#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【藤田陽介】青

2010-04-09 | MUSIC
藤田陽介official web

泳いだ魚になって 剥がれた ボクは正直者
泣いた産声な方へ 泣く泣くついてきたの
泣く泣く生きてゆくのさ

ボクは変わってゆきたい あいまいな感情に涙して
動いた こうしてる間にも 宇宙は広がって
地球は飛んでゆくのさ

朝のもやけ 沈む夕日 昨日の残像とか
切なくて 揺れていた 笑顔とか

誰もがひとりで生まれて 誰もがひとりで無くなって
ふと振り返ってみたり 話がしたくなったりして
ようやく ひとりなコトに気づく
そこにボクが居た いつでも それだけだった

空のすき間 風の匂い いつかの恋人とか
寂しくて 触れた肌 気持ちとか

想、ひとりきりで 想、青くなって 想、
だからきれい………

空のすき間 風の匂い いつかの恋人とか
寂しくて 触れた肌 気持ちとか

泳いだ魚になって 剥がれた ボクは正直者
泣いた産声の方へ 泣く泣くついてきたの
泣く泣く 生きてゆくのさ

【YouTube】藤田陽介/青

      ●

4月9日金曜日。
サクラもそろそろ散り始め、
なんとなくココロも次のステージを求めている。

こないだ朝日新聞の紙面上で2010年度の朝日広告賞が発表されていたんだけど、
一般公募の部はどれもハッとさせられる視点で完成度が高く、思わず微笑んでしまうものばかり。

総評で森本千絵ADが
「正しいことをそのまま伝えるだけでもなく、賞をとるというルールにはまったものでもなく、
 この時代の中で、もがき発見し、自身でも感動できることを、ちゃんと伝える姿勢に
 私たちはココロ動かされ、眼が喜ぶのです。」
と、本音で語っていたのが印象的だった。

共通しているのは「コドモの目線」。

目の前に広がる世界をダイレクトに捉え、純粋な感覚で租借し、面白がっている。
それをコピーとヴィジュアルで昇華してるから、シンプルかつストレートで強いのだ。

      ●

藤田陽介さん。

2月13日のBreathMarkさんのLIVEで初めて触れたんだけど、
この楽曲の世界観はまさに「コドモの目線」。
いや、コドモのココロを持った目線と言ったほうがいいだろうか?

 朝のもやけ 沈む夕日 昨日の残像とか
 切なくて 揺れていた 笑顔とか

 空のすき間 風の匂い いつかの恋人とか
 寂しくて 触れた肌 気持ちとか

記憶の奥に残っていた事象が、走馬灯のように流れてゆく。
生きてきた時間が、風となって通り過ぎる。

そんな剥き出しの感覚に陥るぐらい、この曲の純度は高い。

そう思った。










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