我が家には5歳位になる、長毛黒猫ジルちゃんという保護猫がいます。
ジルちゃんは保護部屋のケージで寝る、保護部屋長女となります。
フリーにしてあげたくても、保護部屋から出て、5分程探検すると走って帰ってきます。怖いようで、保護部屋が安心する場所のようです。
次々とやってくる保護猫達を迎え、送って来ました。
夜は、夜食を出すとケージに戻って待っています。 寝る前にブラッシングだけは、癖をつけました。
ケージにカーテンをすると静かに休みます。
朝ご飯になるとケージを開けるので好きに過ごします。
超ビビリの為、抱っこをした事がありません。正面から手を出すだけで激しい威嚇とパンチが出ます。爪を切った事もありません。
幸い、ジルちゃんは元気な子です。 必死に触ろうとしましたが、ケージを駆け巡り、隙間から逃走する位、触られるのが嫌です。
子供の時に経験した虐待のトラウマがあり、人間を怖がります。
人にとってはちょっとの事でも、猫にとっては一生を左右する出来事になります。
ブラッシングも数分ですが、正面は向かず、後ろ向きの姿勢を取ります。正面から触るなんて、今後も難しいのかなあ~と思います。
でもね、今日、なんと、初めて正面から手を出して首回りや喉元を触る事が出来ました。
きゃあ~、ジルが触らせてくれたあ~と騒いでしまいそうなのを、ぐっと我慢して・・・全身を撫でました。
あまりに大人しく触らせてくれたので、今度は、具合が悪いのではないかと心配になりました。 でも、ご飯は食べているし、オシッコもウンチも出ているので、大丈夫なのかなあ。逆に心配です。
今日は、初めてジルちゃんを撫でた記念日となりました。