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カタクリ・4~満開

 小山田端自然公園で毎年3月下旬の2日間だけ見られる「カタクリ(片栗)」。開園日の昨日は朝から小雨で時々雪が混じるほどの寒さ。しかし2日目の今日は、朝から快晴で気温が上がり、絶好の観察日和になった。カタクリの保護区は公園の一画の約3,000㎡ほどで、その斜面では100株以上のカタクリが春の陽に花被片を大きく跳ね上げていた。残念ながら去年まで見られたシロバナカタクリの姿が見えなくなってしまったが、ボランティアの方が去年シロバナカタクリの種子を採取して蒔いていたものが数株発芽していた。白花が咲くまで6~7年は掛かるだろうが気長に待とう。カタクリはユリ科カタクリ属の多年草。
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フサザクラ・2~開花

 小山内裏公園“鮎道”付近で見られる「フサザクラ(房桜)」。フサザクラ科フサザクラ属の落葉高木で雌雄同株。日本では1科1属1種の珍しい樹で世界でも3種しか確認されていない。樹皮の様子がサクラに似ているために名付けられているが、花の様子は全く異なる。花は花弁や萼片が無く、雄蕊と雌蕊から成る“無花花被(裸花)”で、進化段階が低く原始的な植物群とされている。写真の赤い部分は雄蕊で長さは10~15ミリ。基部に白っぽい雌蕊が確認できる。
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