京極町の閉校(小学校) 赤字はレポート済 青字は今回レポート
- 京極町立脇方小学校(1970年10月31日)
- 京極町立東花小学校(1976年)
- 京極町立更進小学校(1981年)
- 京極町立錦小学校(1981年)
- 京極町立北岡小学校(1983年)
- 京極町立南京極小学校(2017年)
「旧京極町立錦小学校」NEW
開校:明治39(1906)年
閉校:昭和56(1981)年
校舎:()年竣工
京極町錦
行ってみてわかるが京極町の閉校訪問は結構大変だ
街の東南側の山中にほとんどの閉校があるが、「抜けて次へ」が中々出来ない
なので到着したらまた幹線道路まで戻り、次の横道へ行く
その繰り返しが多いので時間がかかるのだ。
それだけに前回「旧更新小学校」と「旧北岡小学校」を済ませたのは大きかった。
旧錦小学校へはナビ「馬頭観世音」で。
実際にはその手前にある廃屋を過ぎてすぐの左側にある大き目の樹木が通学路の目印だったが……
(振り返ると右手に廃屋)
なんと通学路であるスロープ上の草刈りがされていた!
季節的に雑草が背丈までありそうなのを予測して、藪漕ぎ用の登山用ポールも用意したのだが、これは嬉しい誤算であった。
ここが通れなければ「馬頭観世音」からの私道を行かなければならず、面倒だなと思っていた
(こんな感じで畑の間を行くことになる)
すぐに校門が見えた
補修はしてあるが、やはり校門があると来たかいがあるね
同じく校庭であった場所も雑草が刈られていたので
何かに使う予定なのか
他に学校を示すものは見当たらなかったが
木製の電柱は当時の学校のためのものだろう。
見学後にグーグルマップに表記があった「錦コミュニティセンター」は解体されて空き地になっていた。
旧錦小学校は、今までの閉校の中でトップクラスの
「なぜここに学校が」の1校であった。
2024年6月29日撮影
「旧京極町立脇方小中学校」NEW
開校:明治44(1911)年
閉校:昭和45(1970)年
校舎:()年竣工
京極町脇方
旧錦小学校跡地から一度国道276号線に戻り北上する
京極町の市街地に入り道道784号線、黒橋京極線を東進する
ナビは「京極町最終処分場」である。
ワッカタサップ川を1回、2回と渡ると左に川を見ながら3回目の橋を超えると目的地の「京極最終処分場」があった。
道は施設で左右に分かれており、左側の奥にすでに大き目の石碑を見る(処分場の正面入り口横)
ここから直では行けない
そのまま左の道に進むと少しで右にスィッチバックして入る小道が現れるが
ここが「旧脇方小中学校」の通学路であった。
錦小学校で驚いたが、なんとここの緩やかな通学路スロープも
草刈りが行われていた!
(登ってから振り返る)
上がり切るとそこが「旧脇方小中学校」の校庭である
先ほど見た石碑は「最終処分場」側にあるので
車でギリギリまで近づき撮影をした
ここも草刈りがされていた。
プレートこそ無いが校門が現存している
その向こうは地面が掘削されており行けない
他の方の記録ではやはり校門の向こうが通学路であり
処分場を建設した時にでも通学路と校門を寸断する工事をしたらしい。
ちなみに「京極最終処分場」のその昔は鉄道「脇方駅」だった。
校庭の向こうに少し高くなった場所があり、石段とコンクリの煙突が見えた
このあたりに校舎があったのだろう
煙突があるなら他の物も…と思ったが、藪漕ぎになりそうだし
特に今は熊にビビッているので徒歩での行進は止めた。
「旧錦小学校」と比べて、こちらは鉱山のための集落がかつてあり
鉄道の駅もあったので学校の設立は必須だったのだろう。
京極町の「旧脇方小中学校」と「旧錦小学校」跡地は思わぬ草刈りによって簡単に見ることが出来た。
同じ人かも知れぬが非常に感謝します。
国道に戻る時に撮影
羊蹄山は畑の中の山のイメージあり
2024年6月29日撮影
※尚、「錦地区」からさらに東側に入り込む「旧東花小学校」は、もはや普通に雑草生い茂る原野のみとのレポートしか見ていないのでパスした。
ここから過去掲載
「旧京極町立更進小学校」
開校:明治41(1908)年
閉校:昭和56(1981)年
校舎:()年竣工
京極町更進
旧更進小学校へは京極町の道の駅を出て南下する
国道276号線から左折し丘に向かって登っていくが、この時期冬道と
狭い道路に一抹の不安を持つ。
だが訪問時のクリスマス近辺では除雪がしっかりなされ四輪駆動車で
なくても問題はなさそう。
ナビは「吉川英昭農場」で。
道の駅からは15分もかからなかっただろう
ナビの目的地の手前左側に大きな鉄塔があり、この下に学校があった。
旧更進小学校は貴重な木造校舎が現存していた
しかもレンガの校門には校名プレートも現存している。
中の校庭まで綺麗に除雪されていたので何かに活用されているようだ
そんなこともあり敷地内に入らずズーム撮影とした。
赤い校門と木造校舎、そして雪
もしかして古い学校校舎を見るには冬が最適なのかもしれない。
2023年12月撮影
「旧京極町立北岡小学校」
※京極町史より
開校:明治38(1905)年
閉校:昭和58(1983)年
校舎:()年竣工
京極町北岡343番地
旧北岡小学校跡地も国道276号線から左への道に入る
こちらはそう奥まで行かずに目的地である「北岡ふれあいセンター」に到着。
校舎はとうに解体され、校門やその他学校があった証は一つも見受けられなかった。
もしかしてセンターの内部に学校の写真や記念品などが
あるのかも知れないが……
奥の林の手前に石碑があるが学校とは無関係のようだ
この場所からは羊蹄山も小山の陰に頭が見えるだけ
ただ1本、ポツンとある木はシンボルツリーとして
学校の過去と現在を見てきているのだろう。
2023年12月撮影
「旧京極町立南京極小学校」
開校:1948(昭和23)年
閉校:2017(平成29)年
校舎:1948(昭和23)年竣工
京極町字川西156
羊蹄小学校から一度戻る形で道を進み、京極町に入る
ナビに出ている旧南京極小学校に着く。
学校入口に民家があるので少し気にしながら校門の直前に車を停める
ちょうど羊蹄山の全景が見えて最高のロケーションになった。
平屋の校舎と体育館は2017年の閉校らしく綺麗ですっきりとしていた
玄関がとても可愛く感じる
部外者から見るとうらやましいほどの環境に映るが
卒業生たちはどうだろうか。
2021年11月撮影