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ガガイモ・1~開花

 富士見台公園の植栽に蔓を伸ばしている「ガガイモ(羅摩)」。キョウチクトウ科(←ガカイモ科)ガガイモ属のつる性多年草で、日当たりの良い野原や道端に生育する。花冠は直径1センチで5裂し、細かい毛が密生している。ガガイモはこの界隈では草刈りに遭うことが多く、あちこちで見られる年もあれば、全く見られない年もある。果実は先端が尖ったツノ形で、これを“芋”に見立てている。果実は熟すと2つの舟形に裂けその内側が白く“鏡”のように輝いて見えることから“カガミイモ(鏡芋・輝美芋)”と呼ばれており、それが転訛した。また中国名の“羅摩”がガカイモの字に当てられている。私は12年前に一度だけ若い果実を見たことがあるが、その後、ずっと果実には出会えておらず、その綿毛観察が長年の宿題になっている。
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コナラ・4~幼木

 富士見台公園の林床で育っている「コナラ(小楢)」の幼木。コナラの成木は秋にドングリをたくさん落とし、冬の間に根を伸ばし春に一斉に芽を出す。しかしほとんどの株は数年で枯れてしまう。
 さて通勤電車に有名進学塾“日能研”の『シカクいアタマをマルくする~未来へのチカラ~』という広告があり、そこに中学の過去の入試問題が毎月出題されている。簡単な問題もあれば、なかなか解けないものもあり、時間つぶしになりまた良い頭の体操になっている。さて今月の問題は2018年共立第二中学校の理科の問題で、以下の通り。

『コナラは芽が出てもすぐに枯れてしまうということは、コナラの木にとってあまり意味がないことのように思えますが、実際には大切な意味があります。ドングリから育った小さな木には、どのような意味があると考えられますか。次の4つから適するものをひとつ選びなさい。』
①小さな木は晴れた日に光合成をして、大きな木に栄養を与える。
②小さな木は雨によって土にたくわえられた水を吸収するため、大きな木が呼吸をしやすくなり、成長が速くなる。
③風などで大きな木が倒れた時に、小さな木は林のすきまを埋めるように大きく成長する。
④小さな木が数年で枯れることで、ほかのドングリの芽が出やすくなる。

さあ、シカクいアタマをマルくしよう。正解やその他の問題は、日能研ホームページに詳しく出ている。
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