「夫と歩む出産実感」

私は４月に第一子を出産する予定で、その日を楽しみにしている。妊娠してから雑誌を読んだり、病院や区役所で行われている母親学級に参加することで、ずいぶん勉強になった。
昔は妊娠したら子どもの分まで食べるように言われたそうだが、今はそのようなことをすると太りすぎて、病気になったり難産になる可能性が高くなるそうだ。一日に三十分ぐらいあるくようにと本に書いてあるが、寒い日は無理して外に出るよりは家の床ふきなど家事をすることの方がよいそうだ。
ある病院では、出産時に夫が立ち合うというのが九割だそうだ。私が通っている病院の母親学級にも、夫と一緒に出席されている方が増えてきている。
検診の時、エコーで見るが、今ではビデオを持参すると録画してもらえる。家に帰って夫と見ることができ、出産前から父親になる自覚も少しずつできているようだ。気持ちよく父親が育児に参加できるように母親と一緒に勉強する機会が持てる現在は素晴らしいと思う。
食べ物や生活が変化している中、みんなが学ぼうとすることが大切であり、命の尊さも実感できるであろう。

中国新聞広場欄掲載　みさきっすママ