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読書録「古見さんは、コミュ症です。6」ほか

2024-11-08 | Weblog
読書録「古見さんは、コミュ症です。6」5

著者 オダトモヒト
出版 小学館

p10より引用
“ローテーション制度を取り入れた。”

目次より抜粋引用
“打ち上げです。
 妄想です。
 不良です。
 冬の訪れです。
 猫カフェです”

 極めて普通な男子とコミュ症な美少女を主
人公とした、日常系学園コメディー漫画。
 文化祭の出し物の成功を祝うお疲れ会で、
クラス皆でカラオケへと行くこととなった主
人公達。みんなで行くカラオケに憧れを持っ
ていた主人公・古見さんだったが…。

 上記の引用は、クラスの皆が主人公・古見
さんのいるカラオケ部屋に入ろうとしてしまっ
た事への対処について。
この提案を聞き入れてちゃんと守るところに、
この登場人物たちの人格の高さが表れていま
す。たとえ奇人、変人だったとしても。
 どうみても恐い新キャラが登場して、盛り
上がりを見せる巻。しかし、このキャラへの
対し方が、只野くんのただ物では無さとメン
タルの強さを引き立たせていました。

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読書録「試験に出るパズル」3

著者 高田崇史
出版 講談社文庫

p146より引用
“ 実を言うと、ぼくが心から尊敬する歴史
上の人物が二人いるんだ。一人目は、世界で
初めて銀杏を食べた人で、もう一人は、世界
で初めて生牡蠣を食べた人だ。”

目次より抜粋引用
“<<四月>>9番ボールをコーナーへ
 <<五月>>My Fair Rainy Day
 <<六月>>クリスマスは特別な日
 <<七月>>誰かがカレーを焦がした
 <<八月>>夏休み、または避暑地の怪”

 浪人生とその従兄弟を主人公とした、日常
系短編連作ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
 自分の名前を恥ずかしがって明かさない主
人公の「八丁堀」、同性である彼から見ても
魅力的な従兄弟が、同じ予備校に通うことに
なり…。

 上記の引用は、ホテルのバイキングで起き
た事件での、主人公・八丁堀の何の関係もな
い胸の内。
動物が食べているのを見て、美味しそうだと
思ったのでしょうか?それとも手あたり次第に
食べて、体を壊さなかった物を選んできたの
でしょうか?どちらであっても、勇気のある事
だなと思わざるを得ません。
 心穏やかに読める、優しさとユーモアに満
ちたミステリー。もう一人の主人公・千葉千
波が出すパズルには、巻末に回答もあるので、
パズルが好きな方は、より一層楽しめるので
はないでしょうか。

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