4月2日。金曜日。
湿気が充満したドロっとした空気が
朝から首筋に張り付く。
なんとも重苦しい感触。
始発の地下鉄に乗っていても
雨と土の匂いを感じる。
春…だから?
いろいろな命が芽吹いて
もぞもぞと動き出したような…
そんな湿り気を帯びた4月のはじまり。
昨日の陽射しで気持ちよく開いたサクラ。
今日は少し重たい空気の中、さらに背筋を伸ばして
思いっ切り花弁を空に広げていた。
●
18年ぶりに間近で見る、東京のサクラ。
自分がこんなにココロ踊るとは…思ってもみなかった。
木の枝に芽吹いた蕾が、徐々に色付いて
春の気配とともに花弁の緊張を解き、花開く。
…可憐だ。
「春」という季節にふさわしい、ウブな装い。
足下から襲ってくる長い長い東京の「冬」も
この「春」を迎える演出だったのか…。
あの閉ざされた季節があったから、
今、こうやってココロ解きほぐし、
真っ正面から「春」の悦びに浸ることができる!
●
昨日の新宿御苑は、そんな解放感を味わうには
最高のシチュエーションだった。
たくさんの笑顔が満開のサクラの木の下に集っていた。
こんな光景は、久しく体感していなかったなぁ。
…なんともいえない、日本の光景。
日本人がサクラを愛でる気持ちに、ようやく追いついた感じ。
●
夜桜見物も、風情があって、いい。
桜色の提灯が灯り、
「タコヤキ」「おでん」「すもも飴」の屋台からは、
食欲を刺激する匂いが。
ブルーシートを敷いて集ったサラリーマンたちも、
提灯の明かりで静かに酒を交わしている。
仙台堀川沿いの桜並木は、
住宅街ってこともあり、
サクラが主役の落ち着いた夜桜見物だ。
東京に来て半年。
「春」を体感して、勝手に「夏」を想像して、
「Tシャツ1枚の解放感」を夢想する。
もうすぐ。 もうすぐだ…ボクの季節。
湿気が充満したドロっとした空気が
朝から首筋に張り付く。
なんとも重苦しい感触。
始発の地下鉄に乗っていても
雨と土の匂いを感じる。
春…だから?
いろいろな命が芽吹いて
もぞもぞと動き出したような…
そんな湿り気を帯びた4月のはじまり。
昨日の陽射しで気持ちよく開いたサクラ。
今日は少し重たい空気の中、さらに背筋を伸ばして
思いっ切り花弁を空に広げていた。
●
18年ぶりに間近で見る、東京のサクラ。
自分がこんなにココロ踊るとは…思ってもみなかった。
木の枝に芽吹いた蕾が、徐々に色付いて
春の気配とともに花弁の緊張を解き、花開く。
…可憐だ。
「春」という季節にふさわしい、ウブな装い。
足下から襲ってくる長い長い東京の「冬」も
この「春」を迎える演出だったのか…。
あの閉ざされた季節があったから、
今、こうやってココロ解きほぐし、
真っ正面から「春」の悦びに浸ることができる!
●
昨日の新宿御苑は、そんな解放感を味わうには
最高のシチュエーションだった。
たくさんの笑顔が満開のサクラの木の下に集っていた。
こんな光景は、久しく体感していなかったなぁ。
…なんともいえない、日本の光景。
日本人がサクラを愛でる気持ちに、ようやく追いついた感じ。
●
夜桜見物も、風情があって、いい。
桜色の提灯が灯り、
「タコヤキ」「おでん」「すもも飴」の屋台からは、
食欲を刺激する匂いが。
ブルーシートを敷いて集ったサラリーマンたちも、
提灯の明かりで静かに酒を交わしている。
仙台堀川沿いの桜並木は、
住宅街ってこともあり、
サクラが主役の落ち着いた夜桜見物だ。
東京に来て半年。
「春」を体感して、勝手に「夏」を想像して、
「Tシャツ1枚の解放感」を夢想する。
もうすぐ。 もうすぐだ…ボクの季節。