札幌・北海道のレトロ建物大好きおぢさん日記

札幌(北海道)のレトロでモダンな建物を見たり撮影するのを趣味としています。

岩見沢市の建築探訪①

2021-05-10 23:55:40 | 岩見沢市

*写真は旧岩見沢警察署

 

 

*NOは「道南・道央の建築探訪」に記載されている番号です

「南空知食糧店舗」NO-143 旧北海道銀行岩見沢支店       
       
 
所在地 岩見沢市1条東1丁目
建築年 大正14(1925)年
指定等 
開館時 *現存していません 
 
2012年のストリートビューでは、すでに現地にはマンションが建っている
昔の銀行建築にしてはおとなしめでスッキリした印象の建物に見える。
 
 
 
 
 
「岩見沢農業倉庫3号、4号」NO-144       
       
 
所在地 岩見沢市1条東2丁目
建築年 大正10(1921)年
指定等 
開館時 *現存していません
 
現在は空き地になっています レンガ造りと石造りの倉庫が並んでおり奥にも2棟の倉庫があった。
 
2012年ストリートビューより(おそらく同時に取り壊されたと思う)
 
 
 
 
 
 
「岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館」NO-145 旧岩見沢警察署       
       
 
所在地 岩見沢市7条西1丁目
建築年 昭和7(1932)年
指定等 
開館時 10:00~18:00 木曜日は13:30~18:00
休館日 水曜日、祝日の翌日
入館料 210円
 
 
 
 
 
 
道内の警察署として3番目(昭和7年)に建てられた旧岩見沢警察署を歴史的文化遺産として保存するとともに、松島正幸の絵画収蔵と常設展示および本市芸術文化振興のための新たな文化施設「岩見沢市絵画ホール・松島正幸記念館」として開館した。
 
戦前からこのような鉄筋コンクリートの建物が道内で、しかも地方都市で現存しているのは珍しく
建物の外観やロビー、天井、階段などに当時の様子を楽しむことができるとのこと。

訪問時は11月も末だったが裏手の紅葉が綺麗だった。
 
 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「旧東浄水場水井」NO-146        
       
 
所在地 岩見沢市5条東16丁目 水明公園内
 
指定等 
開館時 無し
休館日 無し
入館料 無し
 
 
 
 
 
元々は東浄水場として長く使用されてきたが昭和46年12月で使命を終えた
その後、昭和58年に岩見沢開基100年事業として公園化され身近に建物を見ることが出来た。
 
六角形の赤い屋根と白い壁の着水井室は今も変わらぬ姿を市民に見せている。
 
 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「岩見沢公園東屋」NO-147 旧牧病院住宅応接室        
       
 
所在地 岩見沢市志文町 岩見沢公園内
建築年 明治30(1897)年
指定等 
開館時 9:00~17:00(バラ園)
休館日 無し
入館料 無し
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
広大な岩見沢公園のバラ園の中に休憩所としてこの建物がある
かつては牧病院の応接室だったそうだ。
昭和62年に解体されたが平成4年に復元再建をされた。
 
茶色の軒パネルを白い縁取りで飾り、洋風の窓や照明などがお洒落である
訪問時期は11月末で冬じたくのため閉館ギリギリだった
それでもいくつかのバラが咲いていたのは嬉しかった。
 
 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「辻村家住宅」NO-148        
       
 
所在地 岩見沢市志文町 
建築年 大正2(1913)年
指定等 
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
豪雪地帯である岩見沢に2月に来たのは間違いであった
ご覧の通りの積雪で全貌はおろか洋館側の玄関を見ることも出来なかった。
 
和風側の玄関は綺麗に除雪されており関係者がされたものと思われる
御長女の辻村もと子さんが「馬追原野」などの作家として有名である。
 
出来れば秋にでも再訪してみたい建物だが、私有地と思われる奥まった場所にあるので
家人に断りが必要であろう。
 
 
2021年2月撮影
 
 
*地図は載せません
 
 
 
 
 
「国兼家住宅」NO-149 旧竹野家住宅        
       
 
所在地 岩見沢市北本町東1-1-7 
建築年 大正年間
指定等 岩見沢市有形文化財
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
大正時代に材木商であった竹野氏によって建てられた住宅。
材木商らしく秋田産の杉や檜を使用している。
 
その後、国兼氏に譲渡されたが国兼家には後に岩見沢市長と名誉市民になった人物がいる。
建物は市の有形文化財に登録された。

住宅は純和風建築で
特徴は内部、裏庭に面した和室に施された土縁付き縁側があること。
土縁とは、庭に面する場所に設けられる土足の縁側のことだそうだが、今までに見たことがなく
もし内部が見学できるなら見てみたいものだ。

裏庭は岩見沢発祥の地記念公園に面しており、四季折々の姿を堪能できそうです。
 
 
2020年11月撮影
 
 
 
 
 
 
 
「JR北海道岩見沢レールセンター」NO-150 旧北海道炭礦汽船鉄道㈱岩見沢工場材修場        
       
 
所在地 岩見沢市有明町中央 
建築年 明治32(1899)年
指定等 近代化産業遺産
開館時 一般公開はしていません
 
 
 
 
 
 
 
 
 
旧北海道炭礦汽船鉄道㈱は、その昔は石炭採掘と鉄道運輸を目的に設立された会社で、その後の明治39年に鉄道国営化の法案が成立し鉄道部門は買収された。
 
建物はL型平面のレンガ造りで、旧会社のマークである星型がはめ込まれている。
古さと重厚さを感じるこの建物は一般道路に面しており誰でも外側は見ることが出来、歴史の重みを実感できるだろう。
 
 
2020年10月撮影
 
 
 
 
 
 
<岩見沢市朝日地区>
 
「旧国鉄万字線朝日駅」 2021年2月撮影
 
 
撮影時は2月で雪が多く、旧駅舎のある公園まで入ることが出来なかった
塗装しなおした駅舎がとても綺麗なので今度は雪のない時期に来てみたい。
 
 
再訪 2021年7月撮影

今年の2月に訪問した時は積雪で近くに寄ることも出来なかったのでリベンジに

果たしてライトブルーで塗装された綺麗な駅舎だった
残念ながら内部は見れなかったが往時の写真だろうか、いろいろあったので見たいね

ホーム側には以前の電話ボックスがあり本体はもちろん無かった
それと角の窓がとてもお洒落だ

一帯は公園化しており池の中には大きな鯉がいてびっくりした
SLも常設展示しており鉄道の説明板や閉駅の碑もある。


大正8(1919)年開業  昭和60(1985)年廃止


 
 
<岩見沢市上志文地区>
 
「旧国鉄万字線上志文駅」 2021年7月撮影

 

旧万字線で朝日駅の隣駅で駅舎が残っていた
旧朝日駅のように公園化されているわけではなく、普通に通り過ぎてしまうだろう

駅舎の入口は隣家の敷地に隣接しており入ることは出来ない
廃止の碑があるが綺麗な廻りのお花はその隣家の方だろうか

ホーム側からは見ることが出来るが中には入れない
尚、ホームは少し離れた場所にあったらしい
ホームも線路も取り外したようだ。

すぐ裏にスキー場があり旧ロッジの造作が面白かったので撮影した。

大正3(1914)年開業  昭和60(1985)年廃止

 

 

 

<岩見沢市宝水地区>
 
「旧宝水小学校」 2021年7月撮影
 
かなり前に閉校したが木造体育館が残っていると聞いて行って見た
門はあるがプレートには「宝水会館」とある
いちおう車の轍があるが前に車を停めて徒歩で入る
 
最初の広場はおそらく校庭で、ここで体育や運動会とかしたのだろう
一段高くなった左手に体育館があったが校庭や敷地外からでは木々が多くて見えない
体育館の反対側の広場に校舎があったと思う
 
体育館はシャッターが新しく会館の機材とかがあるのかも
建物自体は痛みが目立ち、ガラスが割れている
中が見えたが床板が外されていた
ちなみに訪問時は雑草が腰まであり棘のある葉でチクチクと痛い思いをした
 
校庭の脇にある錆びたブランコの支柱だけが、ここが校庭ですよと証明しているようだ。


大正5(1916)年開校  昭和47(1972)年閉校

 

 

 



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