札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

「小樽市の歴史的建造物 ⑤」

2022-02-24 18:09:27 | 小樽市

*町ごとに現存し撮影した建物だけ記載します
*町のコメントはwikipedediaと私的所感です
*名前は1994年発行時のものです
*「小樽の建築探訪」とダブリます
*未訪問は訪問後に追加していきます
*現役個人宅は町名まで
*wikipedia、google streetview 札幌ノスタルジック建築散歩様引用

 

【花園】

小樽市中心部に位置する。
地区西部の小樽公園から海側の相生町にある水天宮にかけての丘陵地上にあり、地区内は起伏がある。東は山田町、相生町、西は緑、南は入船、北は稲穂、富岡に接する。

花園は古くから小樽市の中心として栄え、現在でも市役所や消防本部などの官公庁が多く、また歓楽街としても機能している。
国道5号線が地区の中心を横断しており、主に山側が官公街、海側が歓楽街となっている。

隣接する稲穂地区等とともに小樽市の中心部を形成している。稲穂地区が繁華街となっているのに対し、花園地区は歓楽街としての色が濃い。

 

『嵐山ビル』 花園1丁目6-3 


2020年8月撮影

 

『だるま湯』 花園1丁目11-1 昭和5~9年頃(1930年~34年頃)


2020年8月撮影

 

『喫茶コロンビア』 花園1丁目10-2 昭和23年(1948年)


2021年9月撮影

 

『旧田中氏宅』 花園2丁目 大正5年頃(1916年頃)


2020年11月撮影

 

『H氏宅・蔵』 花園2丁目 明治38年頃(1905年頃)


2020年11月撮影

 

『旧スタンダード・バキューム石油事務所』 花園2丁目2-50 昭和25~29年(1950年~1954年)


2020年10月撮影

 

『小樽市庁舎本館』 花園2丁目12-1 昭和8年(1933年)


2020年11月撮影

 

『旧小樽保証牛乳工場・事務所』 花園2丁目12-13 昭和9年または11年(1934年または36年)*現小樽ミルク・プラント


2020年9月撮影

 

『旧麻田百貨店』 花園3丁目1-2 昭和3年(1928年)*現カフェ ミレット


2021年3月撮影

 

『旧上坂紙店・蔵』 花園3丁目1-1-9 昭和6年~7年頃(1931年~32年頃)


2020年11月撮影

 

『ツルヤ菓子舗』 花園3丁目16-3


2020年11月撮影

 

『旧黒瀬病院』 花園3丁目4-17 大正13年(1924年)*現ゲストハウス LittleBarrel


2020年9月撮影

 

『F氏宅』 花園3丁目 大正末期


2020年9月撮影

 

『旧原寛治宅兼事務所』 花園3丁目8-3 昭和4年(1929年)


2020年11月撮影

 

『旧たこ芳』 花園3丁目9-3 昭和4年(1929年)


2022年2月撮影

 

『旧小樽無盡(株)』 花園4丁目1-1 昭和10年(1935年)*現遊人庵


2020年8月撮影


『花園会館』 花園4丁目3-8 昭和2年(1927年)


2020年9月撮影

 

『旧小樽組合協会』 花園4丁目20-18 大正15年(1926年)*現日本基督教団小樽公園通教会


2020年9月撮影

 

『小樽市公会堂』 花園5丁目2-1 明治44年(1911年)


2020年9月、21年4月撮影

 

『小樽市民会館』 花園5丁目3-1 昭和58年(1963年)


2021年4月撮影

 

『旧青木乙松宅はなれ』 花園5丁目4-17 大正5年頃(1916年頃)


2020年10月、22年2月撮影

 

『A氏宅・蔵』 花園5丁目 明治38年頃(1905年頃)


2022年2月撮影

 

『旧世継仁作宅、事務所』 花園5丁目7-3 大正11年(1922年)*現はしをね


2020年11月撮影



『旧熊谷清治宅・蔵』 花園5丁目8-4 大正4年(1915年)*現ゆるり庵


2020年11月撮影

 

 

【東雲】

市内中心部と港地区に挟まれた小高い丘の町である
住宅街が中心だが港を一望できる地区でもあるので豪商の屋敷も現存している。

北は寿司屋通りに面し、南は水天宮に接している
「北の学習院」と呼ばれた旧堺小学校には豪商や支店長クラスの子供が通ったとのこと。

 

『旧板谷邸』 東雲町1-19 大正15年(1926年)*現Habor Light KAIHOUROU


2020年9月撮影

 

『旧砂山商店』 東雲町1-2 


2020年11月撮影

 

『古民家(廃)』 東雲町1-3


2020年11月撮影

 

『小樽聖公会』 東雲町10-5 明治40年(1907年)


2020年9月撮影

 

『旧寿原邸』 東雲町8-1 大正1年(1912年)


2020年10月撮影

 

『旧光亭』 東雲町3-8 昭和12年(1937年)*現罐友クラブ


2020年9月撮影

 

『O氏邸』 東雲町9 


2020年11月撮影

 

 

【相生】

東雲の南隣りでやはり丘の上にある
港方面が綺麗に見える水天宮があり、観光客で賑わう堺町通りを見下ろす位置にある。

住宅が坂道に密集し車も入れない箇所もある
比較的古い建物が現存しており地理的にも港で商売をしていた住民が多いのかも。

 

『水天宮本殿・拝殿』 相生町3-1 大正8年(1919年)


2020年8月撮影

 

『K氏宅』 相生町2 明治30年(1897年)


2021年4月撮影

 

『おたるないバックパッカーズホステル杜の樹』 相生町4-15 


2021年3月撮影

 

『旧村住三右衛門別邸・蔵』 相生町4-27 明治35年(1902年)


2021年3月撮影

 

『旧寿原産業鳳星寮』 相生町7-10 昭和9年(1934年)


2020年11月撮影

『相生会館』 相生町7


2020年10月撮影



 

【港町】

小樽港にある6つのの埠頭のうち4つの埠頭が港町になり
小樽運河の海側も港町だ。

港の施設と倉庫、それと観光客用の施設が多く、住宅は見当たらない
小樽の倉庫は木骨石造で明治時代に建てられたものが多い。

 

『小樽倉庫NO1,NO2』 港町2-2 大正13年(1924年)


2020年11月撮影

 

『旧篠田倉庫』 港町5-4 大正14年(1925年)


2020年10月撮影

 

『旧浪華倉庫』 港町6-5 大正14年(1925年)


2020年10月撮影

 

 

 


「小樽市の歴史的建造物 ④」

2022-02-23 13:05:13 | 小樽市

*町ごとに現存し撮影した建物だけ記載します
*町のコメントはwikipedediaと私的所感です
*名前は1994年発行時のものです
*「小樽の建築探訪」とダブリます
*未訪問は訪問後に追加していきます
*現役個人宅は町名まで
*wikipedia、google streetview引用

 

 

【富岡】

港から色内町が倉庫や金融、稲穂町が商業、そして続く小高い丘にある富岡町はそれらの豪商、企業の支店長など
邸宅が多い町であった。

現在でもその名残りはあり現存している
町のシンボルである富岡教会も健在であり、坂の町だが歴史のある住宅を見るのも楽しい町だ

 

『旧遠藤又兵衛宅邸』 富岡1丁目9-4 明治39年(1920年)



2021年4月撮影

 

『旧第一銀行小樽支店社宅』 富岡1丁目9-13 大正9年(1906年)


2021年4月撮影

 

『旧田辺宅』 富岡1丁目 大正6年頃(1917年頃)


2021年4月撮影

 

『T氏宅』 富岡1丁目 大正10年(1921年)


2021年4月撮影

 

『旧金子元三郎邸 長屋門』 富岡1丁目18-28 明治末期 *現勇建設(株)小樽営業所


2021年4月撮影

 

『富岡カトリック教会』 富岡1丁目21-25 昭和4年(1929年)


2020年11月撮影

 

『富岡カトリック教会 司祭館』 富岡1丁目21-25 昭和4年頃(1929年頃)


2020年11月撮影

 

『旧橋本宅・蔵』 富岡1丁目 昭和11年(1936年)+撮影後に解体


2020年12月、21年4月撮影

 

『旧伊藤喜之輔宅』 富岡1丁目 大正14年頃(1925年)


2020年11月、21年4月撮影

 

『旧高田治作宅』 富岡1丁目 大正14年(1925年)


2021年4月撮影

 

『O氏宅』 富岡1丁目 昭和6年(1931年)


2021年4月撮影

 

『旧富田豊一宅』 富岡1丁目 昭和3~5年(1928~30年)


2021年4月撮影

 

『O氏宅』 富岡1丁目 昭和14年(1939年)


2021年4月撮影

 

『A氏宅蔵』 富岡2丁目 大正12年頃(1923年頃)


2021年4月撮影

 

『旧島谷汽船㈱社長宅』 富岡2丁目 昭和15年(1940年)


2020年11月撮影

 

 

【緑】

緑町は今回の調査実施により小樽市内で最も木造建築がある町だったようです
調査から30年経っているのでいくつかは取り壊しになったかもだが、現存も多い。

町は商店街のバス通りと小樽商大や小樽葬祭場など広い面積がある
富岡町に隣接しているので豪邸があるのも特徴だ。

 

『村上建築研究所』 緑1丁目 昭和10年(1935年)


2021年6月撮影

 

『旧佐野喜造貸家』 緑1丁目 昭和8年(1933年)


2020年10月撮影

 

『旧小樽拘置所』 緑1丁目9-21 昭和37年(1962年)


2021年6月撮影

 

『旧関野医院』 緑2丁目 大正13年(1924年)


2021年4月撮影

 

『I氏宅』 緑2丁目 大正期


2021年4月撮影

 

『旧平尾弥七宅』 緑2丁目 大正14年(1925年)


2021年4月撮影

 

『旧木村團吉別宅・洋館』 緑2丁目37-37-13 昭和10年(1935年)


2020年12月、21年4月撮影

 

『旧荒田商会社長宅・別荘』 緑2丁目 昭和13年(1938年)


2021年4月撮影

 

『旧杉森耳鼻科医院・宅』 緑3丁目9-5 昭和2年(1927年)*現Pasta Club


2020年11月撮影

 

 

【最上】

天狗山のすそ野に町がありロープウェー乗り場も最上町だ
地理的に市内でも最も上(山側)にあるからついた町名かも知れない。

そのような地形なので町の殆どは坂道にある。

高等学校が3校もあるのが特徴で
北照高校は緑町から移設、未来創造高校は元の工業高校と商業高校を統合したものだ。

 

『旧金沢邸洋館』 最上2丁目 明治37年(1904年)


2020年11月撮影

 

 

【松ヶ枝】

入船から続いてさらに天狗山へ向かう高台が中心で
最上町と同様に小樽市内でも高い位置にある場所。

南西側は山になり住宅は北側に多い
一般個人住宅が多く、邸宅でいくつかの歴史的建物がある。

 

『S氏宅』 松ヶ枝1丁目 昭和2~3年頃(1927~28年頃)


2021年9月撮影

 

『旧鈴木善ノ助宅』 松ヶ枝1丁目 昭和25~31年頃(1950~56年頃)


2021年7月撮影

 

『K氏宅蔵』 松ヶ枝2丁目 昭和9年(1934年)


2021年10月撮影



 

【入船】

北は港近くから天狗山に向かって延びる広い町である
その昔は入船川があったが今ではほとんどが地上から見えない
町名通りに埋め立て以前は港に面していたようだ。

港近くには商店や金融、蔵などがあり山側には住宅地になっており中心部に小高い丘がある
いくつかの古い建物が現存している。

 

『旧上瀬友吉商店』 入船1丁目1-5 大正10年(1921年)*現遊工房


2020年11月撮影

 

『旧戸出物産小樽支店』 入船1丁目1-1 大正15年(1926年)


2020年10月撮影

 

『旧久米商店』 入船1丁目5-9 昭和9年(1934年)*現石ケ守商店


2020年10月撮影

 

『旧中越銀行小樽支店』 入船1丁目1-2 大正13年(1924年)*現銀の鐘1号館


2020年10月撮影

 

『旧角江薬舗』 入船1丁目1-6 明治19年(1886年)


2020年11月撮影

 

『T氏宅』 入船1丁目 昭和3年頃(1928年頃)


2021年3月撮影

 

『旧近岡歯科医院』 入船1丁目 大正頃


2020年10月撮影

 

『旧竹村商店』 入船1丁目2-29 昭和3年(1928年)*現ベリーベリーストロベリー


2020年10月撮影

 

『旧I氏宅蔵』 入船1丁目 


2022年2月撮影

 

『住ノ江火の見櫓』 入船2丁目5-5 昭和2年(1927年)


2020年10月撮影

 

『旧塩田別邸』 入船2丁目8-1 大正1年(1912年)


2020年9月撮影

 

『T氏宅』 入船2丁目 


2022年2月撮影

 

『O氏宅』 入船2丁目 昭和2年(1927年)


2020年11月撮影

 

『妙国寺本堂』 入船2丁目6-23 明治37年(1904年)


2022年2月撮影

 

『天上寺本堂』 入船4丁目32-1 明治23年(1890年)


2019年5月、20年9月撮影

 

『H氏宅』 入船4丁目 


2021年4月撮影

 

『旧坂牛直太朗宅』 入船5丁目 昭和3年(1928年)


2021年4月撮影

 

『白瀬陶園』 入船5丁目1-14 大正12年(1923年)


2021年4月撮影

 

 

 

 


「小樽市の歴史的建造物 ③」

2022-02-18 13:56:32 | 小樽市

*町ごとに現存し撮影した建物だけ記載します
*町のコメントはwikipedediaと私的所感です
*名前は1994年発行時のものです
*「小樽の建築探訪」とダブリます
*未訪問は訪問後に追加していきます
*現役個人宅は町名まで
*wikipedia、google streetview引用

 

 

 

【稲穂】

稲穂町は明治14年に色内村が色内町と稲穂町に分かれた時に出来た町である。
JR小樽駅を中心とする小樽市中心部に位置し、オフィス・商店街などが集積し、小樽市の中心的な繁華街を形成している。

小樽運河などの観光スポットにも近く、観光シーズンになると沢山の人で賑わう。
主として商業地として利用されているが、近年では市街地再開発等による高層住宅の建設も行われている
色内に接しているので商業の町として商店が多く人が多い。

 

『旧向井呉服店支店倉庫』 稲穂1丁目4-13 明治40年(1907年)*現CANAL運河


2020年8月撮影

 

『旧松村商店』 稲穂1丁目2-8 明治32年(1899年)*現北海タオル(株)


2020年10月撮影

 

『寺山神仏具店』 稲穂1丁目3-7 昭和2年(1927年)


2021年4月撮影

 

『新海金物店』 稲穂1丁目3-5


2021年4月撮影

 

『旧杉本花月堂』 稲穂1丁目8-13 大正5~6年頃(1916~1917年頃)*現パヌモア松月堂


2020年6月撮影

 

『(株)新宮商行』 稲穂2丁目1-1 


2021年4月撮影

 

『藪半内蔵』 稲穂2丁目19-14 大正末期


2020年11月撮影

 

『旧田居呉服店』 稲穂2丁目17-17 大正14年(1925年)*現二代目叫児楼・フリーウィル


2020年11月撮影

 

『旧丸ヨ白方支店』 稲穂2丁目14-1 明治40年(1907年)*現December3


2020年11月撮影


『旧国鉄小樽駅』 稲穂2丁目22-15 昭和9年(1934年)*JR小樽駅


2020年6月撮影

 

『旧笹田商店』 稲穂2丁目12-1 昭和5年頃(1930年頃)*バッグのムラタ


2020年11月撮影

 

『純喫茶 光』 稲穂2丁目11-8 


2021年4月撮影

 

『旧近藤硝子店』 稲穂2丁目13-15 大正初期


2020年11月撮影

 

『旧衣斐質店』 稲穂2丁目13-15 明治37年頃(1904年頃)


2020年6月撮影

 

『旧山室商店』 稲穂3丁目2-11 大正14年(1925年)


2020年10月撮影

 

『旧白鳥質店』 稲穂3丁目13-18 大正12年(1923年)


2021年4月撮影

 

『旧谷黒商店』 稲穂3丁目14 大正10年代


2021年4月撮影

 

『旧北栄興業(株)』 稲穂3丁目4-17 


2021年4月撮影

 

『旧第21区火災予防番屋』 稲穂4丁目4-7 大正12年(1923年)*現都会館


2020年11月撮影

 

『旧渡邊徳二郎商店』 稲穂4丁目6-1 昭和5年(1930年)*現


2020年10月撮影

 

『旧渡邊徳二郎商店宣伝部』 稲穂4丁目3-9 昭和5~6年頃(1930~31年頃)


2020年10月撮影

 

『旧十二銀行小樽出張所』 稲穂4丁目3-1 大正15年(1926年)*現(株)栗原恒次郎商店


2020年10月撮影

 

『旧井出質店(蔵のみ)』 稲穂4丁目8-19 昭和4年(1929年)*ヘルパーステーションみどり


2021年12月撮影

 

『旧平野質店』 稲穂4丁目11 明治末期


2021年4月撮影

 

『旧江川家製函工場』 稲穂5丁目3-7 明治期


2021年4月撮影

 

『旧川合柾店貸家』 稲穂5丁目24-8 昭和初期?


2021年4月撮影

 

『S氏宅』 稲穂2丁目


2021年4月撮影

 

 


「小樽市の歴史的建造物 ②」

2022-02-16 18:28:32 | 小樽市

*町ごとに現存し撮影した建物だけ記載します
*町のコメントはwikipedediaと私的所感です
*名前は1994年発行時のものです
*「小樽の建築探訪」とダブリます
*未訪問は訪問後に追加していきます
*現役個人宅は町名まで
*wikipedia、google streetview引用

 

【色内】

色内町は小樽運河や色内埠頭、北のウォール街と言われた石造りの大型建造物が多い地区である。

商都小樽を代表する町であり観光客が非常に多い町だ。

小樽は元々はニシン漁が中心の漁港であったが、北側の高島、祝津以北にニシン漁を譲り貿易や石炭の積み出し、海外航路などで海を埋め立てた。
その決済などで金融業や倉庫業が盛んになったのは色内町が中心だ。

古くからの建物が最も現存しているのが色内町である。

 

『旧三菱銀行小樽支店』 色内1丁目1-12 大正11年(1922年)*現小樽運河ターミナル


2020年10月撮影

 

『旧名取高三郎商店』 色内1丁目1-8 明治39(1906年)*現小樽大正硝子館


2020年10月撮影

 

『旧第一銀行小樽支店』 色内1丁目2-17 大正12年(1923年)*現ミユキソーイング(株)小樽工場


2020年10月撮影

 

『旧日本銀行小樽支店』 色内1丁目11-16 明治45年(1912年)


2020年10月撮影

 

『旧北海道拓殖銀行小樽支店』 色内1丁目3-1 大正12年(1923年)*現似鳥美術館


2021年8月撮影

 

『旧第四十七銀行小樽支店』 色内1丁目6-25 昭和初期


2020年10月撮影

 

『旧三井物産小樽支店』 色内1丁目9-1 昭和12年(1937年)*現松田ビル


2020年10月撮影

 

『旧小樽商工会議所』 色内1丁目6-32 昭和8年(1933年)*OMO5小樽 星野リゾート


2021年8月撮影

 

『旧越中屋ホテル』 色内1丁目8-25 昭和6年(1931年)*Unwind Hotel &Bar


2020年10月撮影

 

『旧北海道銀行本店』 色内1丁目8-6 明治45年(1912年)*現小樽バイン 北海道中央バス本社


2020年10月撮影


『旧高橋倉庫』 色内1丁目2-17 大正12年(1923年)*現小樽芸術村


2021年8月撮影

 

『旧荒田商会』 色内1丁目2-17 昭和10年(1935年)*現小樽芸術村


2021年8月撮影

 

『旧通信電設浜ビル』 色内1丁目2-18 昭和8年(1933年)*現協和浜ビル


2020年10月撮影

 

『旧島谷倉庫』 色内1丁目2-18 明治25年(1892年)


2020年10月撮影

 

『旧三井銀行小樽支店』 色内1丁目3-10 昭和2年(1927年)*現小樽芸術村


2021年8月撮影

 

『旧川田商店』 色内1丁目5-10 昭和8年(1933年)


2020年10月撮影

『旧梅屋商店』 色内1丁目6-26 明治39年(1906年)*現小樽硝子屋本舗和蔵


2020年10月撮影

 

『旧塚本商店』 色内1丁目6-27 大正9年(1920年)*現cafe色内食堂・小樽和菓子工房 游果


2020年10月撮影

 

『旧函館製網船具(株)小樽支店』 色内1丁目8-22 大正7年(1918年)*現三箇(株)


2020年10月撮影

 

『旧尾崎歯科医院』 色内1丁目9-10 大正10年(1921年)*現Bistrot Blanche


2020年10月撮影

 

『旧寿原小間物店倉庫』 色内1丁目10-23 明治30年頃 *現染織アトリエKazu


2021年8月撮影

 

『旧マルヒラ菓子舗』 色内1丁目 昭和6年(1931年)*現鮨まるやま


2021年4月撮影

 

『旧運河倉庫』 色内2丁目1-20 明治23年(1890年)*小樽市観光物産プラザ・小樽市総合博物館運河館


2020年10月撮影

 

『旧安田銀行小樽支店』 色内2丁目11-1 昭和5年(1930年)


2020年10月撮影

 

『旧早川支店』 色内2丁目4-7 明治38年(1905年)*現川又商店


2020年10月撮影

 

『旧磯野商店倉庫』 色内2丁目2-14 明治39年(1906年)*現ISO


2010年10月撮影

 

『旧戸羽商店』 色内2丁目4-14 大正9年(1920年)


2020年10月撮影

 

『旧前堀商店』 色内2丁目9-22 大正8年(1919年) *現KUMON


2020年10月撮影

 

『旧横浜正金銀行小樽出張所』 色内2丁目10-1 昭和11年(1936年)*現三立機電(株)


2020年10月撮影

 

『旧橋本染物店』 色内2丁目 昭和4年(1929年)


2021年4月撮影

 

『北海製罐(株)小樽工場第3倉庫』 港町4-6 *色内町の北海製罐に合わせて


2020年10月撮影

 

『北海製罐(株)小樽工場』 色内3丁目1-2 昭和6年(1931年)


2020年10月撮影

 

『旧日本郵船(株)小樽支店』 色内3丁目7-8 明治39年(1906年)


2020年10月撮影

 

『旧渋沢倉庫』 色内3丁目3-20 明治28年(1895年)*現GOLD STONE


2020年10月撮影

 

『田中酒造店』 色内3丁目2-5 昭和2年(1927年)


2020年10月撮影

 

『旧岡部質店蔵』 色内3丁目 大正14年(1925年)


2021年4月撮影

 

『旧日本郵船(株)小樽支店 残荷倉庫』 色内3丁目7-6 明治39年(1906年)*現小樽ナトリ


2021年4月撮影

 

『旧右近倉庫』 色内3丁目10-18 明治27年(1894年)*現北一硝子倉庫


2020年10月撮影

 

『旧広海倉庫』 色内3丁目10-19 明治22年(1889年)*現北一硝子倉庫


2020年10月撮影

 

『旧増田倉庫』 色内3丁目10-19 明治36年(1903年)*現北一硝子倉庫


2020年10月撮影

 

 


「小樽市の歴史的建造物 ①」

2022-02-14 15:40:28 | 小樽市

 

始めにブログをスタートした時に参考にしたのは、「小樽の建築探訪」(1995年北海道新聞社発行)の本であった。

その後に「小樽市の歴史的建物」という文献も参考にさせていただいている。
この本は小樽市民であれば小樽市図書館で借りることが出来るが、札幌では
中央図書館で閲覧しか出来ない。

歴史的建造物の実態調査として1992年~1994年に実施され
日本建築学会北海道支部の編集により、小樽市教育委員会から1994年に発行された。

すでに歴史ある建物の約30年前の調査なので、現存している建物は半分くらいか?
また今後も取り壊しが考えられるので今回はこの文献から可能な限り記録しておきたい。

 

*町ごとに現存し撮影した建物だけ記載します
*町のコメントはwikipediaと私的所感です
*名前は1994年発行時のものです
*「小樽の建築探訪」とダブリます
*未訪問は訪問後に追加していきます
*現役個人宅は町名まで
*wikipedia、google streetview引用

 

【忍路】

小樽市西部、日本海に突き出した忍路半島とその基部に位置する。
海岸線はニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されており、景勝地が連なっており
また、山側のフルーツ街道沿いは、リンゴ、ブドウなどが栽培されている。

古くはニシン漁で栄えた。北海道民謡・江差追分にも、

「忍路高島およびもないが せめて歌棄磯谷まで」
と、地名が歌いこまれている。

1906年(明治39年)忍路村、塩谷村、桃内村、蘭島村が合併し新たに塩谷村となった。
1958年(昭和33年)塩谷村が小樽市に合併しその一部となる。

長くニシン漁で栄えたが、昭和30年(1955年)以降、ニシン水揚量が激減し、それに連れて過疎化が進んだ。

 

『旧渡辺石蔵宅』 忍路1丁目 大正期


2020年10月撮影

 

『忍路神社拝殿』 忍路1丁目 大正9年


2020年10月撮影

 

『津古丹稲荷神社本殿』 忍路1丁目 嘉永2(1849)年


2020年10月撮影

 

『北海道大学共同利用施設 忍路臨海実験所』 忍路1丁目460 大正13年(1924年)


2020年10月撮影

 

 

【塩谷】

1870年(明治3年)塩谷村が成立。
1906年(明治39年)に周辺の蘭島村、忍路村、桃内村と合併し、新たに二級町村制施行、塩谷村となる。
1958年(昭和33年)塩谷村が小樽市に合併し、その一部となる

古くから小樽市民の海水浴場として親しまれる
また国道5号線を挟み、山側にJR駅があり、登山の塩谷丸山は天狗山まで通じる。

 

『徳源寺本堂』 塩谷2丁目25-1 明治30年(1897年)


2020年10月撮影

 

『徳源寺龍神堂』 塩谷2丁目25-1 明治30年頃(1897年)


2020年10月撮影

 

【オタモイ】

塩谷海岸から東方へ進むと断崖絶壁のオタモイ海岸に続く
古くからの市民の観光地としてオタモイ遊園地があった。

遊園地閉鎖後は海岸まで車で行けたので海水浴やキャンプ、釣りやハイキングなどに利用された街である

オタモイは「砂の入り江」を意味するアイヌ語が語源。

「オタモイ遊園地」

小樽で割烹料亭「蛇の目」の経営者が、リゾート施設に着手し、1934年に開園。
演芸場や大衆食堂、遊具広場がそろい、夏は海水浴客でにぎわい、1日で数千人が訪れる人気行楽地となった。
特に人気を集めたのは、断崖に建つ高級料亭「龍宮閣」だった。
しかし、度重なる災害、火災に見舞われ悲運をたどり、計17年間ほどしか営業できないままに廃墟と化した。

オタモイ海岸周辺は1963年にニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定された。
現在は相次ぐ落石で現在はオタモイ遊園地への道は閉鎖され、海上から唯一、その姿を偲ぶことができる。

 

『龍宮閣 唐門』 オタモイ1丁目 昭和7年(1932年)


2020年10月撮影

 

 

【長橋】

東は色内、石山町、清水町、西はオタモイ、塩谷、南は旭町、緑、富岡、北は幸と接する。

1915年小樽区の町名改正に伴い、手宮裏町より長橋町、砂留町、坂本町、松山町が分立
後に、砂留町、坂本町、松山町が編入されるとともに周辺部との境界変更があり、現在の区域となる。

蘭島、余市町から小樽市内中心部に入るときに国道5号線がある長橋を通る
長橋は「ながはし」と発音される。

 

『S氏宅』 長橋 昭和2年(1927年)


2021年4月撮影

 

【清水】

清水町がある地区は小さな町が隣接している古い町で
運河や小樽水族館とも離れており坂の多い住宅地といった所か

マップで見ると「中野植物園」が目立っている。

「中野植物園」
明治41年創業の100年を超える私設植物園である
「レトロ」「ノスタルジック」の言葉に代表される不思議な感覚の植物園です。

 

『旧阿部三郎宅』 清水 大正15年(1926年)


2020年10月撮影

 

 

【末広】

末広町も清水町同様に小さな海のない南北の街である。

東側は手宮公園と小樽市総合博物館本館に面している。

末広町といえば歴史的建造物の多い函館市末広町が有名だが
小樽市の末広町も古い町だけあって町の面積にしては古い建物が
残っていた。

 

『旧日本郵船(株)支店長宅』 末広3-7 明治期


2021年4月撮影

 

『旧日本郵船(株)社宅』 末広 明治末期
『旧日本郵船(株)独身寮』 末広 明治期


2021年4月撮影

 

『S氏宅・蔵』 末広 明治36年頃(1903年)


2021年4月撮影

 

『旧大庭素彦宅・蔵』 末広 大正15年(1926年)*現総本家 日野


2021年4月撮影

 

『旧四谷宅・店舗』 末広 大正15年以前


2021年4月撮影


 

【梅ヶ枝】

小樽市は坂の街だけあってほとんどの町が坂に面している
梅ヶ枝町も小さな町の中に坂を持っており
住宅が多く建っている。

場所は清水町と末広町に挟まれた町である。

 

『K氏宅・旧K氏所有宅』 梅ヶ枝 大正2年以前


2021年4月撮影



【錦】

錦町は市内中心部により近くなり、小樽の町としては平地が多い
ゆえに住宅や商店が多く、古くからの建物が結構残っている町だ。

北運河が間近にあり敷地のほとんどを住宅クラスの建物が多い。

 

『旧梶山鉄工所』 錦4-10 


2021年4月撮影

 

『旧金子魚問屋』 錦11 昭和3~4年(1928~29年)


2021年4月撮影

 

『旧勢月菓子舗・いせや』 錦15 昭和3~4年(1928~29年)


2020年10月撮影

 

『N氏宅・蔵』 錦 明治5年(1872年)


2020年10月撮影

 

『富士の湯 住宅』 錦21 昭和初期


2020年10月撮影

 

『旧土屋質店蔵』 錦22 大正4年頃(1915年頃)


2021年4月撮影

 

 

【豊川】

豊かな川の町名だが、それは手宮川のことで清水町なんかも川の意味がありそうだ
現在は川に蓋をしたようなイメージで道路などになっている。

隣接する小さな町と同じく地元の住民じゃないと町の境界はわからなそうだ
中心を貫く薬師神社の坂には古くからの住宅がまだ残っている。


『旧米林薬店』 豊川 昭和5年(1930年)


2021年4月撮影

 

 

【石山】

JR小樽駅を出て目の前の国道5号線を左に見ると突き当りに小高い丘がある
そこは「手宮富士」という小さな低い山であるが、その北側のすそ野に広がるのが石山町である

いきおい建物は北へ下る坂に面しているのが多い
この町も古い町で木造住宅が現存している町である。


『旧立野甚蔵宅・蔵』 石山 昭和3年(1928年)


2021年4月撮影

 

『旧磯野宅』 石山 昭和3~4年(1928~29年)


2021年4月撮影

 

『旧乾家所有貸家』 石山 昭和8年(1933年頃)


2020年10月撮影

 

『旧毛利家別荘』 石山 大正初期


2021年4月撮影

 

『旧乾宅』 石山 昭和4年(1929年)


2021年4月撮影

 

『旧相馬別宅』 石山 大正11年(1922年)


2021年4月撮影

 

『旧宮岸宅』 石山 大正12年(1923年)


2021年4月撮影



【祝津】

祝津は小樽市の最北端の一角を占める町で
その海岸はニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されている

山から一気に海に降るような地形で北側は断崖絶壁で日本海がさえぎる物なしで見れる。
また小樽水族館、遊園地、いくつもの番屋、ニシン料理の食堂やリゾートホテルなど小樽市民に馴染みが深い。

 

『旧青山別邸』 祝津3丁目63 大正12年(1923年)*現旧青山別邸 小樽貴賓館


2020年10月撮影

 

『旧青山元場一、二番蔵』 祝津3丁目117 


2020年10月撮影

 

『旧茨木興八郎宅 文庫蔵』 祝津3丁目145


2020年10月撮影

 

『旧茨木興八郎宅文庫蔵』 祝津3丁目145


2020年10月撮影

 

『旧茨木興八郎番屋』 祝津3丁目145


2020年10月撮影

 

『旧茨木家中出張番屋』 祝津3丁目165 明治後期


2020年10月撮影

 

『恵美須神社本殿』 祝津3丁目161 文久3年(1863年)


2020年10月撮影

 

『旧白鳥永作番屋』 祝津3丁目191 明治10年代


2020年10月撮影

 

『旧近江家番屋』 祝津3丁目280 明治初期


2020年10月撮影

 

『旧田中家住宅』 祝津3丁目228 明治30年(1898年)*鰊御殿


2020年10月撮影

 

 

【高島】

市内中心部から祝津に行くときに通る海沿いの町で
祝津同様に山から降るような町だ。

高島漁港を擁し漁業を基幹産業としており
1940年(昭和15年)には高島町が小樽市に合併しその一部となるまで
漁村として独立した街であった。

高島町内を山~海沿いまでのバス路線があり、
大変狭い道路を走るので高島を走れたらどこでも運転できると元運転手さんが言っていたなぁ。

 

『旧高島町役場庁舎』 高島4丁目1-1 昭和10年(1935年)


2020年10月撮影

 

 

【手宮】

手宮は1880年(明治13年)北海道で最初の鉄道(のちの国鉄手宮線)が手宮-札幌間に通じ、北海道鉄道発祥の地として知られている

手宮線が廃線となった現在では、「小樽市総合博物館」を中心に小樽市の主要な歴史・文化・観光エリアの一つとなっているが古くからの人には前身の「鉄道記念館」のほうが馴染みがある
又、旧手宮線は廃線路一帯を残し観光客の散策路にもなった。


『旧手宮機関車室』 手宮1丁目3-2 昭和18年(1885年)


2020年11月撮影