ミカン科コクサギ属の「コクサギ(小臭木)」。その冬芽は初めは濃紅色の芽鱗に包まれているが、春が近づき、緑色が目立つようになってきた。コクサギの冬芽は“三大美芽”のひとつとされているようだが、確かに色合いや模様は美しい。ちなみにあとふたつは、ネジキとザイフリボクとのこと。確かにネジキの赤い新芽も美しいが、それ以外でもアカシデの赤い芽も美しいし、イヌザクラの冬芽も宝石のようである。冬芽はどれも美しい。
長池公園“第2デッキ”に植栽されている「ネコヤナギ(猫柳)」。ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木で雌雄異株。冬の間は赤紫色の芽鱗に包まれていたが、暖かそうな綿毛に包まれた蕾が出て上部から咲き始めた。当地ではまだ雌株を見たことが無く、長い間の宿題になっている。これもどうやら雄株のようだ。