親子で川柳を投句しています。
川柳「平番」11月号が届きました。
近詠 淡路 獏眠 選
「短歌読み分かるといいな恋心」 ママ
淡路先生からのコメント
短歌(和歌)は万葉の昔から「花鳥風月」とともに恋の歌もたくさん残されている。平安時代になると、貴族階級では、恋の和歌が詠めなければ、男性はプロポーズさえできなかった。もちろん、女性は自分の態度を返歌として返すのがしきたりだった。そして、現代でも、俵万智以降、口語で恋の句はあるが、短歌にしろ川柳にしろ、読んだ相手がそれを察するか否かに掛かってくるような気がする。
「ピーマンはきらいだけれどがんばった」 次女
淡路先生からのコメント
この句を読んで思いだしたのは、昔の上司がピラフに入ったみじん切りのピーマンを全て除けて食べていた。お母さんとしては、好き嫌いのない子に育てたいのだが、個人の好みとはなかなか難しいものだと思う。「がんばった」の措辞に期待したい。
平番ワンポイントアドバイス淡路獏眠
原 「5歳児に高級ちりめん合わぬ口」 ママ
中の句の「高級ちりめん」が八音字で字余りになっています。中の句の「高級ちりめん」と上五の「5歳児」を入れ替えて、さらに「高級ちりめん」に助詞の「は」をつけて、上の句は九音字の字余りになりますが、九五五の語りとされると良いでしょう。助詞の「は」をつけないと、上の句と中の句の繋がりが悪くなります。川柳は川柳である前に日本語なのです。
添 「高級ちりめんは5歳児に合わぬ口」
課題吟「掘る」 石田 素風 選 (広島県)
「ペットがね庭の土を掘りまくる」 長男
「卒業の記念に堀ったオルゴール」 ママ
「スコップですなばをほってドロだんご」 次女
私の好きな句 (平番・平成27年10月号近詠より)飛田 陽子 推薦
「ソフトボール暑さ吹き飛ぶ応援歌」 ママ
「勇気とは強い相手に立ち向かう」 長男
「おかあさんライトもほんとあったかい」 次女
宿題「ふっくら」 若山 宗彦 選
「ふっくらと焼けているのはおいしいな」 長男
「出産後すぐ戻らないこの身体」 ママ
「パンケーキ焼きたてふっくらママの味」ママ
宿題「ダメ」 淡路 獏眠 選
「ダメなのはいいたくないよやめたいよ」 長男
「カーテンといっしょにおどるだめなんだ」 次女
「子にダメと言わない努力する保育」 ママ
「怪我をする前にダメよという配慮」 ママ
番傘各地句報 (7月句会) 森口 美羽 抄
「めがあかくなるといたいよたいへんだ」 次女
「スポーツとしょっぱいあせが出てくるよ」 長男
あんそろじー郷土誌(中国新聞)
「川柳で子の成長を記録する」 ママ
親子で投句をしていますが、長男は小学校4年生、なかなか一筋縄にはいきません。
以前は自分からすぐ教えてくれていたのですが、だんだん「また川柳?」と言われて、母としては心が折れてしまいそうになります。
これは期限ぎりぎりで私が長男をせめるように聞くからいけないのでしょう。
普通にしていてもだんだん母親がいやになってくる時期です。
ちょっと嫌がる時ではなく、嫌がってない時に聞いてみるように工夫してみようと思います。
でも、私の句を長男にぶつけてみることで普通の言葉よりオブラードに包まれて言葉のキャッチボールにはいい時もあります。
私の複雑な気持ちを長男にぶつけるだけでなく、長女も聞いて感想をくれたりします。
長男への対応を川柳を通じてみんなで考えるのです。
長男も川柳でお母さんの気持ちがわかり、川柳で返してくることもあります。
普通の言葉で返されるよりは川柳でかえってくると笑えるのでケンカになりません。
長男の川柳が聞けるように母も努力、工夫をしてみたいと思います。
子の成長を記録できるようにがんばります。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
お・ま・け
散歩の後すねるライト。
川柳「平番」11月号が届きました。
近詠 淡路 獏眠 選
「短歌読み分かるといいな恋心」 ママ
淡路先生からのコメント
短歌(和歌)は万葉の昔から「花鳥風月」とともに恋の歌もたくさん残されている。平安時代になると、貴族階級では、恋の和歌が詠めなければ、男性はプロポーズさえできなかった。もちろん、女性は自分の態度を返歌として返すのがしきたりだった。そして、現代でも、俵万智以降、口語で恋の句はあるが、短歌にしろ川柳にしろ、読んだ相手がそれを察するか否かに掛かってくるような気がする。
「ピーマンはきらいだけれどがんばった」 次女
淡路先生からのコメント
この句を読んで思いだしたのは、昔の上司がピラフに入ったみじん切りのピーマンを全て除けて食べていた。お母さんとしては、好き嫌いのない子に育てたいのだが、個人の好みとはなかなか難しいものだと思う。「がんばった」の措辞に期待したい。
平番ワンポイントアドバイス淡路獏眠
原 「5歳児に高級ちりめん合わぬ口」 ママ
中の句の「高級ちりめん」が八音字で字余りになっています。中の句の「高級ちりめん」と上五の「5歳児」を入れ替えて、さらに「高級ちりめん」に助詞の「は」をつけて、上の句は九音字の字余りになりますが、九五五の語りとされると良いでしょう。助詞の「は」をつけないと、上の句と中の句の繋がりが悪くなります。川柳は川柳である前に日本語なのです。
添 「高級ちりめんは5歳児に合わぬ口」
課題吟「掘る」 石田 素風 選 (広島県)
「ペットがね庭の土を掘りまくる」 長男
「卒業の記念に堀ったオルゴール」 ママ
「スコップですなばをほってドロだんご」 次女
私の好きな句 (平番・平成27年10月号近詠より)飛田 陽子 推薦
「ソフトボール暑さ吹き飛ぶ応援歌」 ママ
「勇気とは強い相手に立ち向かう」 長男
「おかあさんライトもほんとあったかい」 次女
宿題「ふっくら」 若山 宗彦 選
「ふっくらと焼けているのはおいしいな」 長男
「出産後すぐ戻らないこの身体」 ママ
「パンケーキ焼きたてふっくらママの味」ママ
宿題「ダメ」 淡路 獏眠 選
「ダメなのはいいたくないよやめたいよ」 長男
「カーテンといっしょにおどるだめなんだ」 次女
「子にダメと言わない努力する保育」 ママ
「怪我をする前にダメよという配慮」 ママ
番傘各地句報 (7月句会) 森口 美羽 抄
「めがあかくなるといたいよたいへんだ」 次女
「スポーツとしょっぱいあせが出てくるよ」 長男
あんそろじー郷土誌(中国新聞)
「川柳で子の成長を記録する」 ママ
親子で投句をしていますが、長男は小学校4年生、なかなか一筋縄にはいきません。
以前は自分からすぐ教えてくれていたのですが、だんだん「また川柳?」と言われて、母としては心が折れてしまいそうになります。
これは期限ぎりぎりで私が長男をせめるように聞くからいけないのでしょう。
普通にしていてもだんだん母親がいやになってくる時期です。
ちょっと嫌がる時ではなく、嫌がってない時に聞いてみるように工夫してみようと思います。
でも、私の句を長男にぶつけてみることで普通の言葉よりオブラードに包まれて言葉のキャッチボールにはいい時もあります。
私の複雑な気持ちを長男にぶつけるだけでなく、長女も聞いて感想をくれたりします。
長男への対応を川柳を通じてみんなで考えるのです。
長男も川柳でお母さんの気持ちがわかり、川柳で返してくることもあります。
普通の言葉で返されるよりは川柳でかえってくると笑えるのでケンカになりません。
長男の川柳が聞けるように母も努力、工夫をしてみたいと思います。
子の成長を記録できるようにがんばります。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
お・ま・け
散歩の後すねるライト。