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沖縄番外編・89~ガジュマル2

 斎場御嶽の一番奥の拝所“三庫理(さんぐーい)”横の崖の岩に根を伸ばしている「ガジュマル(細葉榕・正榕・榕樹)」。クワ科イチジク属の常緑高木で、その実は野鳥やコウモリなどによって散布され、糞に混ざった種子が他の樹木や岩塊の上で発芽する。枝は四方に拡がり、気根を垂らしてそれが地面に達すると根になり、地上部分は更に太くなって他の樹木を締め上げるように育つ。写真では岩に絡みついているが、琉球石灰岩は水分を多く蓄えているため、ガジュマルの成長を助けるのだろう。ガジュマルはアコウなどとともに“締め殺しの木”と呼ばれている。(アイフォンで撮影)
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キョウチクトウ・2~綿毛

 キョウチクトウ科キョウチクトウ属の「キョウチクトウ(夾竹桃)」。葉の形が竹に、花が桃に似ていることから名付けられている。キョウチクトウは結実しにくいと言われており、その果実を見ることが宿題になっていた。この樹は松木地区のものでいつもランニングでその前を通っており、この日も普通に通り過ぎるところだった。しかし常緑の葉の中に枯れ色が見え、近づいて良く見ると、これがまさにキョウチクトウの果実。袋果は15センチほどで葉の長さと同じくらい。基部から2本に裂けておりそこに1~1.5センチの綿毛の種子が見えた。この様子は同じ仲間のテイカカズラやガガイモに良く似ている。
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ガクアジサイ・2~果実

 “せせらぎ緑道”の水辺に植栽されている「ガクアジサイ(額紫陽花)」。アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属の落葉低木で、両性花に出来る蒴果は長さ5ミリほど。先端に3~4本の花柱が残っている。果実が熟すと中から長さ1ミリに満たない種子がたくさんこぼれ落ちる。
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