私の顔を見るなり、近寄って来て、ミャア~と鳴き、顔を見上げた猫には、ピンクの首輪がありました。
首輪がゆるゆるになり、見るからにガリガリです。外飼いの猫でも、こんな状態になっていたら、虐待です。
触ってみると、骨がゴツン! ゴツン、ゴツン・・・・毛はボロボロになり、ふけだらけ。触っただけで抜けてしまいます。
飼われていた家を出てから、かなりの時間を放浪していたと想像出来ました。
病院に連れて行ったら、腎臓の数値が悪く、貧血、脱水・・・ほとんど食べない生活が、体に現れていました。
幸い、腎臓は急性だったようで、数値はよくなり、点滴によつて脱水も治りました。後は、美味しいご飯をたっぷり食べて、養生です。
センターや警察に迷子の届け出もなく、広範囲を探しましたが、探しているチラシもなく・・・家族として可愛がっていたのか?と疑問に思います。
飼われていた猫は、外でご飯を食べる術を知りません。首輪をつけた猫が、あきらかに、放浪しているのに、きちんとご飯をあげた人もなく、助けませんでした。
センターでは、大きな怪我もなく、疾病もない猫は引き取れません。
行き場を失って、死を迎えるだけの猫がいるのに・・・どこで暮らしたら良いのでしょう?
黒猫は、私に声をかけた、ミャア~にちなんで、ミアちゃんと名付けました。