った地上技・対空技・空中技が素敵に華麗に繋がるぞ!
回復術も使える頼れるおっさんだ!


「そうと決まれば、リーガル。その手枷、はずしてやろうか?あたし、錠前はずしってけっこう得意なんだよね」
「その必要はない。これは我が罪の象徴――」
 しいなの申し出をそっけなく断ると、リーガルは目を伏せた。
『罪の象徴』・・・
そうか、手枷ドロボウだな!


翌日。
ガオラキアの森を抜け、ようやくプレセアが住む村・オゼットに到着・・・
するや、すぐさま自宅へ走り去るプレセア。
追いかけようとするロイドたちに村の住人が話しかける。

「あの子に関わるのはおよし。あおの子は病気の父親のかわりに、とても子供に扱えるはずのないような大斧を振るい始めた。そのときから歳をとるのもやめて、おかしくなってしまったんだよ」
ははは、御冗談を。
まったく失礼な村だナ。

プレセアの自宅を発見すると、そこにはプレセアの他に怪しい男が。
「教会の儀式に使う神木は、プレセアさんにしか取りに行けないんですよ。やっと戻って来てくれて、こちらは大助かりです。ふぉっふぉっふぉっ。では失礼!」
いったい何聖刃なんだ・・・!?

とりあえず、変な男のことは置いておこう。
プレセアはこれからアルテスタに会わないとまずいんだから・・・
「プレセア、入るぞ。――っ!!」
 家の中に入るなり、強い異臭が鼻をつく。
「な、なんなんだ・・・・・・」
 仲間たちも一様に顔をしかめた。
ファブリーズ的なモノは無いのかなー。


 そのとき、注意深く部屋の中を見回していたリフィルが壁際のベッドに近づき、布団の中を覗き込んだ。
「なっ・・・・・・なんて、こと・・・・・・」
 彼女の顔色に驚いた仲間たちも次つぎにベッドの中を見、絶句した。
・・・・・・うぇーい。

仕事モードに入ってしまったプレセアとはひとまず別れ、ロイドたちは予定通り・・・
いや、大急ぎでアルテスタのところへ向かったのでありました。

「どちらサまでスか?」
 来客に気づいたらしい娘がひとり、出てきた。薄緑色の長い髪を後ろでひとつに編み、頭飾りをつけている。丈の短い服からは、すんなりした足が覗いていた。
「あのう、ここにドワーフが住んでいると聞いたんですけど」
「マスターアルテスタへ御面会でスね。どうゾ」
 抑揚のつけかたがどこかおかしい、一本調子な喋り方で答えた。
『一風変わったハニー』タバサに迎えられ、アルテスタと対面するロイドたち。

しかし当のアルテスタは・・・
「あの子の・・・・・・プレセアのことはもうたくさんじゃ!さっさと出て行ってくれ!」
「そんな。ちょっと!」
 だが、アルテスタはこちらに背を向けたきり、二度と振り返ることはなかった。
むー。
なんだこのジジイは。

しかし頼れる相手は他に無く・・・
途方に暮れるロイドたちに、タバサが『抑制鉱石』を探すよう話す。
タバサにアルテスタの説得を頼み、リーガルの案内でロイドたちは『抑制鉱石』を求め鉱山へ。
「俺、あんたにどっかで会ったことないかなあ」
 リーガルは答えず、神子の横をすり抜けて行ってしまった。
「何だよ・・・・・・冷てーなーっ」
 ゼロスは悔しまぎれに、リーガルの背中に向かって舌を出す。
(ふっ。無視するってことは・・・・・・やっぱりな。アルタミラ方面のエクスフィア鉱山といえば、トイズバレー鉱山だろ?レザレノ・カンパニー、か)
 それから彼は、急いで仲間を追いかけた。
ゼロスはリーガル手枷ドロボウの「正体」に気づいている・・・?



「いかん・・・・・・」
 リーガルが足を止めた。
 坑道へ続く扉の前だった。
「どうしたんだ、リーガル?」
 ロイドが訊ねる。
「扉のガードシステムが暴走している。おそらく、何者かが無理に侵入しようとして破壊したのだと思う。このままでは中に入れない」
「だったら、徹底的に壊しちゃおうぜ。持ち主が見てるわけじゃなし」
 ロイドがいうと、ゼロスはにやにやしたが、なにもいわなかった。
(・∀・)ニヤニヤ
『乱暴』?『血気盛んという』のさ・・・。

久々のリフィル遺跡モードとか、
オサケを探していたうざ小さい生物クレイアイドルとか、
ゲスいエクスフィア商人ヴァーリとか・・・
色々ありつつも、抑制鉱石を手に入れたロイドたちはオゼットに帰還。

さてと、ちゃっちゃっとプレセアを回復させようず・・・
「い・・・・・・痛い・・・・・・ううっ・・・・・・!」
 コレットは苦しそうに目をぎゅっと閉じると、そのままカクンと膝をついてしまう。
なん・・・だと・・・?

「どいて・・・・・・」
「プレセア!村に戻ってたんだね」
「・・・・・・どいて・・・・・・私に・・・・・・まかせて、ください・・・・・・」
まかせろっていうならまかせようそうしよう・・・

ところが。
 斧の柄が、コレットの体に打ち下ろされたのだった。
「よくやった、プレセア!」
 その声に、ロイドたちはハッとする。
「あいつだ・・・・・・!」
 プレセアに仕事を頼んでいた、あの丸メガネの男だった。
謎の男は飛竜でコレットを攫う・・・!

「くそっ。コレットを返せ!おまえはいったい・・・・・・」
「ふぉっふぉっふぉっ、わしの名はロディル!ディザイアン五聖刃随一の知恵者!」
『随一の知恵者!』
はい、ここテストにでまーす


「コレットーーーーーーっ!!」
 声を限りに叫んだが、突き出した腕はむなしく風を掴んだだけだった。
\(^o^)/


コレットを攫われてしまったものの、抑制鉱石でプレセアは本来の人格を取り戻す。
「私・・・・・・、なにをしていた、の」
 プレセアはハッと顔をあげ、
「パパは!?パパは、病気なの・・・・・・パパぁっ!」
 と、いきなり家に向かって走り出す。
プレセア・・・(´;ω;`)ブワッ

「病気のパパの助けたい」というプレセアの思いを利用したのがヴァ―リ、そしてロディル。
一刻も早くゲス共を早くぶちのめそうぜ!

「神子を奪われたか」
 突然、声がした。全員がハッとして振り返る。クラトスが立っていた。
また
だれかと考えるまでもなく
おまえか
略して「まだお」クラトス再々登場。
(コレットは)『あのままでは使い物にならん』、
(レアバードで)『東の空へ向かうがいい』と助言?し去っていく。



ミズホの民はレアバードの行方、つまりはレネゲードの拠点を突きとめていました。
「しいなよ」
 副統領が改まった声で、しいなを呼んだ。
「はい」
「レアバード奪還前に、おまえに試練を与える」
「試練ですか。なんなりと」
「ヴォルトと契約をすませるのだ」
うん、ヴォルトのマナがないと飛べないもんねレアバード。

しかし・・・
しいなは、過去ヴォルトとの契約に失敗していたのです・・・
それも『ミズホの民の四分の一が死んじまった』という大惨事。
統領のイガグリが目を覚まさないのも、それが原因でありました。

「しいな、聞け。俺は死なない。俺たちは誰も死なないさ」
「なんで・・・・・・だよ」
 しいながおずおずとロイドを見上げる。
「俺たちはすでに何度もしいなが契約した精霊に助けられてる。今度もきっと成功するさ。俺が保証する」
ロイドとコリンに励まされ、意を決して契約に向かうしいな。
信じる心は大切だけど、ウンディーネが優しくて易しい精霊という可能性は・・・?


不安を抱えつつ、いざ雷の神殿。
「こんな・・・・・・、こんなこと・・・・・・。これじゃああのときと同じじゃないか・・・・・・」
(あのときは・・・・・・、ここにミズホの民が大勢倒れて死んでいた・・・・・・いままた・・・・・・、あたしは・・・・・・!)
 しいながハッと気づいたとき、精霊の体がひときわ強く光った。
「ああっ!?」
\(^o^)/


 その瞬間、なにかが跳んだ。
あああああ・・・・・・


「しいな・・・・・・ヴォルトは人間を信じられなくなっているだけ・・・・・・ちゃんと誓いをたてて、もう一度・・・・・・契約してごらんよ。しいななら、できるよ」
・・・・・・(´;ω;`)ブワッ


「あたしを命がけで守ってくれたみんなのために・・・・・・おまえの力を貸せ!ヴォルトっ!」
そして激闘の末にねじ伏せる・・・!
「紫電」の罠に引っ掛かったのは俺だけじゃないはず・・・雷破斬!


大きな犠牲を払いながらもヴォルトとの契約に成功したその時。
呼んでもいないのにウンディーネが現れ、ヴォルトも共に語り出す。
「マナは精霊が眠る世界から目覚めている世界に流れ込みます。ふたつの世界で同時に精霊が目覚めたのは初めてのこと――これにより、ふたつの世界をつなぐマナは消滅しました。やがて両世界は分離するでしょう」
おお・・・?
『分離』したら『マナの取り合いはナシ』だーね?
これからの道筋が見えてきた予感。


でも今はコレット救出が先、という訳で次はレネゲードの拠点へ。
オロチをはじめとするミズホの民の協力であっさり潜入は成功。
さくっとレアバードを奪って離脱。
目指すは東。
青い髪の人がダブルセイバーをクルクルしてた気もするけどたぶん気のせい

「ユアン様、レアバードはどうしますか」
 すべてのレアバードが発進してしまったのを見て、レネゲードが訊ねた。
「放っておけ。あれがいるのだから、居所はすぐ知れる」
またまたー
見栄張っちゃってコイツー☆


コレットを発見するも当然のように罠。
「そんなできそこないの神子などくれてやるわい!ふんっ、どうりでユグドラシル様が放置しておくわけじゃ!」
果たして『できそこない』とは何のことなのか・・・。
考える間もなく飛竜に襲われるロイドたち。

それでも何とか飛竜を片づけたことろで『禍まがしい光・・・・・・』
真の罠が発動する・・・!
「ごめんね、みんな。みんなだけでも逃げてほしいのに・・・・・・私・・・・・・ロディルのいう通り、できそこないの、罪深い神子だね・・・・・・」
「ちがう!」
 声をふりしぼったのは、プレセアだった。
「ちがい、ます。順序を取り違えないで、コレットさん・・・・・・、あなたは、悪くない・・・・・・悪いのは・・・・・・神子に犠牲を強いる、・・・・・・仕組み」
強いられているんだッ!
・・・はい、台無しにしました。
反省はしていない、ちょっとしか。

コレット、そして仲間たちを拘束していた罠を必死の思いで破壊するプレセア。
そのおかげでどうにか離脱する一行。

「みんな、無事だったみたいだね」
 しいなは仲間の顔をひとりひとり確かめ、それから柔らかな草の上に寝かされているプレセアを心配げに見た。
「大丈夫かい?」
「ええ。命に別条はないようだわ。あれだけのものを断ち切ったのだから、反動も大きかったのね」
・・・ふぅー。
やはり罪深いな、例の呪いは。


ともかくコレット救出を果たした一行。
仲間が顔を揃えたところで、次の目的・・・全ての精霊との契約を目指し行動開始。
この時点で1万文字をとっくに超えているため以下超略。



・地の神殿編
「汁気があって、かたくて美味かったー」

オサケは20歳になってから。

「お前ら汚ねえなー」
プレイヤーって・・・汚いっ!



・氷の神殿編
「ペンギニストミトンはもっとるのか?」
この件、省略でよくねぇ・・・?
ロイドとコレットが2人で話す場面(ゲームはスキットのはず)を確保するためかぁ。

 青白い氷の柱と共に、セルシウスが姿を現した。女の姿の精霊には珍しく、短い髪を持っており、動きやすそうな服をまとっている。
珍しいも何も他はウンディーネしか会ってなくね、というのは置いといて。
マイソロはこっちのセルシウスの方がよかったなーなんて・・・
「セルシウスさま~クールビューティー!」


・裁きの雷編
(初めてのハーフエルフの友だちだ!)
子供よのう・・・
子供はそうあるべきよのう・・・。

「謝らないで。謝らないでください。そんなことしてもらっても、失くしたものは返ってこない・・・・・・謝られても、いまの私には、許すことができないから――」
このやりとりに続く、
リーガル「許されない事が罰なのかもしれぬ」(うろ覚え)
ロイド「そういうのって、違うんじゃないかと思う」(うろ覚え)
あたりがカットされているのはちょっと残念だ。


・異界の扉編
「アリシアは、私の姉妹です」」
製作スタッフのプレセアに対する愛情は異常。
異論は認めない。

「くちなわ。いったいなにをいい出すんだい!?」
「黙れ。ようやく好機が巡って来たのだ。しいな!両親の仇、いまこそとらせてもらうぞ!」
くちなわ・・・。


 ロイドは予期せぬ展開に混乱しながらも、仲間とコレットを護りきれるだろうか、と剣の柄に手をかけた。
ピーンチピーンチ大ピーンチ!!
・・・で4巻につづく。



え、これ次で終わるの?マジで?
まだ1枚目終わってないっスよ(※GC版はディスク2枚組)。

懐かしくなってはじめからプレイしたらヘタすぎて話にならない/(^o^)\
クリアデータはクリアデータで取っておくべきだったなぁ・・・。
あぁ、ヌルゲーマーだから3週クリアした経験あっても「猪突猛進」は全く取る気ナッシン☆
せめて「仲間想い」は取れるように頑張るヨ!
・・・そこまですら何カ月後かわからないけど\(^o^)/

封神演義 第19部 牧野の戦い 藤崎竜 2000年4月9日 集英社

2015-07-18 09:26:33 | 封神演義
巨大な歴史の分岐点―殷と周の最終決戦がついに始まった!太公望は妲己の誘惑の術に苦戦するも、スーパー宝貝・太極図により呪縛を解除。だがあくまで余裕の妲己。その笑みを裏付ける驚異の切り札とは・・・!?
裏表紙より。
大きな伏線を回収してから、最悪のフラグを立てる巻。




第161回 牧野の戦い①―太極図vs傾世元禳!!!―

楊戩「来ましたよ太公望師叔!」
 「妲己の誘惑によって戦争への恐怖心が取り除かれた殷軍70万が!!」
 「どう出ますか?」
 「あなたの腕の見せ所ですよ!!」
殷郊戦以来の人間の戦争だ!
さぁ今回太公望はどんな作戦で戦うのかナー?


太公望「武王!周軍はおぬしに任せた!!」
( ゜д゜)

太公望「おぬしが陣頭指揮をとり天下に武王を知らしめよ!!」
 「武王姫発は己の力量で周を興したのだと!!!」
( ゜д゜ )

いやー確かに「ナンパ野郎」から「頼れる王サマ」になりつつあるけども・・・
楊戩が止めるように『まだ早すぎ』るだろう。
しかし太公望は『悪の戦争教本ボリューム1』を授け本当に武王任せに。

そして太公望自身は妲己ちゃんと対峙。
妲己「太公望ちゃん♡」
太公望「妲己・・・・・・」
 「以前のようにはゆかぬぞ!!!」
妲己「!」
 「それはどうかしらん♡」
太極図を見て、ほんの一瞬驚く妲己ちゃん。
「素が出た瞬間」はイイよね!


さっそく太極図を展開する太公望。
太極図で傾世元禳を無効化できれば、殷軍は戦意を失って戦わずに終了だもんねー。
ところが・・・
武王「やい太公望全然ダメじゃねーかよ!!!」
楊戩「・・・・・・・・・・・・」
 おかしい・・・・・・僕の三尖刀は能力を失っているのに・・・
太公望「兵への誘惑が切れておらぬ!!!」
四不象「ええっ!!?」
太公望「これは・・・」
 太極図の無効空間が押し返されておるのだ!!!
四不象に1票・・・ええっ!!?

太公望「老子のボケェ!!!」
 「話がちゃうぞーーーっ!!!!」
四不象「御主人おちつくっス!!!」
やっぱり四不象に1票。
パニクったら試合終了だよ?


楊戩「武王!何か太極図がうまく機能していないようだ!!」
武王「えっと・・・緊急事態!トラブル・シューティングのページっと!」
 「説得に失敗ししかも殷軍が周軍よりも数が多い場合・・・」
 「兵をフォーメーションZに展開し・・・」
楊戩「フォーメーションZ!!!」
こういう不利な状況も想定済みとは、流石は策士・太公望。

「臨機応変」て言葉を、事前の準備を蔑ろにする言い訳にしていませんかと思う。
事前に予想・予測できる問題を放置しておくから!
機に臨んで変な対応になっちゃうんだよ!


圧倒的不利な状況ながらも戦術で耐える周軍。
しかし・・・
妲己「そろそろマジメにやらせてもらうわん太公望ちゃん♡」
 「お色気3割増!!!
太公望「ぬぉ・・・押される…」
 「何でだー!?」
妲己「わらわの宝貝はお色気ポーズをとるとパワーアップするのよん♡」
 「もぉ限界いっぱいいっぱいのあなたと違ってわらわにはまだまだ余裕があるってことん♡」
ナ、ナンダッテー!?
つまり太公望が妲己ちゃんを追い詰めれば追い詰めるほど・・・ゴクリ。


武王「ここは何とか太公望に頑張ってもらわねぇとな」
楊戩「ええそうですね」
そうだそうだ!
太公望マジメにやれ!
(※彼らはまだ太極図による無効空間が押され始めたことを知りません)

楊戩「―――む!?」


周軍兵士「妲己様…」
太公望「武王!!!」
ああっ!!?


楊戩 周兵にまで妲己の誘惑が・・・!
 だめだ変化も間に合わないっ!!!
\(^o^)/
ざんねん!!
ぶおうの しんげきは ここで おわっ・・・

ズガーン(操られた周兵がぶっとばされる)
太公望・楊戩「!!!」
ザザッ(騎兵軍団)
四不象「あっ!」
 「あのヒトは!!」
邑姜「武王よ!」
 「私は羌族の統領呂邑姜!!」
 「羌の騎兵5万周の助太刀いたします!!!」
邑姜ktkrで次回。



第162回 牧野の戦い②―血縁―

太公望「何と・・・」
 「わしと血を同じにする者が助けに来おったよ」
 「変にうれしいものよのうスープー」
四不象「あたりまえっスよ!!」
 「邑姜ちゃんのためにもがんばるっス御主人!!」
予想外の援軍に闘志を燃やす太公望。

太公望「太極図よ!!」
 「全てを解き放て!!!」

妲己「やるわねん太公望ちゃん♡」
 「また拮抗状態にもり返すなんてん♡」
 わらわのお色気3割増と対等だなんて驚きん♡
 ここで更にお色気を増量する事もできるけど・・・
いよっ!待ってました!
太公望gj、いやここは邑姜gjだな・・・


妲己「これ以上セクシーにしたら少年誌的にヤバくなくてん編集長ん♡」
 「はぁん・・・やっぱジャンプでわらわの魅力を表現するのは困難極まるって事ねん・・・」
 「つらいわぁ~ん♡」
なん・・・だと・・・
あと6年、いや編集長の都合ならあと3年連載が遅ければこんな事には・・・
ええい!・・・ええい!!


武王「ヤローども態勢を立て直せ!!」
 「まだ戦は終わっちゃいねぇっ!!!」
楊戩「武王・・・・・・」
周軍兵士たち「ぶ・・・武王腹に穴が・・・!?」
武王「うるせぇ!!早くしろっ!!!」
重傷を負いながらも馬を駆って兵に指示を飛ばす武王。
その心意気はえらいけど、本当に重傷なんだからもうやめるんだよ!
そんな武王の馬に飛び乗ったのは・・・

武王「おめーは・・・」
邑姜「バカな人!」
武王「ななななんだとぅ~」
邑姜「これは放っといていい傷ではありませんよ」
 「でも・・・」
 「嫌いではないわ」
武王「・・・・・・・・・・・・」
 「プリンちゃんまであと一年ってトコか」
邑姜「プリンが何か?」
武王「あーー何でもねぇっ!」
楊戩よ・・・今こそ王魔or普賢に変化する時
粉砕して爆砕するのだ!はーははははは!

武王が爆発した(※してません)甲斐あって『「人」の勝負』は周が優勢。
見切りをつけた妲己ちゃんは誘惑の術を解除。
これでこの場は逃げる・・・のか?

妲己「いやぁぁぁん太公望ちゃんがいぢめる~ん♡」
 「紂王さま助けてぇ~ん♡」
太公望「なにっ!!?」
楊戩「?」
 「あれは!!?」
リオのカーニバルみたいなのを引き連れ現れたのは・・・で次回。 



第163回 牧野の戦い③―天子・紂王―

殷と周の兵士たち「あれが紂王・・・?」
 「あのお方はもう40を越えておられるはず・・・」
 「だが天子の衣を着ているぞ!?」
現れたのはどう見ても10代の少年。


紂王「予は・・・・・・」

 「予は悲しい・・・・・・」
兵士たち「!」
紂王「予の愛する臣たる四大諸侯に裏切られるなんて」
紂王陛下カワイソウやわー!
・・・ショタコンの人的にはひゃっほぅな場面なのかしら。


紂王「だが!」
 「いかに可愛い臣下といえど法をおかせば裁かねばならぬ」
 「判決を言いわたす」

 「全員んんん~~~ん・・・」
 「死刑ぇぇぇ~~~ぇっ!!!!」
日本の裁判もこれくらいスピーディにやれればねー。


妲己「くれぐれもお気をつけあそばせん♡」
 「今の紂王さまはとーーっても強いわよぉん♡」
 「何せ『失われた殷王家の力』が宿っているのだからん♡」
いったい『失われた殷王家の力』とはどんなものなのか・・・?

妲己ちゃんが『ゴージャス・モード』に入ったので太公望も休憩。
黄天化「あんたは本来怠け者さ!」
雷震子「おうよ!!紂王は俺たちに回してテメーはダレてろ!!!」
仲間の集合場面はいいなぁ。
このコマに哪吒はいないところがまたいい。

かくして牧野の戦いは第2ラウンドへ。
紂王「来い虫ケラども!!」
 「予の殷は誰にも渡さぬ!!!」
楊戩「みんな気をつけて!!」
 「あの紂王は普通じゃないっ!!!」
蟬玉「見りゃあわかるわよ・・・」

仲間たち対紂王戦、ファイッ!


蟬玉「この燃えプロ美少女蟬玉最強最大の魔球っ・・・・・・」
 「大リーグエビ投げドリームボール28号ぉおっ!!!」
美少女(35歳前後)。
でも事実美少女だから問題無い。あのモグラは速やかに爆発しろ!


韋護「うっしタイミングばっちし!」
 「去ねや紂王っ!!」
雷震子「6枚翼でパワーも6倍!!!」
 「発雷!!!」
3人の連携攻撃がばっちり成功!
・・・いやいやいや、紂王は仙道じゃねんだから・・・
死んだだろこれ・・・

紂王「予は~~~」
 「予は~~~」



 「予は悲しい!!!」
・・・・・・きめぇぇぇ!!
無傷なら「防御力高いなー」で済んだのに。


哪吒「どけ役立たずども!」
 「オレがやる!!」
楊戩「僕も出るよ哪吒!」
 「紂王にはまだ未確認な部分が多すぎる!」
次は太公望の両腕が参戦だー!
第3の矢たる黄天化はケガへの影響を考えて待機。
哪吒と楊戩でケリをつけてもらいたいところだけども・・・で次回。



第164回 牧野の戦い④―湯王の因子―

四不象「御主人いくらお許しが出たからって怠けすぎっス!」
太公望「うーーー」
 「なーにあの二人に任せておけば問題ない」
 「その間にわしは究極の怠けを開発するのだ」
四不象「・・・老子の変なトコがうつったっスねぇ」
この戦いの後は『究極の怠け』と「至高の怠け」の師弟対決編に入りま・・・せん。

哪吒・楊戩タッグと紂王の戦いはまさに激戦。
太公望「天化よおぬしの出番はないやものう」
黄天化「スース・・・」
太公望「あの二人の攻撃力はもはやスーパー宝貝のレベルだ!」
 「加えてコンビネーションも出来あがってきておる!」
ううむ、流石だな・・・


太公望「これこそわしが望んでおったものよ!」
 「働けーーっ働くのだーーっ」
四不象「ああっ!!寝そべりながらお菓子までっ!!!」
究極を目指すからには、やはり基本に忠実でないとネ!

なんて言ってる間に決着が・・・!
楊戩「天子!!」
 「そのお命頂戴する!!!」
紂王「下賤の者めが!」
 「喝!!!」
楊戩・哪吒「何っ!!!?」
素手で三尖刀と火尖槍を防いでからの~


紂王「下々に飛べて天子たる予に飛べぬはずはないっ!!」
 「戯れも・・・・・・」
 「ここまでだ」
 「虚け者~っ!!!」
ずっと紂王のターン!

その様子を眺めていた申公豹。
申公豹「すばらしい・・・」
 「見て下さい黒点虎紂王は拳で宝貝と戦ってますよ」
黒点虎「でもさ申公豹」
 「あのヒト戦ってゆくにつれてどんどん強くなってない?」
それそれ、オレも思ったオレも。
それこそ『失われた殷王家の力』であると話す申公豹。

申公豹「――どうやら話さなければならないようですね」
 「殷の歴史を」
 「殷と妲己の関りを」
 「――そして妲己と歴史の道標の関りを!」
次回、重要な伏線回収回!



第165回 歴史の道標一―砂の城―

申公豹「妲己!」
妲己「あらん?なぁに申公豹?わらわは今紂王さまの応援で忙しいのよん♡」
 「ムダ話なら後にしてちょうだいん♡」
申公豹「・・・まぁたいした用事ではありません」
 「ただ・・・」
 「あなたの背後についている存在・・・」
 「"歴史の道標"の名前をお聞きしたくて」

妲己ちゃん、真顔になるの巻。
普段が演戯っぽい妲己ちゃんの真顔、イイね!
申公豹gj!


妲己「あなたどこまで知っているのん?」
申公豹「ほぼ全てわかってると思いますよ」
 「ただしあくまで推理であり確証はありませんがね」
妲己「――喜媚貴人ちょっと席を外してん♡」
 「申公豹と二人っきりでお話があるのん♡」
喜媚・貴人「姉様・・・」
妲己「あなたの推理とやらを聞かせてちょうだいん♡」
 「百点満点かどうかわらわが採点してあげるん♡」
申公豹の推理・・・「封神演義」の謎に迫る。


妲己「・・・・・・・・・・・・」
 「すごいわん申公豹♡よくそこまで推理できたわねん♡」
申公豹「私を甘く見てはいけませんよ妲己」
 「かすかに残る古代文明のかけらを徹底調査しましたからね」
 「ヒマそうに見えてやる事はちゃんとやっていたのですよ」
【速報】申公豹は無職だけどニートではなかった


申公豹 ある人間に力を与え国を作らせたり
 ある生物を遺伝子的に改造したり
 あるいは意図的に地形を変えたり
 「そうやって自分の作りたい歴史を作っている存在・・・」
 「それが女媧です!」
【衝撃】世界は「女媧」に全てを操られていた!!
そしてその女媧と妲己ちゃんは接触していたのです・・・で次回。



第166回 歴史の道標二―封神計画の真相!!―

申公豹「あなたもやはり世界を裏で操る何かに気付いていたのでしょう?」
 「そして直観的にそれがそうだと確信した!」
時は殷が興る直前・・・
湯王に力を与えるため現れた女媧と、妲己ちゃんは接触したのです。

申公豹「――それにしても今にして思えば」
 「私たちの他にもそれに気付いていた者が何人かはいたようですね」
 「おそらく三大仙人と」
 「趙公明と・・・」
 「そして聞仲・・・」
 「少なくともこの五人は知っていたはずです」
封神計画を始めた三大仙人・・・
自分の船にクイーン・ジョーカーと名付けた趙公明・・・
そして仙界大戦時にどこかを目指していた聞仲。


申公豹 当時のあなたは金鰲島を脱退し後ろ盾が何も無い状態
 一人で生きてゆくために力が欲しかったのです

 これ以降あなたは女媧の呪縛を解くための研究をしつつ・・・
 歴史を操作する協力を始めました
hmhm・・・

その結果が、
妲己「炮烙よぉ~~~~~ん♡」
 「蟇盆よぉ~~~~~ん♡」
 「酒池肉林よぉ~~ん♡」
まぁそんな訳です。
でもカワイイから問題無いよねっ!・・・はっ!?


申公豹 しかしそんなあなたを見かねてついに仙人界の封神計画が始まります
 表向きは人間界に巣食う邪悪な仙人や妖怪仙人を滅ぼす計画
 ―――しかしその真相は女媧が完全復活する前に妲己もろとも打ち倒す計画!
 もちろん三大仙人も目に見えぬ巨きな存在に気づいていましたからね
ついに封神計画の真相が明らかに・・・!
さぁさぁ皆様ご一緒に!せーの、ナ、ナンダッテー!?
はい、ご協力あざーしたー。


元始天尊「人の心を奪い歴史を操る者こそが歴史の道標だとしたら・・・」
通天教主「落ちつけ元始天尊!!!」
元始天尊「過去から未来への歴史年表が既にあるとしたら・・・」
 「わしは歴史の道標を許せぬ!!」
 「必ずや奴を塵一つ残さず消滅させよう!!!」
過去に行われたサミットのようす・・・老子は寝てるけど。
元始天尊が聞仲のやり方を嫌った理由も垣間見える。


申公豹 人間界からひろってきた太公望を元始天尊は封神計画用に教育しました
 もしかしたらその行為すら女媧の意志ではないかと脅えながら・・・
これ、すごい怖い感覚だろうな。
考えて考えて、これならきっと・・・!という行動すら「釈迦の手の上」状態。
今ここを見ているあなたも、女媧に操られているのかもしれません・・・タモリか。


申公豹「というわけで話はわかりましたか黒点虎?」
黒点虎「うーーんだいたいね」
黒点虎は賢い虎。
最強かは知らない。

申公豹「私にはなぜか太公望が何かしでかしてくれるような気がするんですよ」
 「これはかいかぶりなのでしょうか」
『究極の怠け』で女媧に歴史を操る気を失わせる展開・・・ではねーよで次回。



第167回 牧野の戦い⑤湯王伝説の再現―

紂王「死んでしまえーーーっ!!!」
楊戩「ちっ」

四不象「ああっ楊戩さんっ!!」
黄天化「宝貝人間!!!」
申公豹の推理が終わっても、まだまだ紂王のターン!


哪吒「くらえ!」
 「そして死ね!」

楊戩「九竜神火罩・・・・・・!!」
 「ちょっと待ってくれ哪吒!!!」
紂王「!!!」
なんせ仙界最硬だからなー九竜神火罩(Ⅱ)は・・・


黄天化「や・・・・・・」
 「やったのか?」
哪吒「!!」
ドンドンドン
 「ち」
ベキャア
天下さん何してくれてんスか!
そういうフラグを立てるのはダメだって言ってるでしょう!?

紂王の力を目の当たりにして湯王伝説を思い出した楊戩。
湯王の時はどうやってケリがついたんだ・・・!?

楊戩「声が聞こえたんだ」
 「自分の子供の声が・・・・・・!!!」(殷郊に変化)

哪吒「・・・・・・家族の声で元に戻ったのか?」
楊戩「うん」
 「以後はよい王として殷を繁栄させたそうだよ」
ほうほう・・・
イイ話だナーで終わるのか。

楊戩(殷郊)「お願いです!」
 「元の父上に戻ってください!!」

韋護「お・・・・・・」
蟬玉「ねーねーなんかいい感じじゃない?」
仙道が紂王をぶっ殺しちゃったらまずいしね。
落ちついたところで武王がトドメを指すのがベスト・・・

楊戩(殷郊)「父上!!」
紂王「おまえは・・・」
 「・・・はて?忘れたな・・・」
 「誰だ・・・?誰であったか?誰なのだ?」
楊戩(殷郊)「え?」
紂王「誰だおまえーーっ!!?」
ダメでした\(^o^)/

何年も妲己ちゃんに「改造」されてたから仕方ないよ、うん。
原作では何年も妲己ちゃんたちと・・・死んで当然すぐ死ねィ!

しかし・・・もはや手の打ちようが無い。
そんな状況でもダラける太公望を黄天化が叱責するも、倒れてしまう太公望。
四不象「今はかんべんして下さいっス・・・」
 「きっと御主人はもう体中がボロボロなんっス」
 「元々道士としてはそんなに才能がないのにムチャするっスからねぇ・・・」
太公望の強さはよくわからないなー。
白鶴曰く「30年で仙人並の力」
楊戩曰く「あれくらい(周りが驚く打風刃)はできて当然」
さらに現在スーパー宝貝を一応使えてはいる・・・
才能はある方じゃないか・・・?

戦ってきた聞仲や妲己ちゃんは作中最強クラスだし、
味方では哪吒や楊戩、それに黄天化あたりがセンス良すぎなだけで。

黄天化「スース・・・」

 「悪かったさスース!!」
 「どーも俺っち達はあんたに頼りすぎてたみてーさ!!」
黄天化、出撃す・・・で次回。



第168回 牧野の戦い⑥―紂王、牧野に孤立を知る―

黄天化「行くさ紂王!!!」
あっという間に紂王の翼と四肢を切刻む。
キャー天下さーん!


黄天化「あんたはもう天子じゃねぇ!」
 「なぜなら誰もあんたと天子と思っちゃいねぇからさ!!」
紂王「なななななんだとぉ~~~っ!!!」
黄天化「ナムサン!!!」
イェーイ!
さすが天化さんだぜー!
これで紂王はかたづいt


黄天化「!!」
紂王「バカを言うなこの虫ケラが!」
 「予は民全員に愛されている!!」


楊戩「手足が再生を!!」
哪吒「ムッ!!!」
ギャー天化さーん!


黄天化「へっ・・・・・・!!」
 「あんたを愛する民は一体どこにいるさ・・・」
 「オヤジも・・・四大諸侯もあそこにいるあんたの兵も・・・」
 「みんなとっくにあんたを見捨ててるさ!!」
紂王「何っ!?」
莫邪の宝剣は防げても、真実は防げないのだ・・・!

怪物と化した紂王は、戦場から退いて待機していた殷と周の兵のところへ飛ぶ。
殷の兵士「ひゃあ!!!」
紂王「おまえ達なぜ周のやつらと戦わん!!?」
 「なぜやつらと慣れあっているのだ!!?」
殷の兵士「やっ・・・」
 「やめろ化物・・・」
紂王「答えろ!!」
殷の兵士「うわああああ」

宝貝をも防ぐ紂王の体を、兵士の槍が突く。


武王「もうやめろ紂王!!」
 「もう誰もオメーを王とは・・・」
 「いや!人とは認めちゃいねぇよ!」
 「周りを見てみな!!」


・・・・・・


太公望「紂王よ・・・」
 「足下を見よ・・・・・・」

 「見えなかったのか!?」
 「おぬしの民の姿が!!!」

・・・きゅ、きゅーちゃんが言ったんだ!
上を向いて歩こうって!
俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!

紂王「妲己・・・」
 「助けて・・・・・・」
 「もう予にはおまえしか・・・」
 「妲己・・・」
妲己ちゃんはとっくにログアウトしました。

紂王「妲己どこへ・・・?」
 「妲己・・・」
 「妲己!!!」
紂王・・・で次回。



第169回 牧野の戦い⑦―終結―

紂王「予は・・・・・・」
 「予は・・・・・・」
楊戩「紂王が・・・・・・」
蟬玉「元の大人の姿に・・・」
ううむ・・・


黄天化「今こそ天子の首をとるチャンスさ!!!」
楊戩「――そうだ!!」
黄天化「去ねや紂王!!!」
これで最後だぁぁぁ

黄天化「なっ・・・!!!」
楊戩「あれは・・・!!!」
ぁぁあああん!?


???「こいつがここで死んじゃあ歴史がかわっちまうんでな」
 「どうしても殺してぇんなら朝歌まで御足労ねがうぜ」
黄天化「あんた・・・」
 「オヤジを殺したあいつさ!?」
???「いいな!?」
 「朝歌だぞ!!」
やはり奴か・・・
そして紂王は消える。


紂王「この国に王など・・・」
 「王などもうどこにもいない・・・」
玉座に戻るも、壊れちゃってるな・・・。
助平心が元で破滅した訳だけど、
相手が悪すぎた(いや「良すぎた」かな)だけに哀れではある。


黄天化「スース!俺っち達もすぐ紂王を追って朝歌へ行くさ!!」
 「今トドメを刺さねぇと!!!」
太公望「それはいかん」
 「朝歌へは武王と軍が最初に入らねば意味がない!」
楊戩「天化くん太公望師叔の言う通りだよ」
 「僕たち仙道が先に朝歌に入ったら殷は僕たちが滅ぼした事になる」
 「あくまでも武王が殷を滅ぼしたという事実が大切なんだ」
『事実』は大事よー。

とにかくもうヒトの戦いは無いだろうし、
さっきの様子から紂王が再び怪物化することも無さそうだし。
牧野の戦いを終えてどこか穏やかな雰囲気の周軍。

そんな中、1人拳を握りしめる黄天化の姿ありました・・・で19部完。


そして舞台は
最終目標の地・朝歌へ―――
戦う理由と
その生きた証とは・・・!?

第20部6月2日発売予定
おい、やめろ・・・やめろ。

進撃の巨人3 諫山創 2010年12月9日 講談社

2015-07-17 06:54:39 | 進撃の巨人
巨人の出現により壁が崩壊し、無数の巨人が壁の中に侵入する。ミカサは次々に巨人を倒すがエレンの死の知らせに動揺し、危機に陥ってしまう。そこへ巨人を襲う謎の巨人が登場し、ミカサの窮地を救う。何体もの巨人をなぎ倒し、遂には力尽きた謎の巨人。その正体は・・・・・・!!
裏表紙より。
特別編を収録したお得な巻だよ!
その分本編が進まないことは気にしないように。



特別編 リヴァイ兵士長
『巨人』『壁』など世界観の説明のあと、壁外に挑む『調査兵団』についての説明。
その調査兵団に所属する『人類最強の兵士』をちらっと紹介する話。


リヴァイ 右に1体・・・・・・
 左に2体・・・・・・
ペトラ「兵長!!増援を集めてきました!!」
リヴァイ「ペトラ!お前は下の兵士を介抱しろ!」
 「残りの全員は右を支援しろ!!」
ペトラ「え・・・・・・!?」
リヴァイ「俺は左を片付ける!」
・・・はい?
『右に1体』『左に2体』なんだよね?
誤植かナ。
人気作品だってそういうこともあるよネー・・・


リヴァイ「おっと・・・」
 「おとなしくしてろ・・・・・・」
 「そうしないとお前の肉を・・・」
 「綺麗に削げねぇだろうが・・・・・・」
・・・ええぇぇぇ!?
2体の巨人を1人で瞬殺しよったで!?
並の兵士なら10人以上必要で、精鋭でも4,5人で連携して戦ってたのに。
これが『一人で一個旅団並みの戦力』と評される男の実力か・・・!

でもこういう「規格外」のヤツは、人格破綻者と相場が決まっておる。
きっと死にかけの兵士なんかゴミのようだとスルーするに違いない・・・
リヴァイ「お前は十分に活躍したそして・・・・・・これからもだ」
 「お前の残した意志が俺に"力"を与える」
 「約束しよう俺は必ず!!」
 「巨人を絶滅させる!!」
これは惚れる・・・
いや、崇拝するレベル


エルヴィン「巨人が街を目指して一斉に北上し始めた」
リヴァイ・ペトラ「!!?」
エルヴィン「5年前と同じだ街に何かが起きてる」
 「壁が・・・・・・」
 「破壊されたかもしれない」
よりによって『人類最強』が不在の時に、今現在の巨人侵入が始まっちゃった訳か。
なんともひどい話だ・・・で特別編完。




第10話 左腕の行方
少し時を遡り、場面はエレンがアルミンを庇って巨人を食われた直後。

エレン「・・・・・・・・・」
 「こんな・・・・・・」
 こんなハズじゃ・・・
エレン「うッ・・・」
 「あぁぁ・・・」
巨人の腹の中で絶望するエレン。
もうおしまいじゃー

エレン「あ・・・諦めて・・・」
 「たまるか・・・」
 「駆逐してやる」
 「この世から・・・」
 「一匹残らず」
 「・・・オレが・・・」
 「この手で・・・」
その時(太公望と太上老君の修行的な意味では無く)覚醒する・・・!


そして現在。
ミカサ「・・・・・・・・・エレン!!」
エレン「・・・・・・!?」
アルミン「エレン!ちゃんと体は動くか?意識は正常か?」
 「知ってることを全部話すんだきっと分かってもらえる!」
意識を取り戻したエレンは、他の兵士たちに囲まれていました。

キッツ「率直に問う」
 「貴様の正体は何だ?」
 「人か?」
 「巨人か?」
「もう一度問う!!」
 「貴様の正体は何だ!?」
自分でも自分に何が起こったのかよくわかっていない上に、
意識を取り戻す直前に『殺シテヤル・・・』なんて呟いちゃったエレン。
『人間です』――そんな言葉でこの場を収めることなど、できるはずがなかったのです・・・

放たれる大砲。
その時エレンは父グリシャの言葉を思い出す。
グリシャ「エレン・・・この鍵を・・・ずっと」
 「肌身離さず持っているんだ・・・」
 「そしてこの鍵を見るたびに」
 「思い出せ・・・」
 「お前が地下室に行かなくてはならないことを・・・」
そしてエレンに『記憶障害』を引き起こす(副作用?)謎の注射をしたグリシャ。

グリシャ「使い方は彼らの記憶が教えてくれるだろう・・・」
 「ミカサやアルミン・・・みんなを救いたいなら」
 「お前はこの力を・・・」
 「支配しなくてはならない」
炸裂する砲弾。
そこにはミカサとアルミンを庇うとんでもないものが・・・!で次回。



第11話 応える

エレン「まだ様子を窺っているのか・・・放心してんのか・・・」
 「今のところ駐屯兵団に動きは見られないが・・・・・・最終的には」
 「攻撃を続行するだろう・・・」
 「こんなもん見せた後で会話できる自信はオレには無い」
まぁ「みんなトモダチ☆」とはならんわな・・・。

エレン「ただ・・・一つだけ思い出した・・・」
ミカサ・アルミン「・・・!?」
エレン「地下室だ」
 「オレん家の地下室!!そこに行けばすべてわかるって親父が言ってたんだ・・・・・・」
エレン「オレは・・・ここを離れる」

アルミン「どこに?」
 「どうやって?」
エレン「とりあえずどこでもいい」
 「そこから壁を越えて地下室を目指す・・・」
もはやこれまで・・・
しかしエレンの家は壁の外側な訳で・・・無茶すぎる。

ついていく、くるなと言い争うミカサとエレンの側で、アルミンは絶望しておりました。

アルミン 結局僕は・・・・・・最後まで
 臆病者以外の何かにはなれなかった・・・
アルミン もう・・・
 これで・・・
 3人が揃うことも
 無いだろう・・・・・・
ざんねん!!
アルミンの しんげきは ここで おわっ・・・


エレン「これはオレ程度が思いついた最終手段を判断材料として話したまでだ」
 「あとはアルミンの判断に任せる」
・・・おおっ!?

エレン「お前ってやばい時ほどどの行動が正解か当てることができるだろ?」
 「それに頼りたいと思ったからだ」
さらにミカサもエレンに同意。

アルミン これ以上の説得力がどこにある・・・
 僕に命を任せると言っている二人は・・・
 僕が・・・
 この世で最も
 信頼している人間だ・・・

 「必ず説得してみせる!!」
 「二人は極力抵抗の意思が無いことを示してくれ!」
恐怖に支配されたこの状況、収めることができるのか!?


キッツ「迎撃態勢をとれ!!」
 「ヤツらの巧妙な罠に惑わされるな!!」
ダメでした\(^o^)/


アルミン「私はとうに人類復興の為なら心臓を捧げると誓った兵士!!」
 「その信念に従った末に命が果てるのなら本望!!」
それでもこの場の責任者であるキッツ隊長は止まらな・・・


ピクシス「よさんか」
 「相変わらず図体の割には小鹿のように繊細な男じゃ」
 「お前にはあの者の見事な敬礼が見えんのか」
ピクシス「ワシは・・・」
 「あの者らの話を」
 「聞いた方がええ気がするのぅ」
話がわかりそうなピクシス司令が登場して次回。




第12話 偶像

ドット・ピクシス・・・トロスト区を含む南側領土を束ねる最高責任者であり
 人類の最重要区防衛の全権を託された人物
ほほう・・・
そんな偉い人が最前線に来た訳かー。なるほどなー。

アルミンがピクシス司令に「エレンが壁を塞ぐ」という『皮算用ですらない思いつき』を話すと、
なんとこの司令、早速実行に移すと宣言。
えー即断即決するには不確定要素が多くないっスか・・・
エレン「オレもそう思ったが多分作戦を実行する以前に根本的な問題があるんだ・・・」
 「ピクシス司令はその現状を正しく認識してる」
 「敵は巨人だけじゃない」
どういうことだってばよ・・・?


ピクシス「これよりトロスト区奪還作戦について説明する!!」
ピクシス「彼は我々が極秘に研究してきた巨人化生体実験の成功者である!!」
 「彼は巨人の体を精製し意のままに操ることが可能である!!」
ピクシス「巨人と化した彼は前門付近にある例の大岩を持ち上げ」
 「破壊された扉まで運び穴を塞ぐ!!」
単純明快な作戦だね!
よーしみんながんばろー


ダズ「嘘だ!!」
 「そんなわけのわからない理由で命を預けてたまるか!!」
 「俺達を何だと思っているんだ!?俺達は・・・」
 「使い捨ての刃じゃないぞ!!」
逃げ兵士A「今日ここで死ねってよ!!俺は降りるぞ!!」
逃げ兵士B「俺も!!」
逃げ兵士C「わ・・・私も・・・」
ですよねー
「人間に味方する巨人を作ったからお前ら巨人の群れを突破するため援護しろ」
なんて言われましても・・・信じられる方がおかしい。
しかしこのまま兵の統率が失われたらもう・・・

ピクシス「ワシが命ずる!!」
 「今この場から去る者の罪を免除する!!」
なんですとー?


ピクシス「一度巨人の恐怖に屈した者は二度と巨人に立ち向かえん!」
 「巨人の恐ろしさを知った者はここから去るがいい!」


 「そして!!」

 「その巨人の恐ろしさを自分の親や兄弟愛する者にも味わわせたい者も!!」
 「ここから去るがいい!!」
・・・逃げようとした兵たちは反転する。
『最後の希望』のために。


ピクシス それは人類が奪われてきたモノに比べれば・・・
 小さなモノかもしれん
 しかしその一歩は我々人類にとっての
 大きな進撃になる
ゆっけーエレンー
勝利をー信じて―


ミカサ きっとエレンには
 私達を導く強い力がある
 「?」
 「エレン?」


・・・何してくれてんだぁぁぁ!!?で次回。




第13話 傷

アルミン「・・・エレン・・・」
 「何をしているんだ!?」
 「エレン・・・・・・!?」
Q.なにしてんだー?
A.オチてるー!




時間切れ。
話数が少ないって言っても1話ごとが長いからご覧の有様だよ!




※17日夜引用タグや「」を修正。本当にひどい有様だったよ/(^o^)\