先日、仕事の関係で旅行に行く。
天気に恵まれて良い旅路になった。
初日、出発時間は午前六時三十分。
最初は七時三十分だったのだけれど、視察先
が到着して欲しい時間の指定が早く、移動時
間を考えて一時間早くなった。
今の時期のこの時間はまだ日が登り切って
おらず、なんとも暗い中での出発となったが、
参加メンバー誰一人欠けること無く出発出来
た。
移動はバス、移動中の融通がきくので、団
体での旅行はバスが助かる。
今回の目的地は広島県、仕事に必要な資材
を作っている会社で視察研修し、世界遺産の
厳島神社を見に宮島で一泊する。
視察場所に到着、早く出発したのだけれど
も、40分遅れて到着してしまった。
しかし、視察先の方達は怒ることもなく、親
切に研修を行ってくれて、しっかりと視察を
させてもらえた。
私たちの生活に無くてはならない物を作っ
た後に出る廃棄物を、さらに有効利用して、
私たちの仕事に必要な資材を作られている。
素晴らしい仕事だと思う。
研修も無事終わり、研修先の人達と昼食。
海沿いに旅行した時の一番の楽しみは、魚の
美味しさだろう。
出していただいた料理の中でも、刺し身の
美味しさが際立っていた。
他にもお昼にしてはとても豪華な昼食をいた
だき、とても楽しい視察研修が出来た。
ありがとうございます。
次は宿泊先の宮島に移動。
お腹も膨れて、バスの中では気持ちよく眠っ
て、あまり景色は覚えていない。
フェリーに乗り換えて宮島に到着、出発時
の天気が芳しくなかったので、不安であった
けれど、到着するととてもいい天気。
丁度潮が引いている時間帯で、大鳥居まで
歩いて行くことが出来た。
歩いていて気がついたのは、砂浜なのに、多
くの人に踏み固められて、全く足が取られな
いこと。ふつうのスニーカーで来ていたのだ
が、全く気にせず鳥居まで歩くことが出来る。
続いて厳島神社参拝。
重機も無い時代に、よくもまあこんな大変な
ところに建てたものだと、昔の人の力に感動
する。
世界遺産となって、世界中から観光客が訪れ
ているのだけれど、平日のため人数は少なめ
だったのが嬉しかった。こういう時、曜日に
縛られない仕事はありがたい。
ひと通りあるいて宿でお風呂に入り、そし
て宴会。お酒に弱いのに、焼酎のお湯割りを
お代わりしてしまったので、ほとんどの時間
を寝てしまった。でも料理は全部食べた。
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翌日、ぼやけた頭で朝食。
やはり広島は牡蠣が名物とあって、朝食にも
牡蠣の佃煮が付いていた。
前夜の料理でも牡蠣のグラタンが付いてい
て、とても美味しく頂いたのだが、もう少し
回りのお店が夜遅くまで開いていたら、焼き
牡蠣を食べにいけるのになと思う。
まあお店のヒトも、そんなに遅くまで働き
たくはないだろうから、あまり無理も言えな
い。
二日目は大和ミュージアムに見学に行く、
昼食も直ぐ側の食堂で頂いた。
海上自衛隊では、毎週金曜日にカレーを食
べて、曜日感覚を維持しているとは、某雑学
番組で見た話だろうか。食堂にもカレーと肉
じゃがが合わさったような、美味しそうな匂
いが漂っていた。
美味しそうな匂いのとおり、昼食にも肉
じゃがが付いていたのだが、そのジャガイモ
がいつも見ているものより二回りくらい大き
かった。
食後にミュージアム見学、古来、戦争の度
に新しい技術が開発されるというのが、歴史
から明らかにされているが、ここでもそれを
確認することが出来る。
とても考えさせられる展示物ばかりだった。
あとはバスに乗って帰るのみ、帰りは急が
ないので、なんどもサービスエリアで休憩を
取りながら帰った。
広島での食事をかえりみると、一番違った
のは、醤油だったように思う。
私たちの地域で一般的なものや、大きなメー
カーの物と違って、甘みと旨味が強く出た醤
油だった。
これが仕込みや麹の種類による違いなのか、
それとも糖類やその他を添加しての違いなの
かはわからないけれど。
こういう味付けの基本の違いを感じると、あ
あ、旅行しているのだなと実感することが出
来る。
なにより、みんな元気にご機嫌で帰ってく
ることが出来てよかったと思います。
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