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読書録「ジーヴズの事件簿」

2025-01-21 | Weblog
読書録「ジーヴズの事件簿 才知縦横の巻」
3
著者 p・g・ウッドハウス
編訳 岩永正勝、小山太一
出版 文藝春秋

p113より引用
“「ばかもいい加減になさい、バーティ。
彼女こそあなたにぴったりの伴侶です」”

目次より抜粋引用
“ジーヴズの初仕事
 ジーヴズの春
 ロヴィルの怪事件
 ジーヴズとグロソップ一家
 ジーヴズと駆け出し俳優”

 20世紀初頭のロンドンを舞台に、金持ちの
青年と優秀な執事を主人公に繰り広げられる、
コメディ短編連作小説。
同社刊行作「p・g・ウッドハウス選集I ジ
ーヴズの事件簿」文庫版。
 あまりにも優秀なために叔母から「飼い主
」とまで言われる、主人公・バーティに仕え
る従僕・ジーヴズ。いまいち抜けているとこ
ろのあるバーティに仕えることになったきっ
かけは…。

 上記の引用は、主人公・バーティを馬鹿に
しながら世話を焼こうとする叔母・アガサの
台詞。
このひとつ前の話で、バーティの婚約相手と
して盗人でペテン師の女を紹介して、一月も
経たずに放った言葉。ズ分のした事を省みる
事が出来ない上に、自分はきちんとしている
と思い込んでいる身内は、敵より厄介な存在
ですね。
話を回す上で便利な役柄なのでしょうが、主
人公に対する言動が不愉快です。
 読みやすく面白い、良作短編コメディ。
TVドラマにもなっているくらいの名作の古典
作品なようで、英語圏ではよく知られる作家
と作品群とのこと。数多くの著作が残されて
いるようなので、一冊読んで合うようならば、
今後の読書生活が楽しくなる出会いになるの
ではないでしょうか。

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