サイベリアン、5歳のあおくんは、3月末に預かり宅に行ってから、ずっと下痢や軟便が続きました。
体重が6キロ弱もあり、薬や爪切りをさせず、抱っこも難しいことから、細いスリム体型の預かりさんでは大変だろうと5月に我が家に移ってきました。 我が家でも一番重い子だったことから、最初はあ~重い!と思いましたよ。
我が家は優しい預かり宅と違い、スパルタですから、薬も飲めるようになり、ついでに抱っこも出来るようになりました。 調べてみたら、サイベリアンは犬のような猫らしく、頭がよく、抱っこはそもそも好きではないようです。 犬のようなら・・犬のように・・・と、教えてみたら、(ダメ)と言えばやめる。 ご飯だからケージに戻るよ、と言うと戻る。抱っこの時間!としつけてみると、そのうち、いつでも抱っこ出来る子になり、ケージから出ると真っ先に傍にきて、膝の上に来たりお腹に乗ったりの甘えん坊となりました。まさに犬のような猫でした。
お腹の緩いのは、悪戦苦闘し、やっと落ち着いてから1-2カ月経過したので、譲渡会にデビュー(10月5日)しました。 強面の大きな子ですが、譲渡会でも人にスリスリするような人好きの子で、性格の良さと顔とのギャップなのか? 譲渡会参加一回目で、里親さんが決まりました。
お届け後、環境変化などのストレスで緩い便が再発。 皮膚にも痒みが出たので病院に行って薬を処方してもらい、届けました。 幸い、改善は早かったのですが、先住猫が緑内障になったり、ドタバタして、トライアル延長したりしましたが、その後正式譲渡となりました。
ひかりくんは、少しビビりで大人しい子ですが、人がじっとしているのを見ると、飛んできて膝に乗ったり、顔を舐めたりの甘えん坊。 5キロの大きな体で抱っこを要求してくるような子ですから、一押しの子でしたが、なにしろ譲渡会ではベッドに潜って隠れたり、アピールなど出来る子ではありません。 抱っこしたいと言ってくれたら良さがわかる子なんですが、ずっと声がかからずに参加していました。 初めて抱っこ希望が入り、その大きさにもかかわらず、すがりつくような、抱きしめるような抱っこで、すぐに気にいってもらえました。
初日こそ、ケージの奥のほうに引きこもっていましたが、抱っこしてもらったら、すぐに甘えだしたようです。
2匹とも無事に正式譲渡なりましたが、どーんと甘えてくる大きな猫がいなくなって、物足りなさも感じているところへ、次々と病気の子がいて、毎日の病院通い。 寂しさもどこかへ行ってしまいました。
今は、あおくんのいた場所に、同じサイベリアンのアンちゃんがいて、あおくんを探すことはなくなりましたが、保護部屋に行くと、ひかりくんはどこ?と探してしまいます。 頭がぼんやりしているせいかな?
幸せに暮らしてくれると思うので、寂しいなんて言っていられません。