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読書録「古見さんは、コミュ症です。1」ほか

2024-10-31 | Weblog
読書録「古見さんは、コミュ症です。1」4

著者 オダトモヒト
出版 小学館

p50より引用
“彼らの通う私立伊旦高校。
県内有数の進学校でありながら、
試験方法は面接のみ!(筆記試験も体面上実施)
合格基準は個性!
そう、ここは。
奇人!変人!はぐれ物!異端者!
アクの強い物だけが集まる学校!!”

目次より抜粋引用
“普通の人です。
 平穏です。
 曲者です。
 苦手です。
 喋りたいんです。”

 極めて普通な男子とコミュ症な美少女を主
人公とした、日常系学園コメディー漫画。
 地元でも有名な進学校に、目出度く入学で
きた主人公・只野くん。過去の自分を省みて、
波風を立てずに高校生活を送ろうと決意する
が…。

 上記の引用は、主人公・只野くんが入学し
た学校について紹介した一節。
彼の中学時代の行動が、高校側へと伝わって
いたために、合格できたのでしょうか。
 もう一人の主人公・古見さんの会話下手さ
が、漫画的な表現と相まって、面白く描かれ
ています。が、本人にしてみれば、上手く出
来ないことが日常において必要な場面が多く、
しんどいのかも知れないなと思われます。そ
の他の面が恵まれているので、丁度バランス
が取れているのかもしれません。

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読書録「古見さんは、コミュ症です。2」4

著者 オダトモヒト
出版 小学館

p11より引用
“ちなみに只野くんは
すべて平均だったという。”

目次より抜粋引用
“身体検査です。
 体力測定です。
 家庭訪問です。
 夏服です。
 血の契約です。”

 極めて普通な男子とコミュ症な美少女を主
人公とした、日常系学園コメディー漫画。
 学校に通っているなら、必ず行われる身体
測定という行事。ただ現在の身体の状態を知
る為の行いにもかかわらず、並々ならぬ覚悟
で臨む人物が一人…。

 上記の引用は、主人公であるはずの只野く
んの身体測定での結果について。
普通の人だからといって、あまりにも影が薄
いのではないでしょうか。
 ごく普通の人として描かれる只野くんです
が、ただ物ではなさそうな片鱗が、この巻で
ちらほら見られます。どうやら心が強いよう
です。

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読書録「古見さんは、コミュ症です。3」4

著者 オダトモヒト
出版 小学館

p100より引用
“いやー…
今日中に5000個配らなきゃ
いけなくなっちゃってさー。
ホント助かったよー。”

目次より抜粋引用
“モヤモヤです。
 テスト勉強です。
 夏休みです。
 待ち合わせです。
 プールです。”

 極めて普通な男子とコミュ症な美少女を主
人公とした、日常系学園コメディー漫画。
 夜。日中の学校での言動を思い出して、な
かなか眠りに就く事が出来ない主人公・古見
さん。考える程に眠れなさが増していくのだ
が…。

 上記の引用は、主人公たちの友人・長名な
じみが引き受けた、アルバイトに関する台詞。
こういうアルバイトは、都市部ならではのも
のなんだろうなと思います。一日に5000人も、
田舎では人が移動しませんから。
 高校一年生の夏休み、いかにもなイベント
の様子が描かれている巻です。
変人は多いけれど、悪人がまずまず出てこ
ない、穏やかな作品。安心して主人公達の青
春を見守りたい人には、良い作品ではないか
と思われます。

ーーーーー

読書録「古見さんは、コミュ症です。4」4

著者 オダトモヒト
出版 小学館

p13より引用
“大丈夫だよ。
只野くん影薄いから。”

目次より抜粋引用
“テレビゲームです。
 暑い日です。
 夏休みも終わりです。
 田舎の子です。
 体育祭前編です。”

 極めて普通な男子とコミュ症な美少女を主
人公とした、日常系学園コメディー漫画。
 徐々に増えつつあるクラスの友人からの、
家での遊びのお誘いメールへの返事にも、多
大な精神力を使う主人公・古見さん。一人で
初めて行く友人宅に対し、不安と緊張を抱く
が…。

 上記の引用は、主人公・只野くんに対する
友人・なじみの台詞。
こういう台詞は、言って許してもらえる人と
そうでない人がいますよねぇ。余程の間柄で
なければ、ただの悪口でしかありませんから。
主人公でありながら影が薄いというと、某ア
ンドロイドを思い出さずにはいられないお年
頃です。
 夏休み終わり際の、宿題残りへの対処を描
いた話を読んでいると、一人でやるしかなかっ
たという過去を思い出して、少し切なくなり
ました。

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読書録「古見さんは、コミュ症です。5」5

著者 オダトモヒト
出版 小学館

p47より引用
“あ…その…
わ私、お店の中に
他のお客さんいないと入れなくて…”

目次より抜粋引用
“台風です。
 台風一過です。
 みんなでグルメです。
 文化祭の出し物です。
 連れ添いです。”

 極めて普通な男子とコミュ症な美少女を主
人公とした、日常系学園コメディー漫画。
 主人公・古見さんの友人として、他のクラ
スメイトとの通訳や仲介役に奔走する事が多
いもう一人の主人公・只野くん。委員長とし
ての立場もあり、古見さん以外ともやり取り
の多い彼を見る古見さんだが…。

 上記の引用は、友人達で食事に出かけた際
の友人・上理さんの台詞。
ある程度人が出入りしていないと、そのお店
に何か問題があるのではと疑ってしまうのか
も知れません。昨今の色々な物の値上げのせ
いで、外での食事はどうしても足が遠のいて
しまいます。
 日常系の中の非日常、文化祭のお話が出て
くる巻となっています。
今ではありがちで珍しくもなくなった、メイ
ド喫茶ですが、私が学生のころにはまだ存在
していなかったように記憶しています。
少なくとも、メジャーなものではなかったは
ずです。面白い世の中になったと思うことも
あり、楽しいものですが、お祭り騒ぎが多す
ぎるような気がしないでもないです。

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