読書録「太陽系はここまでわかった」3
著者 リチャード・コーフィールド
訳 水谷淳
出版 文藝春秋
p114より引用
“我々が惑星には普通に存在すると考えてい
るものー水、呼吸可能な大気、生命ーは、絶
対的に普通のものと捉えることはできない。
それは単に我々が親しんでいる局所的な条件
でしかなく、地球が唯一無二の存在であると
いうのは、かなりありえそうな話なのだ。”
目次より抜粋引用
“太陽
水星
金星
地球、そして月
火星”
宇宙を研究する機関の研究員でサイエンス
ライターである著者による、地球を含む太陽
系の星星について記された一冊。同社刊行作
文庫版。
我々の命の源・太陽についてから星系の端っ
こについてまで、科学者達の知的好奇心と研
究・調査によってわかっている内容が記され
ています。
上記の引用は、地球について書かれた章の
冒頭での一節。
太陽系に唯一の環境であるならば、大切に使っ
ていきたいものです。しかしp122では、歴史
の中の現時点での特有さというように書かれ
ていもします。永くて遠い将来には、他の惑
星が地球のようになっているかも知れないと
思うと、現実とSF作品の境界がより近く感じ
られます。
宇宙の観測や調査は今も行われていますが、
あまりにも自分とは縁遠い事なので、小説の
話であるかのような感覚でしか接することが
出来ません。しかし、人工衛星による観測結
果などは日々利用しているので、もっと身近
な物に感じてもおかしくないのですが。
p12の月面着陸の話を読むと、同じ時代に生
きることでしか手に入れる事が出来ない感動
が、あるものなのではないかと思わざるを得
ません。現代のほうが何かと便利で生活しや
すいでしょうけれど、発展・発達の期待値が
高いほうが、よりワクワクしながら生活出来
ていたのかも知れません。
いつか来るかも知れない、他の惑星への移
住についてあれこれと考えるための土台とし
ての知識を持っておきたい人には、良い一冊
ではないでしょうか。今を生きている世代に
は、難しそうな話ですが…。
ーーーーー
著者 リチャード・コーフィールド
訳 水谷淳
出版 文藝春秋
p114より引用
“我々が惑星には普通に存在すると考えてい
るものー水、呼吸可能な大気、生命ーは、絶
対的に普通のものと捉えることはできない。
それは単に我々が親しんでいる局所的な条件
でしかなく、地球が唯一無二の存在であると
いうのは、かなりありえそうな話なのだ。”
目次より抜粋引用
“太陽
水星
金星
地球、そして月
火星”
宇宙を研究する機関の研究員でサイエンス
ライターである著者による、地球を含む太陽
系の星星について記された一冊。同社刊行作
文庫版。
我々の命の源・太陽についてから星系の端っ
こについてまで、科学者達の知的好奇心と研
究・調査によってわかっている内容が記され
ています。
上記の引用は、地球について書かれた章の
冒頭での一節。
太陽系に唯一の環境であるならば、大切に使っ
ていきたいものです。しかしp122では、歴史
の中の現時点での特有さというように書かれ
ていもします。永くて遠い将来には、他の惑
星が地球のようになっているかも知れないと
思うと、現実とSF作品の境界がより近く感じ
られます。
宇宙の観測や調査は今も行われていますが、
あまりにも自分とは縁遠い事なので、小説の
話であるかのような感覚でしか接することが
出来ません。しかし、人工衛星による観測結
果などは日々利用しているので、もっと身近
な物に感じてもおかしくないのですが。
p12の月面着陸の話を読むと、同じ時代に生
きることでしか手に入れる事が出来ない感動
が、あるものなのではないかと思わざるを得
ません。現代のほうが何かと便利で生活しや
すいでしょうけれど、発展・発達の期待値が
高いほうが、よりワクワクしながら生活出来
ていたのかも知れません。
いつか来るかも知れない、他の惑星への移
住についてあれこれと考えるための土台とし
ての知識を持っておきたい人には、良い一冊
ではないでしょうか。今を生きている世代に
は、難しそうな話ですが…。
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