ミズヒキ・1～花

　タデ科ミズヒキ属の「ミズヒキ（水引）」。半日陰の林内に生育する多年草で、花径はわずか3～4ミリ。紅白のツートンカラーの花を、お祝い品などに掛ける“水引”に喩えている。良く見ると上部の花被片は赤く左右のものは紅白2色で、下部の1枚は白い。ちなみに初夏の頃の若葉は草履の“花緒”のように見えて面白い。

ニガクサ・1～花

　蓮生寺公園の林縁に咲く「ニガクサ（苦草）」。シソ科ニガクサ属の多年草で、半日陰のやや湿った場所に生育する。花の長さは1.2～1.5センチで、上唇は2裂し下唇は3裂している。“苦”の名前を付けられているが、葉も茎も特に苦くは無い。