2015年11月に始まった団地の地域猫活動は、予算作りも手探りでした。猫達がどれだけご飯を食べ、費用がいくらかかるのか? 計算通りにいきません・・・
今年の4月から2期目に入り、猫の食費もわかって来たし、事務費もどれくらいか、わかるようになってきました。
1期目は、住民向け活動報告会を2回開催。 保健所、市役所から担当者が見えての報告会でした。保健所から視察1回。地域猫活動ボランティアとともに、遊歩道清掃2回。毎月一回の定例会。隔月の猫便り発行。加えて残り5匹のTNR。
ボランティアは11名、サポーター2名、賛助会員も17名と増え、団地住民からの苦情も、ほとんどありません。
置き餌をする人も、極端に減り、猫のご飯もすぐ片づける為、カラスも減って来ました。
なによりも、ボランティア達が、毎日、広範囲にわたり、猫の糞取りをしてくれていますので喜ばれています。
私がこの団地に通い始めた当初、83匹の猫を確認しました。 保護出来た30匹の猫。交通事故にあった猫。何故か、突然消えた猫など猫の思い出は沢山です。現在は、27匹の猫が地域猫に認定され、とても落ち着いています。
(子猫が居なくて寂しいね)とおっしゃる方もいますが、それまでも、産まれた全部の子猫が、団地で育っているわけではありません。 カラスに持って行かれた子猫も見ました。保健所に連れていかれた子猫も数多かったようです。 川に捨てられた子猫もいました。
今、そんな子猫の姿を見る事もなく、ゆったりと過ごす猫達を見て、この場所で地域猫活動をすすめて、本当に良かったと思えます。
その地域の住民が、猫を見守ってくれてこそ、地域猫は安心して過ごす事が出来ます。