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読書録「ラプラスの魔女」

2025-03-09 | Weblog
読書録「ラプラスの魔女」5

著者 東野圭吾
出版 角川書店

p137より引用
“ 題材についても妥協しない性格で、流行
を追ったような作品を馬鹿にしていた。二番
煎じなどは論外で、そんな企画を提示された
ら激怒したらしい。”

 世界の不条理や理不尽と人類の到達可能性
を描いた長編サスペンス・ミステリ小説。
著者の作家デビュー30周年記念作品。
 母の故郷へと向かう車の中で、風の強さに
よる揺れを感じた少女・羽原円華。母の実家
に無事到着し、祖父を迎えに行こうとする母
について行くことになったが…。

 上記の引用は、とある映像プロデューサー
についての人物像。
世の中そんなに、新味のある面白いことなん
て、湧いて出るように現れるものではないの
ではないかと。
人から出てくる作品を否定するのよりも、新
鮮さを感じられるように、一緒に工夫をして
欲しいものです。自分で一から作品を作り上
げることが出来ないのであれば。
 久しぶりに最後まで、一気に読んでしまっ
た作品。寝不足になりながらも、悪い気分で
はないという感覚を前回味わえたのは、いつ
のことだったか思い出せません。
「進んだ科学は魔法と区別がつかない」とは、
誰が言った言葉か思い出せませんが、この言
葉を小説にしたらこうなったというような、
そんな一冊ではないでしょうか。
 すでに映像化もされているようなので、活
字が苦手な方はそちらを見られるのも良いで
しょうが、前提知識無しで原作を読んでもら
いたいと思う作品です。

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